松代健のHP!!

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2章~少女を求めて~


そう、あの船着場のおじいさんの言葉でだった。
伊藤「そっそんな・・・。」
むーは思いっきりおじいさんに飛び掛り、胸ぐらをつかんで怒鳴った。
むー「ふざけるなオヤジ!何故無理なんだ。喧嘩売っているのか!?」
おじいさん「フォッフォッフォ。年寄りはいたわるもんじゃよ。」
おじいさんはむーが怒っているのにもビビリもせず平然と返した。
再び長い沈黙が流れた。いきなりおじいさんが喋りだした。
おじいさん「何故マーベリー諸島に行く理由がある?行って何するのじゃ。」
冠「暗黒城に入るためです。暗黒城に囚われている人々を助けるためです。」
おじいさん「暗黒城?お前らどうかなっとる・・・。この熱帯地で頭を可笑しくしたんじゃないのか?」
伊藤「可笑しくなっていません。本気ですよ。この冠さん、むーさんの親も囚われているために旅しているのです。」
その時、おじいさんとむーはあることを思っていた。

おじいさん(むー?どっかで聞いたことがある・・・。顔も見たことがあるような。気のせいか。)
むー(このオヤジ・・・どっかで見た顔だ。何処で見たのだろうか。)

おじいさん「まぁ~いい。お前ら。そんなに暗黒城に入りたいのなら証拠を見せろ。」
伊藤「証拠?」   おじいさん「何故暗黒城に入る必要があるかをわしに教えろ。」
伊藤「冠さん冠さん。あの像を見せたらどうでしょうか?」
冠は頷いておじいさんに蛇の像を見せた。
冠「これは暗黒城に入るための鍵みたいなものです。これの他に7つの像があります。その他の7つを全て集めて暗黒城の門にある、くぼみに全てはめ込めば開くのです。
そしてその中の一つの像がマーベリー諸島にある可能性があるのです。」
冠はそう話、伊藤は3度頷いた。
おじいさんは首をかしげながら言った。
おじいさん「ふむ。だがな、その像の事は嘘かもしれん。それにお前らは暗黒城の兵士でマーベリー諸島を征服しようとたくらんでいるかもしれんしな。この証拠じゃ無理じゃ。」
伊藤「そっそんな・・・。」
二人が必死に説得している中、むーは一人黙って考えていた。
その時むーの頭の中である声がした。

???((夢有よ。夢有よ。私だ。))
むー((親父か・・・。何だ?こんな時に。))
友樹((あのおじいさんだが、どっかで見覚えがあると思わんか?))
むー((あぁ。どっかで見た覚えが・・・。))
友樹((そいつは昔私の城の兵士じゃった。))
むー((まっまさか・・・。あのオヤジ、俺の部屋の番人だった人!?))
友樹((そうだよ。仲が良かったものだ・・・。その事を言ってみてはどうかな?))
むー((しょうがないな。やって見るかな。いつかお前を助ける。待っていろよ。))

そして、むーはおじいさんに話した。
むー「オヤジ!思い出したぞ・・・。お前、昔のEND城の兵士だっただろ。」
おじいさん「そうじゃが・・・何か??・・・・・・・・・・・・・・ああぁぁ!」
むー「思い出したか?俺の名前は平山 夢有だよ。覚えているだろ?」
おじいさん「覚えてますとも!覚えてますとも!わしがむー様の子守をしていた。」
むー「そうだ。だから俺からも頼む。お願いだ!船を貸してくれ。」
冠と伊藤はコソコソ喋っていた。
冠「要するにむーさんとそのおじいさんは知り合いか。」
伊藤「そういうことですね。」
おじいさん「むー様が言うのならしょうがない。いいだろう。船を貸してやろう。」
そう言ってまたすぐ言葉を付け加えた。
おじいさん「だが、この船を操縦するには相当な技術がいるのじゃ。そのためにはある少女がいなければ操縦できない。わしの孫娘なのじゃ。」
伊藤「その孫娘とは?」   冠「誰ですか?」
おじいさん「ディズニー・美喜(みき)と言う名前の子じゃ。その子は大きい塔の主なのじゃ。その塔の最上階にいると言われておる。」
むー「オヤジの孫娘ね・・・。その塔とやらはどこへ?」
伊藤「あの大きな塔ですよ。確かアミー塔って言う名前ですよ。」
伊藤は振り向きながら今歩いてきた道の真逆の方を指差しながら話していた。
おじいさん「わしの記憶だが、美喜がある像も守っていたそうだ。」
冠「たぶん入るための塔だろうな。」
むー「オヤジありがとう。また会えたら会おうな。」
おじいさん「あぁ。お父さんを助けるのじゃぞ。」
むーは手を振り、塔へ向かって歩いていった。

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