ドルフィンブルー フジ、もういちど宙へ


沖縄の美ら海水族館に赴任した新米獣医の植村一也。
しかし彼は海獣課に配属になり、
その仕事はプールの掃除やイルカの餌になる魚のひれを
切り落とすといった飼育員の仕事でした。
‘自分は獣医なのに’と不満に思う一也でしたが、
そるは‘イルカのことをよく知らなければ治療も出来ない
データを見るだけの獣医ならいらない’
という福原館長の考えでした。
そしてある日突然事件は起こりました。
水族館の人気者・イルカのフジの尾びれが懐死しはじめたのです。
原因不明で、結局尾びれを切除することに。
尾びれを失ったフジはプールの隅で浮いているだけ・・
もう一度、フジを泳がせてやりたい!
そんな想いから一也がとった行動は・・?
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ストーリーも実際の出来事であれば、イルカのフジも本物。

この『フジ自身が再現』することによって
物語のリアリティーが増しています。

イルカって、本当に賢いのね~
そして、可愛いっ(*^o^*)

沖縄の青い空や、イルカ達をみてるだけで癒されました

実話であるというところも見所ではあるけれど
それ以上にイルカの泳ぐ姿に魅せられました。
本当にチャーミングに笑うし(^w^)

大好きな松山ケンイチくん(植村一也役)目当てで観たものの
最後にはすっかりフジの虜になっちゃってました★

共演の坂井真紀さんが「尊敬する女優は?と聞かれたら
フジって答えます」と言った気持ちがわかる気がします。

この物語、最終的にはフジに人工尾びれが付けられて
再び泳ぐようになるんですが
(この映画はラストがどうなるかがメインじゃないので
ここで言っちゃってもいいでしょうっ;)

そこに至るまでにはきっとフジも辛い想いもしただろうに
それを自らで見事にその当時を見せてくれるかのように
演じた訳ですから(しかも、本番になると一番いい動きをしたり
撮影の後にカメラを見て「これでいいの?」
とでも言いたげな顔をしていたらしい。)

さすが肝っ玉母ちゃん!
(フジは3頭のイルカを育てたビッグ・マザーなのだ!)

もちろん人間の役者陣だって、本当の飼育係や沖縄の人のように
あの風景に溶け込んでいて、
全てが熱く、そして優しかったです。

実話なので、ストーリーは淡々としていて観る人によっては
おもしろくないかもしれません。
ストーリーを重視するなら、ドキュメンタリーで観た方がいいかな。

でも、あの風景や水族館やフジたちに自分も会えた気になれたのは
映画ならでは

それに、あきらめないことの大切さや「人と動物」の関係、
生きる力・・
真実の物語から色んなことが見えてきます。

現在も力強く泳ぎ続けているフジ。

いつか会いに行ってみたいなぁ。





Last updated 2007.07.26 12:27:43

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