悪性リンパ腫になっちゃった!!!

悪性リンパ腫になっちゃった!!!

検査値の見方



【蛋白関連】 

TP:総蛋白 食物より摂取した蛋白質はアミノ酸に分解され、肝臓で解毒・再合成され、各組織に送り出される。
◎高蛋白血症:栄養過剰・脱水症、抗体の増加、異常蛋白の増加
◎低蛋白血症:摂取不足、蛋白漏出、蛋白合成障害、異化亢進(悪性腫瘍・重症感染症)

アルブミン:血清中の蛋白質は、アルブミンが50~70%の大半を占めその他100種類以上の蛋白質が存在。血漿浸透圧の維持。ホルモン・脂肪の輸送など

CRP:C反応性蛋白:組織の炎症や崩壊があると血中に増加する蛋白質で、あらゆる炎症のモニターとして有効で、血中のCRP濃度を知ることにより、炎症や組織障害の存在と程度を推測できる。
◎高:細菌・ウイルス感染症,悪性腫瘍,心筋梗塞
感染があると上昇

【各種酵素】

AST(GOT)
組織の障害の際に血中に逸脱する酵素のため、臨床上問題になるのは高値である。
ASTは肝細胞のほか、心筋,骨格筋などにも存在するため、肝疾患以外でも心筋,骨格筋疾患で上昇する。
◎高:肝炎,心筋梗塞

ALT(GPT)
組織の障害の際に血中に逸脱する酵素のため、臨床上問題になるのは高値である。
ALTは肝,腎のみにしか存在しないため他臓器では異常値は示さない。
◎高:脂肪肝,肝炎

LDH:乳酸脱水素酵素は生体のほとんどの組織に存在する。LDHアイソザイムにはそれぞれ臓器特異性があり,各臓器の障害に伴い、相応するアイソザイムの上昇をみる。
◎高:心筋梗塞・悪性リンパ腫・転移性肝がん
体内のいろいろな細胞が壊れたりすると上昇リンパ腫の腫瘍量を反映することもある。

γ-GTP:γ-GTPの体内分布は、肝30:膵20:肝10の順に多く、血清,尿や血球にも存在する。
◎高:急性肝炎・肝硬変

【血球算定】

WBC:白血球数 好中球,好酸球,好塩基球,リンパ球,単球の総称である。
◎高:各種感染症,血液疾患,激しい運動,ストレス
◎低:薬剤放射線治療,重篤な感染症,悪性リンパ腫

RBC:赤血球数 末梢静脈流血1mμl中の赤血球の数。細胞内に含まれるヘモグロビンによって肺で受け取った酸素を体内に供給し,体内で発生した炭酸ガスを肺で放出するガス交換を行っている。
◎高:のぼせ,鼻血、脱水
◎低:息切れ、立ちくらみ,

Hgb:血色素量(ヘモグロビン量)赤血球内に含まれる血色素の量
※RBCの高低と同じ
貧血(鉄欠乏症)の判定

PLAT:血小板数 血液凝固系の促進,血管の収縮
◎高:出血,外傷,血栓症(脳・心筋梗塞)
◎低:急性白血病,悪性貧血,肺血症


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