14.終わりに



よく不妊治療で見事妊娠した芸能人が「不妊の本を出版」なんて話を耳にする。
私はあまりそういうのは好きではない。
いつも必ず『もっと大変な人もいる』と思っているからだ。

我が家の場合、不妊は私側に原因があった。
だから痛くても辛くても我慢できた・・・っていうか我慢するしかない。

男性不妊の夫を持った場合はもっと大変だと思う。
世間では、赤ちゃんが出来ないのは何故か『女性の側に問題』と思われがち。
そんな時でも
「私じゃなくて、夫のせいなのよ!」
と叫ぶのも難しい。
そして
‘あなたのせいで、私がこんなに痛い思いをするのよ!’
と思っても、苛立つ気持ちを押し殺さなければいけない。

流産・その他、大切な赤ちゃんを失った人も多いだろう。
『あったものがなくなる』
私には想像のつかないショックだと思う。

私はたった1回の体外受精で見事妊娠し、現在の7ヶ月までなんとか来られた。
ここに至るまで、信頼できる医者・病院にもめぐり会えたし、夫も協力的だった。
かなり恵まれた方だと思う。

「不妊の本を出版」まではいかないが、何故か、私もHPに自分が経験した事をまとめようと思った。
なんでだろう・・・

私より辛い経験をした人には反感を買うかも知れない。
だけど、
私と同じ精神状態の人、これから体外受精をしようとする人、
他の人の不妊治療が知りたい人、とにかく情報が欲しい人・・・etc・・・

‘誰かの役には立てるかもしれない’

こんなことがよぎったからだ。

細かい情報などは書いていないが、その時々の治療を通して感じた『心の黒い部分』は余す所無く表現した。

「そうそう、私もそうだよ」
そう思っていただけることがあれば嬉しく思う。

子供を望んでいる全ての夫婦が赤ちゃんを授かれますように

***** 読んでくれてありがと 終わり *****

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