「007 スペクター」21世紀のボンドにスペクター
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おばはんの体育な日々
第17回四万十川ウルトラマラソン(11)
第17回 四万十川ウルトラマラソン
<日時> 平成23年10月16日(日) 晴れ、朝は涼しく午後はやや暑し
コース図および高低図は、
2002年の今大会レポート
をご覧ください。
今年は若干のコース変更がありました。
<結果> ゴールタイム 11時間12分27秒
<順位> 女子総合 32 位、一般 16 位 (年代別 3 位)
<10キロ毎のラップ> 初参加時および過去2年分との比較になっています。毎年ラップはだいたいですので、合計しても多分ゴールタイムになりません。
四万十川ウルトラマラソン100kmは6年連続の当選、ゆえに6回目の挑戦。
今年も3週間前に村岡88kmを走ったが、ヘロヘロの惨敗であり、最近はダメダメレースが続いていることもあって、昨年は本気で狙って作戦を立てたサブ10だけど、今年はトーテー無理だろうとハナから期待しておらず、普通に走れればいいや、という程度の思い入れだった。
※ 前日出発から就寝まで
前日の大雨はほとんど止んで、やれやれ。
今年もダブルさんにお世話になり、自動車で淡路を前日午前10時に出発した。
お昼休憩はいつもの須崎の道の駅「かわうその里すざき」で。
「さんまの押し寿司定食」だったかな、をいただいた。前日の夕飯にさんまを食べたばかりではありましたが。
明日の帰りは遅くなることが予想されるので、今年もここでお土産等の買い物を済ませた。これまた去年一昨年と同じ、焼きカツオと芋ケンピ、それと新ショウガ。
今年は須崎から自動車道路が少し先まで伸びていて、トンネルばかりの道を10kmくらいでしょうか快適に走れた。
受付会場到着は3時ころ。
子供達の書いてくれたアートな小石、今年はひとついただいた。
今年も赤鉄橋(四万十川橋)下のキャンプ場に車中泊とテント泊だ。地面は少し濡れていたが、問題なくテントは張れた。今夜はあまり雨が降りませんように。
明るいうちにゼッケンをつけたりの明日の準備をだいたいしてから、前夜祭会場ロイヤルホテルへ。
前夜祭には何人くらいのランナーが参加するのだろう、毎年会場は人でいっぱい。進くんさん、ツダさん、スポックさん、クラちゃんに会えた。例年どおり、各テーブルの料理はあっという間になくなった。
今年もドール提供のバナナを4本頂いた。帰りに残っていた田舎寿司も明日の朝ご飯にお持ち帰りさせていただいた。
よさこい踊りの応援もあり。今年の大会の優勝チームらしい。
帰りにコンビニで明日の朝食のドリンクのみを仕入れて露営地に戻る。
それまでピリピリ雨が降っていたのだが、結構降って来たなと思うと、テントの天井や側面から雨水がしみ込んで来て、ポタポタ雨漏りしだした。このままでは寝袋や荷物も濡れてしまう、それからタオルで侵攻する雨水との戦いが始まった。
何時頃だったかまだ早い夜のうちに雨はほぼ止んだのでホットひと息、ようやく眠りにつけた…。
来年以降野宿を続けるのなら装備を改良しないと、と思いつつ。
◎ 起床からスタートまで
雨が止んで雨漏りはおさまったが、ナゼか尿意が頻回に起きて、朝までに3回もトイレに通った。このため例年より寝られなかった。3時のアラームに起きて外に出ると、だいたい晴れてオリオン座がきれいに見えた。今日はいい天気になりそうだ。
水撒き用の水道があるので、ここで軽く洗顔、それ以上の用意は明るいスタート会場ですることにした。
テントの中で、懐中電灯の灯りを頼りに着替えをし、レストとゴール行きの荷物を入れる。ゴール行きには下着を含めた着替え一式と小銭、はぐれた時のために携帯電話も入れた。
昨日いただいたお寿司とドリンク、昨日頂いたバナナの朝食を摂る。
スタートのウェア--長袖のシャツ、長いタイツ(CW-Xレボリューション)、5本指ソックス、帽子、バンダナ。シューズはニューバランス967。
ウェストポーチの携帯品---デジカメとドーピング薬(芍薬甘草湯・ソルトマン・ロキソニン・胃薬)。
スタート会場行きのバス乗り場へ向かう。
乗り場に着くと程なくバスがやってきて乗り込み、スタート会場へ。
スタート会場のグラウンドは少しぬかるんでおり、霧にライトの光がぼやけて幻想的な雰囲気だ。
スタート会場の蕨岡中学校では、歯磨き、コンタクト装着、日焼け止め塗布、ディクトンもしっかり塗った。トイレは2回通って準備万端なり。
開会式が始まった頃に、ストレッチと、バナナをもう1本と、グリコのブースでCCDを1杯。
受付時にいただいた中村ロータリークラブの「一緒に走る東日本!」缶バッジ。これを着けて走るようにということだったのに、ゴール行き荷物の中に入れてしまった。ごめんなさい。バッジは着けてなくてもエールは送りますからね。
でも地味な色合いのバッジなので、着けている人もあまり目立ちませんでしたわ。
荷物を預けてスタート地点に移動、勇壮な太鼓の演奏で励ましてくれる。
5時30分、スタート!
今年のスタート音楽はKARA(よくは知らないけどお尻を振って踊るアレ)、去年の龍馬伝のテーマの方がよかったわ。
カメラを持っていても今回もレース中写真が一枚も撮れませんでした。
★スタート~10km 58.16
結構前に並んだつもりだったのに、スタートラインまで35秒ばかり。
このくらい前だとスタート直後の混雑のストレスはほとんど感じらない。
今年は序盤は抑えて抑えての予定なので、人の合間を縫って行くようなことはしない。
すぐに明るくなってくる。
序盤の10kmは58分、まぁまぁかな。
★10~20km 1.04.05 (スタートから 2時間02分)
だんだん上りになって来てペースが落ちる。
還暦ランナー・おいちゃんに追いつかれて、しばらく並走。おいちゃんのペースに合わせて走るのがちょっとしんどい、これは悪い予感がする。おいちゃんはミムララボでオーダーしたシューズで参戦、足にぴったりで快適だそうだ。そんなシューズが欲しいなぁ。
上りはできるだけ頑張って走る予定になっているのだが、ヨチヨチしか走れない。
思いがけずGDBさんを追い抜いてしまう。参加されているのを知らなかったので、よく似た後姿だとは思ったが、まさか本人とは思わず、声をかけられてはじめて気づいた。愛想よくできなくて申し訳なかったです。
坂の頂上手前が20km。
★20km~30km 58.46 (3時間01分)
上りきって峠のエイドで給水と梅干を補給しようとしたが、大きくて柔らかな梅干を口に入れた瞬間に吐き気がして、ほとんど食べられなかった。梅干補給ができないとなると、この先非常に不安だ。給水は水とCCD。
これからの下りはかなり急、この下りは抑えに抑えて。
下りなのに58分は抑えすぎたみたい。
★30km~40km 1.00.22 (4時間01分)
この区間昨年はおもしろいくらい快調だったのだけど、下り基調なのに脚が動かない。
坂を下りきり橋を渡って四万十川の対岸に移ると、さらに動かない。
40kmの時点でサブ10なんてはるかかなたに去りにけり。
★40km~50km 1.07.01 (5時間08分)
42.195km地点を通過したのは4時間と13分くらいだったかな。
ますます脚が動かないうえに、トイレを探しつつのランになる。
沈下橋まで行かないうちに、軽快な足音の60kmの先頭ランナーに追い抜かれた。こりゃ早いわ。私が遅いんだ。
★50km~60km 1.12.51 (6時間21分)
沈下橋手前のエイドでゆっくりトイレ休憩を取った。もうタイムは望めないから。
四万十川名物の沈下橋「半家沈下橋」を渡り、すぐに折り返してくる。ここは写真撮影ポイントなので、出来るだけしんどそうじゃない風を装って走る。
沈下橋に続くちょっと長い上り、昨年はなんとか最後まで走ったが、今年はアズマヤから先を歩いてしまった。走っても歩いても速度はほとんど変わらないんですがね。実際走っていても歩いている人に追いつかないし、歩いていても追い抜かれないんですから。
この坂で60kmの女子ランナーにも抜かれた。2番目に抜いていったランパン色白脚のランナー、後姿しか見ていないけど元ダイハツの大越一恵さんじゃなかろうか、去年100kmで潰れたから今年は60kmにしたのか(後日確認したらやはりそうで、60kmの2位に入っておられました)。
★60km~80km 2.24.35 (8時間46分)
坂を上りきってかなり急な下り坂を下りきって、今年は橋を渡らずに左岸をそのまま走る。川の向こうは日が照ってすこぶる暑そうなのに、こちら側は陰になって涼しい、これはラッキーだし、橋がない分アップダウンも少なそう。なのにますます脚は動かなくなっていく。どこか痛いワケではないのでロキソニン適応にならず、魔法は使えない。カヌー館まで行ったらリタイアしようか、という考えがぼんやり浮かんだ。
オカリナさんも、左岸で演奏してくださっていた。
レストステーション「カヌー館」に到着。着くとすぐに着替えなどの入った袋を渡してくれるが、例年どおり着替えはせずそのまま返却した。給水、味噌汁、缶詰ミカン、おにぎり1個、バナナをいただき、フトモモに水をかける。梅干だけはやはり吐き気がしていただけない。今年のレストはゆっくり5分くらいだった。
リタイアする勇気がなくてレストを出た。
レストを出た限りは走らねばならない。さらにさらに脚は動かない。もうひとつの沈下橋「岩間沈下橋」を渡る。70kmの表示を見落としてラップを取るのも忘れた。
だんだん陽射しがきつくなってきた…暑い。
70km過ぎに私設エイド発見、みかた残酷マラソンのTシャツを着たおねぇさんに、この日はじめてコーラをいただいた。公営エイドにもコーラをおいてほしいなぁ。道端の自販機に止まっているランナーを見かけるようになった、彼らもきっとコーラを求めているのだろう。
80kmの手前かな、家の前でいつもエイドしてくださるおじさんのところで冷たい水と梨をふた切れ。
公私に関わらず、エイドには必ず止まる。止まったら頭から水をかぶって脚にも水をかける。
★80km~90km 1.14.06 (10時間00分)
今年は80km過ぎの有名な私設エイドがない。なくても何かしらあるかな、とちょっと期待してたのだけど、何もなかった。例年3分以上を要するエイドがないにもかかわらず、時間短縮はならず、その気力もない。
コースには100m~200m毎に黄色いウェアのスタッフが立ってくれていて、全員が「お帰り」と声をかけてくださる。通りすがりであろう人も、みんな声をかけてくださる。
悲しいかな脚はまるで動かない。
90kmでちょうど10時間、もはや10時間台は無理だ、さらに悲しくなる。
★90km~ゴール 1.12.22 (11時間12分27秒)
最後まで各エイドでは必ず止まって充分な給水と水をかぶる。
あと5kmくらいのところで、もう一人100km女性に抜かれた。抜かれた背中がドンドン小さくなっていくのを、なすすべなく見送りながら、黙々と脚を動かすのみ。
住宅地に入り、昨年よりちょっと遠回りして99km最後の激坂、この坂は四万十川1年目に歩いて以来、あとはなんとか走って上がっている。今さら意地を張っても意味ないけど、ここを歩くわけにはいかない。
ヨチヨチで上りきった。
ゴール前の校舎裏、前のランナーが見えているが、この速度で追いつくことはなかろう。後から来るのはわからないけど、来たらそれはそれでいいや。
投げやりな気分のまま、ゴールした。
手の上げ方が中と半端、顔が下向き、あんまりうれしそうじゃないのはそのためです。
◎ゴール後
ゴールすると、完走メダルをかけてくれて、アイシング用の氷袋とCCDドリンクをくれる。椅子に座らせてもらい、若い高校生のおねーさんがチップを外してくれる。
太腿とふくらはぎ、膝を順番に冷やしながら、ドリンクを飲み、無料の大きなおにぎりとパンをいただいていたら、すでに着替えを済ませたダブルさんと会った。長いこと待たせてしまいました。
シャトルバスでロイヤルホテル前まで乗せていただき、赤鉄橋まで歩いて車へ戻り、そのまま帰路についた。
今年も夕食は高速道路の南国SAでとった。
自宅に帰りついたのは日が替わる直前だったっけか。
※総括
6回目の四万十川ウルトラ、夢のサブテンは無理だろうとは思っていたが、11時間さえ切れなかったのは情けない結果になってしまった。後半脚がまるで残らなかったのは、トレーニング不足だけが原因ではない気がする。認めたくないけど、加齢現象なのかなぁ。
サブテンが達成されたアカツキには完走タイム入りのTシャツを購入する、と4年前から決めているのだけど、見果てぬ夢に終わりそうだ。
今年の完走メダルと参加賞Tシャツ。
WEBで完走証が作れます。完走証は後日記録集とともにも送られてきます。
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