つれづれ浮世草
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私にとっては生まれて初めての本格的な吟行、先週生國魂(いくたま)神社で開催されました。当日何も浮かばなくて焦るのも嫌なので、一度下見に行って3句ほど作っておきました。これは誰でもよくすることらしいです。さて当日は夏が戻ったかと思うぐらいの好天気、秋うららなんて言ってる場合じゃないぐらいの暑さで。しかも神社、当然蚊も湧き出ますわ。あちこち刺され、痒いのなんの。2、3句ひねって、痒み止めの薬を買いに一旦退散。ついでに昼食。薬を買って箱から出そうとした時点で痒みが完全に治まっていることに気付きました。必死になる必要なんてなかったというのは結果論。もしずっと痒かったら、句会どころではなかったんだから。で、当日3句出したうちの1句が「秋の蚊にしこたま刺され初吟行」体験そのまま、でも大きな落とし穴がありました。先生はもちろん、何人かの参加者からも「初吟行」は新年の季語だとの指摘が。そうでした、やってしまいました^^; でも、先生は「しこたま」という言葉が面白いとこの句を特選に選んでくれて(特選は3名)ささやかな賞品まで頂いてしまいました。蚊に刺されたお陰です。緊張したけど楽しい1日でした。
2022年10月19日
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