12月    (38w1d-出産)

女の子 ululani 妊婦りん日誌 2004年12月 べべ殿


'04.12.06 Mon 晴 (最高気温?℃) 【38w4d】
午前8時43分、3,354g、51cm、胸囲・頭囲35.0cm
母子とも無事、男の子が生まれました(*^-^*)
12月5日の午前4時頃からガマンの出来ない腹部の痛みに襲われ、
取り敢えず時計とにらめっこをし、『10分間隔かも知れない』と思い
病院に電話・・・しかし、陣痛の間隔というよりも、その陣痛自体の
痛みの時間がまだまだ、むらがあったため、ちょっと待つことになりました

痛みで完全な睡眠は取れず、うとうとしながらも痛みで目が覚め
どうしたものかと、気づくともうすっかり夜も8時・・・その間、殿とメールで
やりとりは出来てた 殿は心配で仕方がなかったらしく、最終の電車で来ることになった

私はもうガマンの限界!ってなワケで、病院に電話・・・一応入院の準備も
しながらママリンに車で連れてって貰った 車で5分かからない場所に病院があって助かった(-。-;)

早速、陣痛の間隔、張りの具合を調べて貰ったところ、結構なところまでいっていたようで
『随分とガマンしましたね・・・もう10分間隔どころではないですよ 張りもMAXですよ~』と
ビックリされちゃいました その後、トイレにて浣腸(ごめんなさい)
分娩台に横たわってました ママリンがちょこちょこと顔を出してたけれど本当は
恐かったようだったよ 苦しんでいる私の姿を見るのも可哀想でイヤだったって言ってたっけ(^◇^;)
後から友達も様子を見に来てくれた 彼女も見てるのが辛かったらしい

最終電車で来る殿をママリンが駅まで迎えに行ってくれました
病院に着いたのが夜10時半過ぎ・・・それから殿はずっと付き添ってくれました

お店が終わり、パパリンも来てくれた・・・でもね、こんなおっ広げた姿で分娩台に横たわって
いるところ・・・しかも時々看護婦さんが来て子宮の様子を見に来てくれてるのに
そんな中、パパリンになんて居て欲しくない ママリンが顔を出した時に『来ないでって言って』と
お願いしておいた もちろん、ちゃんと理由も伝えた

無痛分娩をお願いしていた 結構なところまでいかないと麻酔は打ってくれないらしく・・・
ちょうど夜中の12時頃、子宮口が7cmほど開いてきて担当の先生が来てくれた やっとこ麻酔を打ってくれるらしい
いやいや、しかし、こんなに陣痛が痛いものかと思わなかった・・・お腹も痛いけれど
腰の痛みが相当だった 割れるかと思ったよ 

大きなお腹なのに背中を思い切り丸めて背中を向けて注射を打って貰わないとならない
この体勢はかなりキツイ・・・更に陣痛も来てるから、こりゃ大変
麻酔の注射もかなり痛かった ちょっとこれにはビックリした チューブを入れて貰うのね

その後暫くすると、口が利けるほどの痛みになった
麻酔が効いている時間は約1時間 本当に1時間経つと切れて気が狂うほど痛みが襲ってきた

最初の麻酔を打って貰った時、『何時頃に産まれますかねぇ?』と聞いてみた
『約1時間に1cm、子宮口が開くと考えて夜中の3時頃なんじゃないかと思いますよ』
なんて言われて、時計をみてばかり 麻酔が切れて痛みが襲い、何度もナースコール

もうすっかり夜中の3時も過ぎ、看護婦さんに『まだまだですか?』って聞いてみた
看護婦さんの返答は『どうやら回旋し過ぎちゃったようで・・・1回転半しちゃったみたい・・・』と
話によると骨盤が随分と開いて回りすぎたとか・・・そんな事ってあるのか?w(`□´;)w
だから腰の方が強烈に痛い・・・と

何時頃か・・・すっかり忘れてしまったけれど、いきみたい気持ちになってきた
まだですよ~と言われつつも、少し練習してみましょうと言われてやってみた
いきんだ方が体的には楽なような感じだった

仰向けではいられないほどの痛みになってきて横に向いてみたり・・・
殿はずっと腰をさすってくれていた 殿も全然寝てないのに・・・大変だろうに(T^T)
何度もお茶を飲ませてくれてた ありがたい

最終的には麻酔はしないと言われてた いきむのに感覚が掴めないからだとか・・・
強烈な痛みに何時間耐えたんだろうか(-"-;) 何度も何度もいきんでも
赤ちゃんは降りてこない どうやら私の呼吸の仕方にも問題があるらしい
いきみ方もうまく出来ない状態 もう痛みでパニック 鼻から酸素を貰い何度も何度もいきむ
『何度いきんだら終わるんだろう』と朦朧としながらも思ってたっけ

先生の声が耳に入らず、頭の上の方から殿の声が聞こえる
『口で呼吸しちゃダメだよ、鼻で吸って口で吐くんだよ~』と 殿も一生懸命だった
不思議と殿の声は良く聞こえる・・・ちゃんと気づける
目をつむっていきむと目の周りの毛細血管が切れるらしく、後で大変な事になるって事でか
『目を見開いて、おへその方を見ながらいきんでくださいね~、はい、上手ですよ~』なんて言われながら

もうすっかり夜も明けて、朝も8時頃になり、体力の限界・・・意識も遠くなりつつ・・・
『エライね~、こんな状態だと赤ちゃんも疲れていいはずなのに、お腹の赤ちゃんは元気に頑張ってるよ~
お母さんも、頑張らないとね』って言われちゃったよ でも、もう頑張れない・・・
つい口から出てしまった言葉は『もう・・・ダメです・・・』
先生が来てくれ『そろそろ出した方がいいなぁ~』と 
それまで周りにいたスタッフは先生を含め3人だったはず・・・気づくとドドド~っと6人ほどになっていた
あれよあれよと言う間に、足にはカバーをつけられ、うでには何だかはめられて
誰か一人私の上に乗ってきた・・・『え?w(`□´;)w』
赤ちゃんが降りて来れないようなので、力を借りることになったらしい・・・

様子からして、『あぁ、切開するんだなぁ~』と、ぼ~っと思いつつ力を振り絞る 叫びに近い声も出る出る
何度いきんだろう・・・出てきたよ~やっとこ出てきたよ~ 切開した時の痛みは全然気づかなかった

へその緒は殿が切ったようだよ 殿は立ち会いはしないって言っていたのに
結局立ち会うハメになったよ(^◇^;) でも、殿がいてくれて良かった・・・本当に良かった ありがとう

産まれたばかりの赤ちゃんを寝ながら抱かせて貰った
本当はここで感動の涙でも流さないとならなかったのかも知れないが
残念な事に『感動』はしてなかった私・・・ただただ『終わった・・・あぁ、終わった・・・』と
安堵感でいっぱいだった その後、なかなか取れずにいた胎盤を剥がして貰い
切開した部分を塗って貰った・・・すっかり睡魔に襲われていたっけ

産まれた直後

その後完全に麻酔が切れたせいか、強烈な寒気に襲われた
歯がかみ合わない・・・マンガじゃないけどガタガタ・・・話も出来ない状態
看護婦さんにお布団を3枚ほどかけてもらった・・・それでも寒ければ電気毛布を入れますねって
言われていたけれど、少し寝たようだった うつらうつらし約2時間後 病室に戻った

驚くほどに体が動かない 一つの命をこの世に送り出したのだから、体はボロボロに違いない
病室のベッドでは殿が寝ていた・・・一緒に横になったのは良いけれど、痛みで眠れない
切開した部分の痛み、後陣痛の痛み・・・痔の痛みだった うぅぅ

それでも、ウトウトし、何時間後かには殿と一緒に新生児室の赤ちゃんを見に行った
可愛くて嬉しくて涙が溢れて来ちゃいました 産んだ直後には全然涙なんて出なかったのに

出産って凄いな・・・自分で言うのもなんだけど・・・凄いの一言だよ
一度死んだような気分だよ ご褒美は可愛い赤ちゃん(^ー^*)
嬉しくて仕方がないけれど、しばらく出産はしたくない・・・(^◇^;)








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