石好きでSF好きときたら、そりゃもう手を出さないわけがないでしょう!
というものがあります。
そう、
テクタイトと隕石です♪
テクタイトは、昔、ガラス質の隕石だと言われたこともあったようですが、では隕石が衝突した際に溶けて飛び散った(または気化・蒸発した)球の岩石が空中で急激に冷やされてガラス状に固まったものであると言われています。
中でも有名なのがモルダバイト。
旧チェコスロバキアのモルダウ川流域で発見される深い緑のテクタイトです。
ドイツのリース隕石クレーターを形成した1480万年前の隕石の衝突と関連があるそうです。
テクタイト好きにとってはモルダバイトははずせないものであるわけですが、のほかのテクタイトも大変魅力的です。
みなさんは、モルダバイト以外のテクタイトというと、どんなものをご存じでしょうか?
私の手元には、こんなテクタイトたちがいます
テクタイトというと、モルダバイトは例外で、般的には、でこぼこしていて黒くて地味というイメージがありますが、ずしもそうとは限りません。
たとえばリビアングラス。
写真左下のリビアングラスは、エジプトのリビア砂漠から発見されるい金色のテクタイトです。
モルダバイトと違って表面はなめらかで、に透かしたその色はまさに 「満月色」!
中には「クリストバライト」という、英が高温で変化した物質が小さな丸いつぶつぶになってまれていることもあります。
そのほか、黒いと思っていたテクタイトもに透かすと、わずかに褐色に透けます。
これもなかなか魅力的!
写真を撮る場合は、なるべく薄っぺらなものを選び、いっきり逆光で撮影する必要があります。
むちゃくちゃピントがあわせにくかったです!
テクタイトは、一般に産地の名前をつけて呼ばれています。
モルダウ川でとれたテクタイトだからモルダバイト、ビア砂漠のリビアングラス(リビアンテクタイト)、南アジアのインドシナイト、ャワでとれるものはジャワナイトとも呼ばれるそうです。
オーストラリアには、オーストラライト。
アメリカのベディアサイト、ジョージアナイトなどもあります。
ジョージアナイトはボトルグリーンと呼ばれる緑色をしているそうなので、一度見てみたいものですね~。
これらのテクタイトは、オブシディアンと同じ天然ガラスです。
しかし、ボタン状やしずく型、あるいはもっと複雑な不定形をし、面に独特の丸いでこぼこが見られるほか、オブシディアンが若干の水分を含むのに対し、テクタイトは水分を含まないという違いがあるそうです。
オブシディアンは、珪酸分の多い地下のマグマが冷えてできたもの、いわば地球の一部であるのに対し、 テクタイトは宇宙と地球のコラボレーションによって生まれたもの。 といえるのではないでしょうか。
そして、宇宙からやってきたものといえば隕石。
石好きさんにはギベオン隕石が有名でしょうか?
ギベオン隕石は、1836年、ナミビアにあるギベオンという砂漠地帯で発見された隕石で、その成分は、地球の歴史の46億年よりもはるかに古いといわれているそうです。
スライスに加工されたり、ビーズや時計の文字盤、果てはナイフにまで加工されているくらいなので、よっぽど大きな隕石だったのでしょうか。
聞くところによると、大きすぎて発見された場所から動かすことができない隕石もあると言うことですが……。
さて、隕石はちょっと専門的に分けますと 「石質隕石」「石鉄隕石」「鉄隕石(隕鉄)」
の3つに分けることができます。
最も多いのが石質隕石。
落下した隕石の86%を占めるそうです。
この石質隕石の中には、地球の岩石には全く認められないコンドル-ルと呼ばれる直径2mm以下の丸い球を含んでいるものがあって、そういうものはコンドライトと呼ばれます。
石鉄隕石は、中にペリドットがちりばめられた「パラサイト」という美しい隕石がそうだと言えば
おわかりでしょうか。
ちなみにここでいうところのパラサイトは、「Pllasite」で、この隕石を研究したドイツ人学者Pallas氏にちなみます。
寄生虫を意味する「parasite」ではありませんのでご注意を!
(私は、隕石の中のペリドットが寄生虫みたいに見えるってこと? としっかり誤解してました)
これは、惑星の核とマントルの境目あたりにある石だそうで、宇宙のどこか遠くの星が砕けて、その名残が地球へとやってきたのでしょうか?
そして最後が鉄隕石です。
すでに話をしたギベオン隕石がこの仲間で、鉄とニッケルが主成分です。
ギベオン隕石というと、スライスやビーズに加工したものの表面に見られる、独特の格子模様が印象的ですが、これはウィドマンシュテッテン構造といい、自然の状態で見えるのではなく、酸でエッチングするとあらわれるものです。
この模様ももちろん大好きなのですが、やはり、隕石の自然な表面は何とも言えません。
そして、隕石がらみで見てみたいものがあります。
ギベオン隕石は前述したようにさまざまなアクセサリーに加工されますが、日本古来の工芸品で、鉄隕石を用いたものがあることをご存じでしょうか。
日本刀です 。
隕石を使って作られた日本刀を 流星刀 といいます。
もちろん、隕石だけでつくられたのではなく、原料となる玉鋼の中に混ぜ込んで作ったそうですが……。
日本刀は、玉鋼をうちのばし、折り返し、さらにうちのばして折り返し……と言うように鍛えていくのですが、(これを鍛着といいます)鉄隕石に含まれるニッケルは鍛着を妨げ、燐は疵のもととなり、大変難しいのだそうです。
そしてできあがった刀の地肌には、ニッケルが渦を巻いてただならぬ迫力の刀になるのだとか……。
ギベオン隕石を使ったナイフでも、表面が年輪のような模様になっていますが、そういう感じなのでしょうか。
☆追加
モルダバイトは、ころんとした形よりも、細かく枝分かれしたような形の方が高いのだそうです。
中に泡がはいっているのもあり、それも珍しいのだとか。
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