magnolia

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駆け抜けていく光
逃げてゆく夜

私は眼を覚まし
窓の外を見つめる
冬に光は満ちれど
なにも出来ず立ち尽くす私がいる

遠い日の記憶を想う
微睡みの底
君の面影
陽射しが君の頬を照らしていた

今はいない
今はない時間
繰り返される昼夜

私が望むものは
なにもない

居座る光
姿を消した夜
浮いては沈む、心

抜け殻の部屋で
再び香りが戻ることを願う
木蓮の香り
その花
今はもう、ない
枯れ落ち、冬の景色を彩るだけ

逃げてゆく光
全てを支配する夜

私が望むものは
ただ一つ





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