なんとかなるもんだあ!!上海生活!!

1)やっぱり凄いぞ!!ヨルダン人!! 



僕がたまにいくBARでBE BOPって言うのがあって。
まあ、この店の本当の偶然に入った店で詳しいことは別の機会に。

簡単に言っちゃうとBARです。
たまにライブやったりしてるBARで日本人も来てるみたいだけどね。

僕はなぜか知らないけれど常連のようになっちゃってて、
いくといつも暖かく迎えてくれます。

バーテンでジャック(もちろん中国人です)と言う名前の奴がいて、
彼は片言英語で客とコミュニケーションが取れるとっても勇気のある中国人です。

僕はいつもカウンターに座ってる。
そのほうがなんと無く店を見渡せるから。

3回目くらいの時だったかな、
そのジャックが僕に友達を紹介するって言い出した。
まさにブロークン英語で。

ちなみに僕もブロークン英語だから、
彼の英語はそういう意味においては聞きやすい。

友達を紹介するって言っても僕は中国語ができないし、
かといって申し出を断るのは失礼だし、
しかし紹介するって言っても店の中には横に座ってる大柄な
外人しかいないじゃん。

え、まさか・・・・・。これを紹介??みたいな感じ。

個人の本音としてはせっかくの紹介ならお姉ちゃんの方が格段にいいんだけど、まさかそういうことも言えないし・・・・・・・。

と思ってたら、ジャックの片言英語での説明が始まって、相手の紹介。
で、僕の紹介となって、
横の外人から僕に挨拶が始まっちゃった。

こういう時の日本人の対応って大体が及び腰になっちゃうんだよね。
言葉が分からないから引け目に感じて前に出て行けないんだよなあ。

でもこの時はアケフ(外人の名前はアケフでした)が結構アジア慣れしてて
(彼は香港の会社で6年、転勤で今は上海の総経理できてて3年になるらしい)僕のブロークンも結構聞いてくれた。


まあ、それで最初の挨拶は終わって、後はお互いの話になったんだけど、
そこでわからないのがアケフの出身国。

かれは何度何度も「ジャルダン、ジャルダン」って言うんだけど、
誰もわからない。

黒海の左半分はイラクだけど、右半分はジャルダンだとか言っても全員、
中近東の地図はどうやら頭の中に無いらしい。


と、そのときひらめいたのが「ヨルダン」だった。
Jを抜かしてよめばヨルダン、入れて読めばジャルダン。
で、やっと彼がヨルダン出身と言うことがわかり晴れて胸の内は収まった。

AKEF1
<これがMR.アケフ>

興味本位で聞いてみたらヨルダンはお酒は何歳からでも飲んでいいらしい。
(ちなみに彼はイスラム教ではないので宗教的には全然無関係。)

アケフがいうには
「俺は16歳から飲んでる。二日に一本 ジャックダニエル を空けてる。
今36歳だから二十年、飲み続けてる。総数は????????)」

ちょっと計算に時間がかかってたから僕は3650本と答えたら、
「そうだ、それだけ飲んでる」
ってかなり自慢してた。

でも彼は本当に酒が強い。

背の高いグラスに氷を少しいれて8割くらい酒を入れる。
それをまるで水割りのように飲んでしまう。
これにはびっくりした。
まあ、これが後で彼と僕との珍酒飲み大会になっちゃうんだけど。

その後彼とはBE-BOPに行く時にはお互いに連絡を取り合って、
よく一緒に飲んでた。

最近はかれは忙しいらしく香港へ行ってるのが多いみたいだけど、
それでも連絡だけは取り合ってる。

上海にきて初めてできた外人の友達。

一度一緒に日式のクラブに行った事があったけど、
その時はさすがにボトルが空くのが早くて、
さっさと切り上げてBE-BOPへ移動した。

あの飲み方で日式だと軽くBE-BOPの5倍くらいの料金になっちゃうから、財布なんてすぐに空になっちゃうもん。

酒が強いと言うのもとっても困り物。
でも気のいいアケフのおかげで寂しい夜が少し減った気がする。




ジャックダニエル
これを3650本飲んでるとは、恐るべし!!!



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