ひめあんどぴー

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~長い入院生活~その2


抗がん剤投与の方法は、点滴の中に一日に一度入れられる。
しかしとても強い薬なので、腎臓の負担を少なくするため
生理食塩水や吐き気止めを大量に点滴の中に入れるという事だ。
その後副作用で白血球が下がるので、
その回復のため、3週間待たなければならないらしい。
それを1サイクルとして、3サイクル受ける予定。
腕には点滴の管、下にはおしっこの管を入れられ、
まるで縛られたみたいで、身動きがとれず辛かった。
とにかく不安で不安で、イライラした気持を
すべて主人にぶつけてしまった。
吐き気、嘔吐、食欲不振、そのうえ精神的なダメージも大きく
本当に辛い6日間だった。
その間は食事もほとんど取れず、夜も眠れない事が多く、
もちろんお風呂には入れないし、一日に1回
トイレに起きるくらいで、ベットの中で、じーっと時が過ぎるのを待った。
腎臓への負担を知るため、点滴が始まった日から、
退院する日まで尿をコップに取って袋に入れ、
量らなければならず、面倒で嫌になってしまった。
何も考えないでトイレに行ける事は
ありがたいことなのだという事を初めて知った。



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