おばはんの体育な日々

おばはんの体育な日々

第16回東山36峰MM(09)

第16回 東山三十六峰マウンテンマラソン


 <日時> 平成21年12月13日(日) だいたい曇り、ぼんやり晴れも

 コースは「京都一周トレイル・東山コース」を逆走するコース、山を4つ越えて、京都の市街地を右手に見ながら、宝ヶ池公園から伏見稲荷大社までの30km。コース図と大まかな高低図は、 昨年の本大会レポート を参照してください。

 <結果> ゴールタイム 4時間05分26秒(手元計時)

 今年は距離表示は見落とさなかったのですが、ラップの取れるウォッチをしていなかったので、5kmラップどころか、各エイドのラップも取れませんでした。

 昨年同様朝一の高速バスとJR・地下鉄を乗り継いで行く。
 地下鉄国際会館前駅のトイレで用を済ませるが、ここですでに混雑している。昨今のマラソンブームのせいかなぁ。
 曇っていて寒くない、雨の心配もなさそう。

◎スタートまで

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 会場に着くと、ゼッケンが吊るしてあって、自分のナンバーのものを外して取る。これをもって受け付けになり、残ったゼッケンナンバーは自動的に棄権になるという、非常に効率のよいシステム。
 今年から文明の利器を導入、ITチップもついている。マジックテープでどこかに巻く感じの仕様になっているけど、落としてはいかんので大事にウェストポーチにしまって走ることにする。
 荷物預け用のビニール袋にナンバーと名前を書く。

 今年も家でレース装束は着用して来ているので、上に着るTシャツにゼッケンを止めつけて着た。
 この日のいでたちは、CW-Xの長袖シャツに半袖Tシャツを重ね着、ボトムはCW-Xのロングタイツにこけてもいいようにハーフパンツの重ね穿き。キャップに軍手風手袋。
 シューズはこのために買ったばかりのニューバランスのトレランシューズ。
 ウェストポーチには事務局からの連絡書に従って、給水ペットボトルにドリンクボトル1本・非常食にパワージェル・小銭・雨具・コース地図・長距離の痙攣防止に芍薬甘草湯・そしてカメラ。

 会場には今年も「コースは落ち葉がたくさん落ちていて濡れて非常に滑りやすい状況なので、充分注意するように。後半日が照ると暑くなることが予想されるので、給水はしっかり摂るように。」というアナウンスが流れている。

 おにぎりとヴァームで腹ごしらえ。

 ぼんやりストレッチしてたら、ブログにコメントをくださった天和さんが声をかけてくれた。来年の萩往還に参戦だそうだ、う~む、わたしはどうすっかなぁ。

 荷物をゴール地点搬送に預けて(1個500円)スタートラインに並ぶ。フルマラソンの持ちタイム順に並ぶことになっているが、厳密な区切りはないので、おおよその所に並ぶと、今度は同じコメントをくださったhiroさんが声をかけてきてくださった。新しいお知り合いが出来て、喜ばしい限りだ。
 お話しているうちに、スタートになった。

★スタート~石鳥居~第1エイド「朝鮮高校」 

 スタートしたら、宝ヶ池を1周する。この1周で頑張って前に行かないとその先の渋滞にはまってしまうのだが、ちっとも速く走れなくて、そこそこ。全然頑張れなかった。
 池の周りの木々の紅葉は今年ももうほとんど終わりかけだった。

 宝ヶ池公園を出て一般道路、歩道橋で最初の渋滞。
 道を渡って、細い道を通って街中を抜け、5kmぐらいから山の気配になる。

 山道に入ってしばらく行くとまた渋滞が始まった。一昨年のように立ち止まるほどではないが、一列縦隊で歩き続ける。

 下りになってもときどき渋滞で、歩いたり、走ったり。

 分岐点など要所要所には山の中なのにスタッフの方が立って指示してくれる。その他ルートは目立つ赤白のビニール紐で印がつけてある。登山路はしっかりしていて間違うおそれはなさそう(多分)。

 山を下りて、街中に入り、第1エイド「朝鮮高校」に到着。
 エイドには、水、ドリンク、バナナ、パン、チョコレートが置いてある。エネルゲンとバナナをいただいた。

091213higasiyamatrail.jpg ここでブラインドランナーさんを見かけた。健常な目でも、脚の踏み場を誤るとコケてしまうこんなトレイルを走られるなんて、すんごいなぁ。伴走の方の技術も半端でないのでしょう。
 あとで聞いたら、この方は毎年参加されているそうだ。

★~大文字山~第2エイド「日向大神社」 

 エイドを過ぎて少し進むと、大文字山への上りに差し掛かる。ゆるい斜面は走れる。そのうち階段になり、一歩一歩歩くだけで息が上がる。

 階段を上りきると、急に視界が開ける、火床だ。
 京都の市街が一望に見下ろせる。この眺めのために参加しているようなものだ。今年は空の色がイマイチだけど、いい眺めであることには変わりがない。今年もパノラマでどうぞ。

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 階段を上り、また歩いたり走ったりで、大文字山山頂。
 山頂で休憩しているハイカーが「お汁粉どうですかぁ?」とすべてのランナーに声をかけてくれている。次から次へランナーがやってくるのは、ハイカーにはすごく迷惑だろうに、なんて心の大きな方でしょう。感激したけど余裕がないので、お気持ちだけいただいてスルーした。
 山頂を過ぎると下り、みんな走り出すので、同じように走る。今年はこの下りではコケず、でもその分スピードが遅いのだろう、またたくさんのランナーに抜かれた。

 だいたい下り終えたところで、第2エイド「日向大神社」。ここではドリンクとパンを一切れ。

★~清水山~第3エイド「泉涌寺」  

 日向大神社を過ぎて将軍塚まで、しばらくロードの上り坂が続く。何とか頑張って走りきった。
 このロードでhiroさんを捕獲。先行された記憶はなかったんだけど、おっかしいな。
 ロードが終わり山道に入っても、あまり急な上り坂ではなく、何とか走れる。
 上りきって下りになると、落ち葉の下に隠れた石や木の根に足を取られて何度もコケそうになる。どうしても速度がゆるくなり、先ほどのロードで追い抜いたたくさんのランナーに抜き返された。

 山を下りてしばらくで、 ラルム♪さん をゲット、第3エイド「泉涌寺」過ぎまでご一緒する。
 エイドではドリンクとチョコレート。

★~稲荷山~ゴール「伏見稲荷大社」 

 エイドを過ぎてまたしばらくロードの上りの後、最後の一山にかかる。この山道の最初はなんとか走れるが、頂上手前は歩きになる。

091213higasiyamag.jpg 稲荷山頂上からの下りは全速前進のつもりだけど、足の裏が痛くなってくるしで急な下りで走りにくい階段もあり、そんなには飛ばせない。昨年よりタイムはずいぶん悪いこともあって、頑張れない。
 ゴール直前「チップを出して!」と言われたけど、ウェストポーチからすぐに出てこない。ほとんど立ち止まりチップを出すのに、タイムロス10秒くらいかな。

 ゴールは4時間を越えて05分ばかしでした。

◎ゴール後

 ゴール後、機械にチップをかざしてタイムを取る。
 列に並んで記録証をもらう。もらった書面には「完走賞」とある。
 参加賞をもらう。今年はクロックス、って言うのか、サンダル(色とサイズが選べる)でした。

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 スタートで預けた荷物を探して受け取り、更衣テントに向かう。昨年以上にテント内は満員だった。

 更衣を済ませると、混雑した会場は落ち着く場所もなく、知り合いに会う予定もなく、しかたなく帰路についた。
 伏見稲荷大社を通り抜け、お腹が空いたので駅前のお店で「黒豚肉まん」を買い、お行儀悪く頬張りながら駅に向かった。

※総括

 お天気は概ね上々だった。ロードではほとんど同じ程度走ったつもりなのに、タイムが昨年より15分以上悪いのは、下りのスピードがより出ていなかったからだろう。おかげで一度もコケずに走りきれたのだが。
 下りの走りに勢いが付かないのは、トレランに向いてないのかなぁ、と今年も思う。

 今年もコースの要所要所には山の中にもスタッフの方が誘導してくださるし、参加者が多いらしくて前のランナーが見えなくなることは全然なかったので、コースアウトは避けられた。
 エイドは3ヵ所充実しており、全く手ぶらでもアクシデントさえなければ走れる。
 山に入るトレランの運営は大変であろうと想像できる、安心して走れるのはスタッフの方々のおかげだ、感謝。

 今年も大文字山火床からのビューは絶景でありました。

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