アインス宗谷の雑記ノート

アインス宗谷の雑記ノート

「ビッグウイング」名言集



 空港の利用者、スタッフなど、どこにでもいる人達の人生にスポットをあてながら、その人物が底抜けに明るく、おせっかいな主人公の吉川久美子に接しながら、生きる希望や意味をもう一度問い直していくという姿が描かれています。

 時に、その人物のエピソードは、久美子の知らない部分も多く描かれていて、今の私たちに欠けていて、それでいて、生きるために必要なもの、大事なものを教えてくれているような気がします。

 この物語の各回の最後に、原作者の矢島氏自身のナレーションというか、思いの言葉が綴られていますが、そのなかで、私がとくに共感できるものをここで紹介します。


 思い出を作る為に生きるのではなく 
 生きることが思い出になるのだ。
 小さな部屋にも世界がある。
 語り尽くせぬほどの輝きが交差する 
 幾つもの 涙と笑い 
 観客のいない小さな心の劇場。

 思い出という芝居を観る幸せ。
 数でも量でも大きさでもなく
 思いの深さで見る
 人生の豊かさ。

 光り輝いていた
 あの頃の姿。
 人は誰でも微笑むのに充分な
 思い出を持って生きている。
(第3巻・第3話)


 嘆けば
 すべてが
 嘆き悲しむことばかり。
 喜べば
 あらゆる刹那が
 喜びに満ちている。

 どちらも同じ人生、
 見栄など捨て 恥さえ楽しむ。
 四十路という生きる達人、
 老いるという
 喜びだってある。
(第4巻・第1話)


 何も
 起こってはいない・・・・・
 どんな悲劇や絶望の後でも
 そう思える
 風景がある。
 家族の光景がある。

 ふと気づく。
 絶望などない、
 自ら望みを
 絶っただけなのだと。

 忘れていた。
 つらいから
 見える、
 美しい心の風景もある。
(第5巻・第3話)


 何もかも
 流されていく。

 人も
 心も、

 風景も。

 「時代」という
 一言に、

 皆が
 ひざまづいて
 いく。

 冗談じゃない!

 家族と
 仕事と
 愛と
 誇り・・・

 その形は
 永久に

 人が
 人である限り
 変らない。
(第6巻・第5話)


 求め合えばこそ
 人は苦しむ
 愛し合えばこそ
 人は憎む。

 沈黙でしか
 理解し合えない心もある。
 伝わってくる
 温かさ・・・
 驚くほどの
 人の優しさ・・・
 それを弱いというなら
 人間など
 止めてしまえ。
(第7巻・第2話)


 飛べ・・・
 心よ
 空へ!

 そうしたら
 わかる。

 目の前に
 あるもの
 すべてが、

 輝いている
 ことが・・・

 見える
 ものだけに
 絶望などするな。

 生きてきた
 時間が
 翼となる。
(第18巻・第3話)

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: