2005/10/24
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インド側のヒマラヤ水晶の産地としては、クルやマナリ、パルバティ渓谷が知られています。
これらの産地は、いずれもインドの北部、ヒマチャル・プラデッシュ州にあります。

これまで、クル、マナリ、パルバティと産地を分けて考えていたのですが、
お店やWEBショップで見かけるインド産ヒマラヤ水晶は、
単にインド産と書かれているだけだったり、
クル・マナリと一緒になっていたりはっきりしていませんでした。

しかも、ネパール産ほど産地ごとの特徴が明確ではないので、
「インド産」だけだとどこがどこやら区別が付きません。


ヒマラヤ水晶のページを更新しようと調べ直してみたら、

クルという街があるあたりは、この街の名前を取って「クル谷(クル渓谷)」と呼ばれており、
マナリはクルから北へ40キロほどの、クル谷の奥に位置することがわかりました。
また、パルバティ渓谷は、クル谷のすぐ隣の谷であることも、やっと判明。

要するにクルもマナリもパルバティも、互いに思っていたよりずっと近くであることがわかったのです。

ネパール産、たとえばガネーシュ・ヒマール産の水晶と言っても
ガネーシュ・ヒマールの名前を持つ山はいくつもあり、
さらに、その山の頂上で採掘されているのではありません。
厳密には「ガネーシュ・ヒマールという山を含む山群」で採れたという意味になります。

それとあわせて考えてみると、インド・ヒマラヤの水晶の産地は、
ネパールで言うところの一つの山群くらいのエリアに収まってしまうのではないでしょうか。


クルとかパルバティと言うよりも、ヒマチャル・プラデッシュ産とくくって、
さらにクルやマナリやパルバティという、より詳細な産地がわかる……と
考えた方がいいかもしれません。

更新後のヒマラヤ水晶ページは、これにあわせてインド産ヒマラヤ水晶は、
ヒマチャル・プラデッシュ産に一本化します。

写真もぐっと増やします。
さらにブータン産のヒマラヤ水晶の産地に着いてもページをもうけます。
(石はまだ持っていませんが……)
総ページ数もかなり増える予定なので、お楽しみに!

……さて、写真の石についてです。
これは、ただ「ヒマラヤ水晶」とだけ書かれて売られていた石で、
お店の人に「これはインド側のヒマラヤ水晶ですよね、クルとかマナリですか?」と
お聞きして、インド産であることは間違いなく、おそらくクルかマナリだと思う
……と確認しました。

個人的に、インド・ヒマラヤ産の石は、ガネーシュ産ほど個性的ではなく、
素直な形の石が多い……と思っていたのですが、
この石はけっこう個性的。
ご覧のように細い結晶が束になって横たわっています。

しかもこれは一部分だけでなく、クラスター全体がこんな感じで、
細い結晶が束になってうねっているようなのです。

ところが、この石、とても写しにくい石でもあります。
どうひねくり回しても、束になってうねる、この特徴が写らない。
何度もトライして、やっとなんとか写すことができました。

買った時は「ちょっと面白いかも」程度だったのですが、
買ってからかなり立つのに、時間が経てば経つほど、おもしろさがわかってきて見飽きません。

噛めば噛むほど味が出る、そんな石でもあります。





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Last updated  2006/08/07 05:49:17 PM
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エリアでくくるのは難しいかも  
あた さん
初めまして。水晶を主とする自採派です。

色々な水晶の写真が見られるので、大いに楽しませて戴いております。KURO-Mさんの写真に触発されデジカメ購入を検討中です。

さて、『一つの山群くらいのエリアに収まってしまうので水晶がどれも似通っている』と書かれてますが、難しい判断だと思います。

国内の奥秩父エリアの知識を基にすると、透明ビカビカ、白水晶、表面が曇りガラスで中が透明、緑水晶など多様です。同じ産地の中でも まっ透明水晶、白水晶が混在することも有ります。さらに、10センチ隣のガマから特徴の異なる水晶が採れたりもします。

海外で人口が少なく鉱山開発が進んでないエリアでは研究が進んでないのが実情と考えます。
故にKURO-Mさんの判断が正しい可能性もありますが、ひとくくりしない方が良いと考えます。

僭越にも指摘致しましたこと、ご容赦願います。 (2005/10/25 06:54:12 PM)

Re:エリアでくくるのは難しいかも(10/24)  
あたさん

なるほど、おっしゃるとおり、極端なところでは一つの晶洞からも、表情がちがう水晶が採れることがありますよね。

私の書き方ですと、誤解を招いてしまうかもしれません。

ただ、インド側のヒマラヤ水晶にも、細かく見れば、ピンクっぽかったり、緑泥石が入っていたりとタイプもさまざまなんですが、
北部インドの水晶と、ネパールのガネーシュ・ヒマール産の水晶、あるいはブラジルやマダガスカル……というようにとても大きな範囲で考えると、やはりその産地らしさというのが何となく感じ取れるように思うのです。

そのような「雰囲気」で考えた場合、クルもマナリもパルバティも、大変似通っているので、ひとくくちにしてしまいました。

それにしても、水晶を自分の手で採集されているとは、うらやましい……。
もし、写真を撮られましたら、画像掲示板などで見せていただけるとうれしいです。 (2005/10/26 05:51:40 PM)

Re[1]:エリアでくくるのは難しいかも(10/24)  
あた さん
KUROさん、こんにちは。

かなり調査されているKUROさんに失礼な指摘をしてしまい、申し訳ありません。【このエリアは××の傾向がある】という判断は間違ってないと思います。

但し、そのエリアの産出傾向は金になるものだけが市場に出た結果ですので、開発が進んでない国ではピンからキリの【キリ】の傾向が分からないのが現状だと思います。逆に言えば、市場に出てくるのが【ピン】の傾向を表していることになります。

日本の様にアマチュア採集家が多い国でも、たまたま採集したサンプルでこの鉱山の傾向はこうだと思われてる方もいらっしゃいます。また、大学の地学系の研究者の方でも、自分が掘ったところだけで傾向をおっしゃる方もあり、その鉱山の常連アマチュアが陰で笑ってる場合もあります。

水晶の写真をアップしたいのですが、程度の良い採集品ほどインターネットに画像を出せないのが自採派の悩みです。美味しい情報は、ごく親しい仲間内だけで深く静かに伝わります。それ故に、私も水晶の画像満載のHPを立ち上げたいのですが、自採派から引退してからになる可能性があります。

KUROさんの水晶写真は内包物のものが多いので、私としては非常に楽しいです。これからも色々な内包物の水晶が増えることを期待しております。 (2005/10/27 12:51:44 PM)

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