バリ島・ウブドより

2010.07.02
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(6月28日、by. Ketut Kodi氏=写真上の人物)

開演前に行なわれた説明では、ワヤン・ルマー(Wayang Lemah)をもとに考案された新しい形式のワヤン・クリット(Wayang Kulit=革人形芝居)とのこと。
「ワヤン・ルマー」というのは、昼間に演じられるワヤン・クリットのことです。日本のガイドブックではワヤン・クリットは「影絵芝居」と訳されていて、英語で「Puppets Show」と訳されているのに比べると、ちょっとハズレている感じはします。

ここ数年、ワヤン・クリットに関してウブドで感じているのは、「オダラン(寺院の祭礼)でワヤン・クリットをやっても、見ている人自体が非常に少なくなった」ということです。正直なところ、危機的な人数ですらあります。
おそらく、バリ全体でも似たような状況なんじゃないかと思われます。原因は、もちろんテレビ。

今回見に行ったワヤン・ベテルは、そういった状況もあって作られたんじゃないかという気がしました。

具体的には、
ワヤン・クリットは、ダランと呼ばれる語り手が、人形の操作まで単独で行います。



ワヤンベテル2

ワヤンベテル3

若い世代や、子供たちにワヤン・クリットに親しんでもらう機会を増やしたいということでしょう。会場は、ほとんどが子供連れの観客でした。
また、内容的にも、ストーリー展開と関係ないところで、「栄養バランスの取れた食事をしましょう」とか、「衛生面に気をつけましょう」なんてことを含ませていました。

私のすぐ後ろの後ろに座っていた父子連れからは、「あれはクリシュナだよ」「あれは、ナクラとサハデーワだよ」「さっきのラクササ(怪物)があの女の人に化けたんだよ」などと説明する父親の声が聞こえてきていました。子供もけっこう質問していて、そのたびにお父さんがきちんと説明してくれて、「いい親子のコミュニケーションだな」と感心。間違いなく「尊敬される父親」でしょうね。

今回演じられたストーリーは、インドの「マハーバーラタ」から、怪力の英雄ビーマとラクササ女ヒディンバーが夫婦となったいきさつの場面でした。(後に、この夫婦から空飛ぶ豪傑ガトートカチャが生まれる)

ワヤンベテル4





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最終更新日  2010.07.02 18:39:37 コメントを書く


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