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今日はあまりにも天気が良く、芭蕉翁ではありませんが、そぞろ神の物につきて心を狂わせらるる心地して、ふらりと目指すは奈良公園。観光客や散策家族の多い人寄り場所を尻目に、春日の奥へ奥へと歩をあゆませる。 奥山に紅葉踏み分け鳴く鹿の~♪と詠んでも見事に知らぬ顔して草を食む神の使いたち。しかとかよ!そう言えば 奥山に紅葉踏み分け鳴く蛍なんて戯れ歌があったよな。下の句を思い出そうと懸命になってたら、木の根につまずいてまろびそうになり、お陰でふっと浮かんだ。 しかとは見えぬ杣のともし火曾呂利新左衛門だか細川幽斎だかが太閤様を喜ばせたとかいう逸話。 そうそう、今日は旧友を訪ねるような心持ちで飛火野に来たのでした。あの楓にもう一度会いたい!あの楓って? 二年前に見つけた素晴らしい楓。これです。 飛火野は広い野原の果てに林があり、それを越えるとまた野原があり・・・と変化に富んだ所です。林の中に分け入ってもすぐに行き止まりになってしまったり。それが小さな冒険のようで面白いのです。林の中でいきなり鹿に出っくわしたりね。 だいぶ歩き回って、やっと見つけたと思ったら、それは数十メートル先。今来た林を下って小さな流れを渡り再び隣の林を登らねばなりません。その辺りは特に早く陽が翳ります。十分もかからないかも知れませんが、対面しても翳っていては嬉しさも半減。今日は諦めて出直すことにしました。とは言っても、次回必ず行き着けるとは限らないところが冒険の所以なのです。
2008年11月26日
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長らくご無沙汰しておりました。これといった話題がなかったので、人様のブログを読ませてもらうだけの日々でした。さて、 今、話題の「RED CLIFF」を観て来ました。一言で言って観応えのある、贅沢な映画です。 歴史の教科書にも出て来た「赤壁の戦い」の前夜を、CGも駆使して大スペクタクルで描いた痛快(娯楽)映画です。そこはそれ、小説や劇画にすれば膨大な中身の話です、ただのアクション映画ではすまされません。何といっても深い人間ドラマが戦さや権謀術数の間に展開していきます。 戦闘シーンでは、今までに見たこともない超現実的な映像が次から次へと繰り広げられます。とは言っても、「300<スリーハンドレッド>」をご覧になった方なら、それほど驚かれない特殊撮影ではありますが。それにしても、九官八卦の陣は迫力ありました。 ここで正直に告白しますと、私はいかなる三国志に関する本もかつて読んだことはありません。漫画?はおろかゲームさえやったことがありません。大学入試に世界史をとったので中国史は一応勉強しましたが、もうほとんど忘れています。授業で漢文を教えましたが、三国志は教科書に殆ど出てきません。 先日、「その時 歴史が動いた」で40分でわかる三国志なるものをやっていて、それを観たのが、昨日この映画を観に行くきっかけとなったと言っても過言ではないのです。ただそれだけでは心細いので(その番組の内容もしっかり覚えているわけではなく)、早目に映画館に行って、珍しくもパンフレットを購入し、必死で予習しました(笑) パンフの1ページ目に「老若男女を問わず、「三国志」を知らない者も楽しめるエンタテインメント大作」とある一節を信じて臨みましたが、まさにその言葉に偽りはなく、三国志オンチの私でも充分楽しむことが出来ました。
2008年11月09日
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