2004/09/03
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※フリーページの黄水晶と紫水晶のページで、
黄水晶の写真に熱処理シトリンと、イオウによって黄色くなったレモンシトリンを追加、
昨日と今日のアメシストの写真も追加しました。
アメシストの写真が全部一度に見れますよ~。


昨日は未完のままリタイアしたうえ、
なし崩しに今日へと続いてしまい、
申し訳ないです~!

やはり、調べながら書くというのは
かなりなリスクを背負います。


アメシストの名前の語源は
ギリシア語の「酔わない」だと言うことですが、
アメシストの謎をつっつくと、
あっちへフラフラ、こっちへフラフラ、
まるで酔っぱらったかのごとき思考の迷走へと
引きずり込まれてしまうらしいです(笑)

さて、昨日はアメシストを
つくつく・スタンダードスタイルの「短柱状アメシスト」と、
ベラクルス産に代表される「長柱状アメシスト」に分け、

もしかしてスーパーホットプルームと
スーパーコールドプルームに関係あるのでは?


手抜きになっちゃいますが、
その分類と、昨日でっち上げたKURO造語である
「ホット系」「コールド系」について
以下にコピーします。

アメシストの分類
 くわしく見ればひとつの国でいろいろなアメシストが 
 出ているかもしれませんが、「長柱状は珍しいはず」とい うことで、長柱状優先で分類します。


●短柱状
 ・ブラジル
 ・ウルグアイ
 ・カナダ
 ・マダガスカル
 ・ズールー(南アフリカの東の方)
 ・インド(アメシスト入りのエレスチャル)


●長柱状
 ・メキシコ
 ・日本
 ・ナミビア
 ・中国

●保留
 ・ロシア
 ・カザフスタン
 (・モロッコ(見たことがない))
 (・ボリビア(アメトリンの産地)
 (・コロンビア)

( )内は実物および、結晶を見たことがないものです。

特別用語

スーパーホットプルーム由来と思われる産地の水晶を
「ホット系」
同じくスーパーコールドプルーム由来を
「コールド系」 とします。

……とまあ、こんな感じで話を進めてきました。
あくまでも独断と偏見による分類であり、
便宜上のでっちあげ用語なのでご注意を!



しかもアメシストの産地は、
大西洋ブルームの到達していた沿岸部に集中していて、
もう一方、長柱状アメシストのメキシコはロッキー山脈、アンデス山脈に連なる、
つまりはどちらかと言えば「コールド系」の産地。

では、他の産地はどうなのでしょうか?

ウルグアイは、ブラジルの南側。
まあ、ブラジルとほぼ同じと考えても良さそうです。
したがって「ホット系」

次、カナダ。
こちらのサイト を参照させていただくと、
パンゲア大陸分裂の時、一部に小規模なスーパーホットプルームがあがってきているような……。
カナダのアメシストのくわしい産地を知らないので、
これは確かなことが言えません。

さらに次。
マダガスカル、ズールー(アフリカ南部)は、
もろに大西洋ホットプルームのど真ん中。
インドは、ホットプルームからはずれているのですが、
マダガスカルとのからみで「ホット系」と言えるのではないか……と。
インドのアメシストは「エレスチャル」に混じっている
アメシストを考えているので、
またちょっと違うのかもしれません。

以上が短柱状アメシストの産地。
ちょっと無理矢理っぽいですが、
なんとな~く「ホット系」かな、と。

続いて長柱系の産地です。
ベラクルス、ガレロと長柱系アメシストの代表的産地であるメキシコは、
前述の通りの「コールド系」。

太平洋プレートがアジアプレートの舌に潜り込んでいくところにある
日本も「コールド系」ですね。
長柱状アメシストである雨塚の紫水晶は、ベラクルスに負けない美しさだと
個人的には思っています。

そしてナミビア。
ナミビアはアフリカ南部の国です。
アフリカ南部というと、マダガスカルなどと同じ「ホット系」では……?
と思ったのですが、
なんと! ナミビアのあたりだけ
大西洋ホットプルームからはずれているらしいのです。

おおっこれはおもしろい。

続く中国については、みなさん「中国産アメシスト」とは
どんなものか、すぐには頭に浮かばなかったのではないでしょうか。
私もそうです。
いろいろな石が採れる反面、これぞ中国産というイメージに乏しいのが残念です。
なので、私はこの石(↓右側)を実例として、
中国を長柱状アメシストの産地として分類したいと思います。



左側はかのベラクルス産。
美しいものは、先端がもっときれいな紫色らしいのですが、
この淡い色合いもきれいです。

右側が中国産。ラベルでは「Daye Hubei Prow, China」となっていますが、
読み方も、漢字表記も不明。
ベージュ色に見えているのはバーライトです。
中国産にこんなきれいなアメシストがあるなんて!
これはもう、りっぱに長柱状アメシストでしょう!

……とうかれている場合ではありません。
ここらへんから
「短柱状アメシスト=ホット系」
「長柱状アメシスト=コールド系」
と話を持っていきたかった私の旗色が悪くなっていくのです。

なぜならば、中国の南部とシベリアの一部は、
ゴンドワナ大陸を分裂させた「太平洋ホットプルーム」の
ど真ん中!

ここはもう、このきれいなアメシストが
それ以外の場所から出ていることを祈るしかありません。


※ここでちょっとひとこと。
似た単語が飛び交っておりますが、
約6億年前にあったゴンドワナ大陸を分裂させたのが「太平洋ホットプルーム」
約2億年前にあったパンゲア大陸を分裂させたのが「大西洋ホットプルーム」です。
私もみごと間違えましたので、ご注意を。

なんてったって中国は国土が広いので、
細かい産地を追い切れません。

そして問題は「保留」です。
最後の3つのうち、モロッコはアメシストが出るという話のみ。
ボリビアのアメトリンは結晶を見たことがありません。
コロンビアは、熱処理されたきれいな長柱状のシトリンがあると聞いただけ。
産地でみても、ホットともコールドともいいがたい場所でもあります。

困るのはロシアです。カザフスタンもなのですが、細かい一が追い切れません。
問題は、はっきりと「コールド系」だと思っているウラルのアメシストです。
持っていないので、写真が載せられないのですが、
何と言いましょうか「ころころ状」なのです。

ブラジル産のように、まるっきり柱面がないわけでもなく、
ベラクルス産のようにすっきり柱状でもない。
柱面があるにはあるけど短め、全体的に見るところころしているのです。

さて、困った。
水晶を「ホット系」「コールド系」にわける考えに
すっかりはまった私としては、
何とも気になります。

やっぱり水晶は奥が深い……。















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Last updated  2005/02/26 01:31:03 PM
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中国は広いですね。  
windstone さん
おそらく、hubei=湖北、prow=省だとおもいます。
すこしは絞れるのではないでしょうか? (2004/09/04 05:02:46 PM)

ありがとうございます!  
windstoneさん
湖北省ですか!
このごろ湖北省産の鉱物が多いですよね。
さっそく中国の中の湖北省を調べて……
いや、そのまえに熱水脈について調べてみなければ。

ありがとうございました!
>すこしは絞れるのではないでしょうか?
-----
(2004/09/04 06:24:07 PM)

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