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2009.01.07
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カテゴリ: カテゴリ未分類
年末、ブログでお世話になっている、アニマルライツとベジタリアン大先輩の ふぐ太郎さん
ちょっと遅くなりましたが、こちらでもご紹介させていただきます。


愛護センターに繰り返し来る、命を捨てるリピーターって、一体なんなんだろう。
捨てた端から、別の命を引き取ろうかって言える神経って・・?

あまりにも『ショッキングで見せられないこと』をして、臭いものに蓋をするように社会から隠している。
大石成道さん はその現状を写真という形で皆に見せてくれているが。
捨てに来た人には、見学を義務付ける。それぐらいしてもいいんじゃないかな?
仮に、子供にはショックすぎて悪い影響が出る云々言うなら、見学の年齢制限を設ければ良い。



以前、「肉が食べれない」という友達がいた。その理由を尋ねたら、「小さい頃、お肉屋さんを覗いたら、牛が天井からぶら下がっててとてもショックだった。それがトラウマの様になってお肉が食べれなくなった。」と、その経験をとても恨んでいた。
思わず言ってしまった。
「子供のときに真相を知れたお蔭で、むやみに肉食せず(殺さず)に済んでラッキーだったね。。。」
(肉食が全ていけないとは思っていない。やたらと工場の様に命を消費すること(食肉産業のあり方、需要と供給の両面から)に違和感があるので、私は肉食を止めている)


昨年、中川こうじさんの写真展がきっかけで知り合った、金沢の猫の避妊と去勢の会の桐畑さんという方がいらっしゃる。彼女は、地域猫活動を行うと同時に、子供の頃から知る事の大切さを思い、幼稚園/保育園や小中学校の生徒さんに紙芝居を使って命の大切さを話す活動をされている。「共命鳥」と「共に生命 嫌い?ボクのこと」という2つのお話。
両方とも、命を大切に、共生しようよ、というテーマのお話です。とってもシンプルで当たり前のメッセージ。
まだHPが無いので(現在作成中)紹介できないのが残念です。


私も、私に出来る事を、継続的にやっていきたいと思います。


話はそれましたが、下に、 wan lifeさん からご許可いただき転載いたしました。
掲載もとの毎日新聞のサイトには現在記事はないので、元記事へのリンクしていません。


 *   *   *   *   *   *   *   *   *   *  

以前、wan lifeのレスキューを取り上げて下さいました、毎日新聞に掲載されている森絵都さんの『君と一緒に生きよう』
森さんの連載が2008年9月19日で最終回となりました。

最終回は森さん自ら処分場を訪れ、目にされた事が記事になっています。

以下、森さんの許可を得て転載致します。





*** 君と一緒に生きよう ~最終回~ ***

『救われない命たち』 

8月の末、私はこの連載最後の取材として某施設を訪ねた。捨て犬や迷い犬が収容されるセンター、俗にいう保健所だ。

人との出会いで救われた犬の話を伝えつづけた1年だった。が、それはごくごくひと握りの幸運な例にすぎず、大多数の捨て犬は救済を待てずに死んでいく。その現実に直面しつづけた1年でもあった。

私はもう1年前のように単純な気持ちで、犬との生活を人様に勧められない。簡単に犬を飼う人は簡単に捨てる。飲み物に毛が入るから、との理由で犬を手放す飼い主がいる。不妊手術をしていない飼い犬に何度も子犬を産ませ、そのたびにセンターへ持ちこむリピーターがいる。そんな話を聞きすぎた。

人間の気まぐれで飼われ、捨てられ、センターへ収容された犬はどうなるのか?

最後にそれを伝えてこの連載をしめくくりたい。

犬の不幸を書くのはつらい。読むのもつらいと思う。無理強いはできない。けれど、できれば目をそらさないでください。これは遠い世界の惨事ではなく、私たちの社会の片隅に常にある茶飯事なのだから。

その建物は人気のない土地にひっそりとあった。足を踏み入れると、敷地内の空気は重かった。これは私の感傷のせいかもしれない。

午前9時半、センター職員の案内で犬の収容場所へ通された。どうか、いませんように。祈りもむなしく、檻(おり)の中には多くの犬がいた。恐怖で表情を失っている犬。所在なげに徘徊(はいかい)している犬。尾を振り寄ってくる犬。その多くは飼い主に捨てられた犬たちだ。中には首輪をつけた迷い犬もいるけれど、飼い主が現れる犬は全体の2パーセント程度にすぎないという。

だから、死んでしまうのだろう。今日ここにいる犬たちも、飼い主が迎えにくると信じたいけれど、そう信じて救われるのは私だけだ。実際問題、彼らは数日後に葬られる。その現実を噛(か)みしめながら、1頭1頭の姿を瞳に刻んでいく。

歩みを進めるにつれ、檻の中にいる犬たちに残された時間は減っていく。収容されたばかりの犬は一番手前の部屋に入れられ、日を追うごとに奥へ、奥へと移動させられるのだ。収容期間は自治体によって異なるが、最も奥の部屋へ行きついたその日が彼らの命の果てるときだ。

奥へと進むほどに私の足も重くなる。鼓動も速まる。殺処分の時刻が近づいていた。

犬の保護に携わる方々のお陰で今回は特別に許可が下りたが、通常、殺処分の現場へ部外者は立ち入れない。どこのセンターでも見学できるのは死の一歩手前までだ。理由は「規則だから」の一点張りで、なぜそのような規則があるのかと尋ねたところ、「あまりにもショッキングで見せられないため」との声も返ってきた。「あまりにもショッキング」な方法で犬たちは殺されているわけである。

その日、処分対象の成犬は12頭いた。どの犬も元気で若々しく、毛並みもきれいで飼い犬となんら変わらない。彼らだって捨てられるまでは誰かに飼われていたのだ。今、この瞬間も飼い主が迎えにくるのを待っているかもしれない。

しかし、迎えは現れない。死へ直結する最後の部屋にいた彼らは、リモート操作で動く壁により、否(いや)応なしに通路へ追われていく。

最後までいやがり、逃げまわっている白い犬がいた。白熊(しろくま)みたいにもこもことした中型犬。人懐っこそうなその犬も、ついには通路へ追いやられた。今度は通路の壁が動き、12頭をガス室へと誘導する。人の手を一切介することなく、彼らは処刑場に収納された。

ガス室はステンレス製の四角い箱型で、側面にはのぞき窓がついている。その窓から見える12頭は皆、ひどく混乱しておろおろとしている。ここはどこ? 何が始まるの? 恐怖と不安で息が荒い。

炭酸ガスの注入が始まると、ますますその息は荒くなる。そして彼らはがくがくと痙攣(けいれん)を始める。1頭、また1頭と倒れていく中で、さっきの白い犬が窓ガラスを隔てた私たちの存在に気づいた。助けを求めるようにやってくる。最後の力をふりしぼって窓ガラスに前脚をかける。目が合った。死にたくないと全力で訴えている目。

ごめんね。私には心で謝るしかできなかった。ごめんね。助けてあげられない。あなたの名前もわからないから、誰にも伝えてあげられない。

これだけ鮮明な死を前にして何もしないのは、私が殺しているのも同然だ。そう思いながら犬たちの絶命を見届けた。

炭酸ガスの注入から数分後には、どの犬も動きをなくしていた。苦しみ、あえぎながらみんな死んでしまった。

「なぜせめて安楽死をさせてやれないんだろうね」

殺処分から十数分後、職員のひとりがガス室に入り、12頭の臨終を確認していった。1頭1頭きれいに横たえ、両手を合わせるその目は濡(ぬ)れていた。

「毎回、涙が出る」

多い日には30頭以上が処分を受けるという。それが日本各地のセンターで毎朝くりかえされている。一方でペット産業は大いに栄え、インターネットのオークションでは1円から犬が取引されている。

この社会は果たして健全だろうか。私たちは子供に「命を大切にしましょう」と言えるのか。

生きたい。そう叫んでいた犬の瞳を脳裏に焼きつけ、今後も考えつづけたい。





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最終更新日  2009.01.07 18:39:51


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