BAERMANはといえば、快調そのもので、「YOU DON'T KNOW WHAT LOVE IS」や「NEFERTITI」では深く沈みこむ叙情性やを、ケニー・バロン「518」のようなアップテンポの曲では疾走感、スパークする感じが出ていてなかなか聴かせるのです。 前作はロン・カーター、ベン・ライリーをサイドメンに迎えた作品で本人に注文をオーダー済みなのですが、こちらの入荷も今から楽しみです。
hello masaki, thank you for purchasing my cd ,hope you've received it and are enjoying the music! i think you are the first person from japan to have purchased one of my cds! if you like it, please tell your friends. perhaps i will someday soon be playing in japan - that would be great.
let me know if you'd like to hear from me if that happens.
best wishes, nate birkey このCD2ヶ月以上前から情報はキャッチしていたのですが、一昨日ようやく入手致しました。 「電車で轟」のfunky-alligatorさんが買った動機と同じく、私もSEAMUS BLAKE 目当てでした。 そしてこの作品、いつになくSEAMUSのストレートなプレイを耳にする事が出来るのです。 若手新御三家、マーク・ターナー、クリス・チーク、シーマス・ブレイク(ちなみに90年代御三家はジュシア、ポッター、アレキサンダー、70年代御三家はブレッカー、リーブマン、グロスマンかな?)の中で最も分かりやすくストレートな吹奏をしてくれるシーマスでありますが、この作品ではとりわけ選曲にもよるのだろうけどブルックリン派独特の揺らぎ感のある浮遊調のサウンドが薄れいつになく分かりやすいフレーズを多用しているのを感じる。 1曲目がなんてったってショーターの「BLUES A LA CARTE」ですからね。 最近ではイタリアのSPLASC(H)から出た作品でのマーク・ターナーやもうじきFSNTからリリースされるクリス・チークのリーダーアルバムも、以前より皆、分かりやすいフレーズを多用しているのが傾向としてあり、彼らの間で少し音楽的に新しい動きがあるのか、気になってしょうがない。 シーマスのテナーサックスの高域から超高域にかけて、フラジオで巧みなフレーズをあやつる技量はいつ聴いても素晴らしいものがある。 もちろん、60年代のジャズではないので必要以上に熱くなったり、情感を込めたりする事はない。そこは現代のジャズメン、表現領域にある一定の線引きがなされていて根幹にはスタイリッシュ、クールネスといったものが流れている。 そのレベルがこの作品に関して、少し60年代のほうへベクトルが、ぶれているといえばよいだろうか? この作品のリーダー、CHRIS HIGGINBOTTOMは1977年ロンドン生まれで、11歳でドラムを初め2002年の秋にNYへやって来た。 バードランド、ブルースアレイ、ディアヘッドインなどの店に出演、ゲイリー・バーツ、エリック・ルイス、マーク・マーフィー、イングリッド・ジェンセンらと共演したことがある。 作曲もよくする若手有望株のドラマーだと思う。 アーロン・ゴールドバーグはピアノとフェンダーローズを曲によって使い分けるが相変わらずカッコいいピアノを弾いている。 「THE SORCERER」でのソロなんて、本家本元ハービーよりハンコックを感じさせる? 現代若手ミュージシャンによるワンホーンものを何かお探しの方には今旬の一枚としてお薦めしたい。 CHRIS HIGGINBOTTOM(DS)SEAMUS BLAKE(TS,SS)AARON GOLDBERG(P)ORLANDO LE FLEMING(B) 録音は2004年8月11日