ニヨニヨ( `ー´)日記

ニヨニヨ( `ー´)日記

2話目

~新しい日常~


昼のプロンテラはとても賑やか

商人「ミルク安いよー。なんと19z!原価で販売させていただきます!」。

剣士「すいません、これ下さい^^」

商人「カプラさ~ん。これ預かってください~。」

街のいたるところに露天

よっぽど暇なのか何十人も集まりわけのわからない会話をしていたり

狩りの話やバカ話。いろんな人達の会話が流れていく

その賑やかさで1人の女アサシンのため息はかき消された

彼がいなくなってから3ヶ月はたっただろうか…

いつか会える日を信じて続けているが、本当に戻ってくるかを考えると嫌になる

何度も逃げたしたくなった

そのたびにウィスパーカードを見て思いとどまり、そして泣いていた

あの日受け取ったカードは、まだ装備には刺していない

女アサ(使っちゃえば1人でも狩りがもっと楽になるのに…)

わかってる…

でも、これを使うと2度と会えなくなるような気がして…


1人ぼっちでいつもぼーっとする場所

いつかあの人が帰ってきてくれる場所

狩りが終わって、いつもの場所へと向かう



誰かいる!

そこは広場から離れた場所で人が滅多に来る所ではなかった

女アサ(もしかしてあの人が帰ってきた!?)

期待をよそに、そこにいたのは1人の男騎士だった

私はしばらくショックで立ち止まってしまった…

男騎士「どうしたの?」

ふいの出来事に反応が遅れる

男騎士「顔色悪いけど、大丈夫?」

女アサ「あ、大丈夫です…」

男騎士「なんかあったの?俺でよかったら話くらいなら聞くけど?」

人と話すのは何日ぶりだろう

ずっと1人で狩りばかり行っていたから、そのやさしさが嬉しかった

私は男騎士に簡単に事情を話していた

男騎士「彼氏が引退ねぇ…」

女アサ「か、彼氏とかじゃなくて(汗」

男騎士「それじゃ、そいつが戻るまで俺が相方になってやるよ。どうだ?」

悪い人じゃなさそうだったから私は「よろしく」とだけ行って

軽く自己紹介だけ済ませてその日は落ちた


男騎士は毎日いつもの場所にいた

前衛同士だからミルク代がカツカツしてきたが、それ以上に毎日が楽しくなった

しかし、1つだけ不思議なところがある

それはいつ行っても男騎士はいつもの場所で待っていたのだ

さすがにリアルを聞くのはためらわれたので不思議だな~としか思っていなかった


その頃だと思う

プロンテラではある事件が起きていた

夜中に冒険者が無差別に殺されると言う事件だ

男だろうと女だろうと

果てはなりたてのノービスからオーラ騎士まで…

兵士「……というわけなので、あなたに今夜参加して頂きたい」

女アサ「わかりました」

昔男プリがいたころ、事件が起これば討伐隊に参加していた

私とペアで組んでいたこともあり、王宮側には私たちの腕前は結構知られている

そんなこともあり今回の事件の討伐隊に呼ばれた

男騎士「お前ってあいつらに呼ばれるくらいすごい奴だったんだな…」

女アサ「あれは昔の話だし、今じゃ見回りするくらいだよ^^;」

あの人がいなければ私じゃ役に立たない事もわかっていた…

女アサ「…そんなことより、早く事件解決してくれないかなぁ。怖くてゆっくり寝てられないよ」

男騎士「そうだな。あ…」

思い出したように騎士はオリデオコンと鋼鉄と損傷ダイヤと火心を渡してきた

男騎士「折っていいから火クレイモア作ってくれよ」

女アサ「おっけー」

そういうと私はBSの服に着替えた

女アサ「久しぶりだけど、大丈夫かなぁ…」

男騎士「いいからいいから。出来たら儲け。失敗しても材料はほとんどタダw」

意を決して金槌を叩き込む

カンカン

サクセス!!

ふぅー、久しぶりにレベル3武器は怖い怖い。出来てよかった~

男騎士「おぉー。おめでとー。って俺のかw」

私はお礼にとロザリーと青箱をもらった

青箱はその場で開けたが、ニンジンだった…

私には似合わないと思ったが、アクセサリーは何もなかったのでつけてみた

照れくさそうにロザリーをいじっていた

そして私はロザリーに祈っていた

(男プリさんが早く戻ってきますように…)


夜のプロンテラはとても静か

商人達は寝たまま露天をだしている

カプラさんもなんだか眠そうだ

そんな真夜中、私は殺人犯を捕まえる為に討伐隊として街中の警備をしていた

女アサ(寒くなってきたなぁ…。今日は何も起きませんように…)

コトッ

何か物音がした

後ろを振り返ってみると、眼を赤く光らせ物凄い形相で睨む何かがそこにいた

おもわず後ずさりしてしまう

人のような体。だけど人じゃない

得体の知れない「それ」は私に向かって攻撃をしてきた

女アサ(速い!)

カタールで受けきるのが精一杯。とても反撃などしている暇はない

女アサ(まずい、このままじゃ…)

軽くなった━と思った瞬間体勢をすぐに整えたそいつはまた私に向かってきた

バランスを崩していた私は足元がふらつき、前に倒れそうになる

が、それが幸いしてか攻撃は何かをかすめて避ける事が出来た

チャリーン

何かが落ちた音。地面に金属が当たったそんな音がして私と「それ」は音のした方向を向いた

そこにはロザリーが落ちていた

はっと我に返り「それ」を見た

「それ」は頭を抱え込みながらとても苦しそうにしていた

何度も何度も剣を地面に叩きつけ、断末魔の様な悲鳴を上げていた…

何が起きているのかわからず呆然と立ち尽くしていた

落ち着きを取り戻した「それ」は物凄い速さでどこかへ逃げ去っていった…
女アサ(危なかった…。なんだったんだ?)

足元に何か当たった

拾い上げてみると、何かの破片だった

女アサ(鉄?まぁあれだけ派手に叩けばそりゃ壊れるよね)

チェーンの切れたロザリーを拾い、なぜかその破片も一緒にポケットにしまった…

忘れたかった。あまりにも怖くて、死んでしまうとさえ感じた

恐怖心だけが残り私はなかなか寝付けなかった




つづく

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