Give me a break…休マセテ…

PreciouS








早く、早く伝えたい。このこと。

私は今、あなたのマンションに向かって走ってる。

あなたにどーしても伝えたくて。

背中を押してくれたあなたにお礼を言いたくて。

…まだ仕事だろうな。

マンションの前で待ってればきっと気づいてくれる。




「ハァ…ハァ…」



やっとマンションに着いた。

マンションの前の階段に座ってあなたを待つ。


早く帰ってこないかな?








「あれ??おい?」


体を揺らされてはっと目を覚ます。

私、寝ちゃったんだ…;




「ぁ、おかえり。笑」

「おかえりじゃねーよ。笑 風邪ひくだろ?」

「平気、平気w」

「平気じゃないでしょ?笑」

「(笑) 私、お母さんに会ってきた。」

「どうだった?」

「…OKv笑」

「そっか、よかったなw」

「うんっ」

「話は部屋で聞くよ。中入ろ?」

「そーだね。」





私はあなたの手をしっかりと握った。

あなたの暖かい手はほんとに落ち着く。

そういや、手握んのいつもあなたからだったな。




あなたがギュッて握り返してくれた。



私たちの顔から自然と笑顔がこぼれた。





私は全てを話した。

母親が入院してたことも、

持病だったことも、

私が娘だってすぐにわかったことも。






「やっぱさすが母親だな。」





「母親はすごいよ、本当。俺の母親死んだっていったじゃん?
死ぬときな、俺説教されたんだ、母さんに。笑
苦しそうな途切れ途切れの声で『ちゃんと自分を信じるのよ。』とかいろいろ。
俺、家にもあんまいなかったし、しゃべる機会もなかったのに全部見透かされてて。
そしたら母さんは
『あんたの考えてることぐらいわかるわ。母親なんだもの。』って弱弱しく笑ってさ。」



あなたの目は澄んでて、とても綺麗だった。

私も母親に会ったことは後悔していない。

…これも全部あなたのおかげなんだ。





「あっ、そうだ!これ。」



あなたは私の手のひらに何かをのせた。



「…鍵?」

「そ。この部屋の鍵。笑 これでお前はいつでも入れるから。
施設以外にもお前の居場所はある!」



あなたはちょっとおちゃらけてニコって笑った。



「ありがとっw」









それから私はほとんどの時間を

あなたとあなたの部屋で過ごすようになった。

洗濯したり、料理だって…

ちょっと、ほんのちょっとだけどするようになった。

なんか、新婚夫婦みたい。笑






今日もいつものように仁の家にいる。

今日はあなたの仕事が休み。

だから、夜ずーっと一緒にいられるんだw







あなたのベッドに2人よりそって眠る。

あなたの体温が体中に伝わってくる。





「なぁ…。」

「ん?」

「『永遠』ってさどんなだと思う?」

「え、何?急に。笑」

「いいからっ。」

「永遠かぁ…」

「うん。」

「う~ん、ずーっと続くものじゃない?」

「続くもの?」

「うん、何ていうか…変わらないもの。みたいな。」

「そっか。」

「それがどーしたの?」

「いや、別に。笑」

「何それ?笑」





あなたはニコって笑うと私を抱きしめた。

ラブラブ

自然と唇が重なる。

いつもより長いキス。



あなたの唇が私の首筋に触れる。

そして、紅いしるしがついた。




「…ねぇっ…」



私の声を無視して、いろんなとこにしるしをつけていくあなた。

なんだかいつもと違うあなたにちょっと戸惑ったけど

そのまま、身をまかせた。




…これが最後だった。

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