「007 スペクター」21世紀のボンドにスペクター
100万ポイント山分け!1日5回検索で1ポイントもらえる
>>
人気記事ランキング
ブログを作成
楽天市場
000000
ホーム
|
日記
|
プロフィール
【フォローする】
【ログイン】
華の世界
第二章(2)
第二章(続)
__
第二学期が始まった。
__
ここでの勉強する方法を身につけたから、この学期は気楽になった。
__
紫華の返事は九月に着いた。
__
香港にいる彼女は夏休みなのに、どうしてこんなに遅かったのか?
__
アルバイトが忙しかったか?
__
僕は手紙を読んだ。やっぱり、彼女は今アルバイトをしている。
__
手紙は普通の白紙に書いてある。でも、一枚どころか、半分しか書かれていなかった。彼女らしくない。
__
最初はいつも花柄の紙で書いて、しかもとても長かった。
__
この数ヵ月、彼女もけっこう変わったな。
__
僕は電話をかけることにした。
__
電話ボックスに行って、国際電話をかけた。
__
出たのは紫華のお母さんだった。声を覚えている。
__
しかし、紫華のお母さんは僕の声を覚えていないらしい、「紫華は今留守中ですが、どちら様でしょうか?」
__
僕は腕時計をちらっと見た。午前一時半。香港時間は夜十一時半。
__
「いや、別に大したことはありません。夜分、すみませんでした」
__
僕は受話器をおろした。
__
紫華はどこに行っちゃった?
__
もちろん、僕には彼女を干渉する権利はない。ただし、こんなに遅いのは珍しい。
__
僕は複雑な気持ちをした。なかなか寝られなかった。
__
次の日の朝、樹仁は僕の部屋に来た。「俺はこれからスーパーへ行くぞ。行かない?」
__
僕はまだ眠かった。「いいえ。僕はいいんだ」
__
「寝られなかった?」
__
「え、ちょっと」
__
「じゃ、俺一人で行く」
__
「僕は午後行くかもしれない。歩いて行ってもいいから」
__
スーパーまでは、歩いて十五分かかる。車なら、三分もかからない。樹仁が車を買って以来、僕たちはいつも車で行く。
__
速いだけじゃなくて、品物を持たなくてもいいから。
__
樹仁が出かけた後、僕はまだ寝た。
__
午後十二時頃、僕は起きた。樹仁はまだ戻ってこなかった。
__
昼食はインスタントラーメンにした。午後には授業があるから、急がなくちゃ。
__
ラーメンを食べて、教科書を取って、すぐ出かけた。
__
教室の中で、僕は少し後悔した。課題は退屈だったんだ。あくびをしたかった。
__
放課後、僕は資料を探しに図書館へ行った。
__
宿題の締め切りが迫って来たから、もっと頑張らなきゃ。
__
僕は樹仁のような天才じゃないから、努力しか頼らない。
__
参考書を全部揃えて、もう五時過ぎだった。太陽もそろそろ山の裏に帰る。
__
図書館を出て、遠くの寮が見えた時、あれ?おかしいことが起こった。
__
寮の前に、パトカーが何台止まっている。
__
寮を捜査に来たのか?
__
僕は躊躇った。今帰ろう?それとも、もう少し待とう?
__
この時、同じ寮に住んでいるポールが僕に近付いた「ワーレン、君はここにいるか」
__
「何があった?」
__
ポールは首を振った。「大変だ。早く行け」
__
「僕を逮捕する?」
__
「いや、樹仁のことだ」
__
驚いた。僕は急いで寮まで走っていった。
__
ポールは僕を追いかけて「なんで君はこんなに速いか?」
__
僕は寮に着いて、ある警官が僕を止めた「止めろ!」
__
僕は喘ぎながら、「僕はここに住んでいます」
__
「あ、じゃ樹仁というシンガポールの学生を知っていますか」
__
僕は頷いた。
__
「彼は午後交通事故に遭った」
__
「何?」僕は叫んだ。
__
「車がハイウェイの傍の樹にぶつかって、フロントガラスは粉になっちゃいました。彼の頭はハンドルにぶつかって、意識不明の状態だった」
__
「彼は今どこですか」
__
警官は首を振った「病院に運ばれたが、もうダメだ」
__
僕は全身の力を失った。立つこともできなくなった。頭の中にはメチャクチャになった。
__
これはどういうことだ?嘘だろう。冗談だろう。ほどほどにしろよ。
__
朝、僕と話していた樹仁が、死んでいる?
__
事実じゃないだろう。受け入れられない。もう正常な思考ができなくなった。
__
警官は「あなたは彼と会いましたか」と言った。
__
僕は頷いた「一緒にスーパーへ行こうと誘ってくれたが、僕は行きませんでした。でも、こんなことになっちゃって・・・」
__
警官はまだほかの質問をした。僕はちゃんと答えた。
__
ポールは「事故だ」と言った。
__
僕は部屋に戻った。
__
もし、僕は彼と一緒に行ったら、僕まで・・・
__
もし、紫華のことで僕は悩んでいなかったら、僕はきっと彼と一緒に行った。
__
紫華は僕を救ったとも言えるか?
__
なにしろ、樹仁がこんな事故に遭ったとは思ってもいなかった。
__
ドアをノックする音が聞こえた。入ったのはポールだった。
__
「どう?」
__
「一番親しい友達が死んでいるって、悲しいに決まっているだろう」
__
「しっかりしなきゃ」
__
「分かっている」
__
「何か食べようか」
__
「いいえ、食欲がないんだ」
__
ポールはドアをしめた。
__
僕はずっと座っていた。
__
何時間が経った。僕はボールペンを握って、この不幸な出来事を手紙に書いた。
__
宛先はもちろん紫華だ。
__
彼女のほかに、手紙の相手がいないから。
__
書きながら、樹仁と一緒の出来事を思い出した。
__
彼と知り合って以来、七ヶ月しかなかったが、彼は僕の一番いい友達だった。
__
書き終わって、出すかどうか迷っていた。
__
もう書いたから、やはり出そう。
__
一週間後、寮のオーストラリア人が二人引っ越ししちゃった。
__
僕は「なんで出ちゃった?」とポールに聞いた。
__
ポールはため息をついた。「人が死んだ。気持ちが悪いかもしれない」
__
正直、僕は樹仁の部屋の前を通る時、なんか変な感じがした。
__
樹仁の部屋はずっと空いている。住みたい人はいないだろう。
__
六人の寮は、三人しか残っていなかった。
__
インドの女の子とはあまり親しくなかった。しかもいつも寮にいなかった。ポールの友達はほかの寮に住んでいるから、寮にいないほうが多かった。
__
残っているのは、僕一人で、空っぽいの寮で、樹仁を偲んでいた。
__
十月、僕はジュリーのオフィスへ行って、航空券の予約をした。
__
僕は十一月末のチケットを買った。もちろん、すぐ手紙で紫華に教えた。
__
この前、樹仁のことに関する手紙、もう届いただろう。
__
九月以来、紫華の返信はなかった。
__
電話でもしようと思ったが、なんかする気が湧いていなかった。
__
これは僕の短所だ。
__
時の流れが速い。十一月が来た。試験も始まった。
__
紫華の返信はいぜんとしてなかった。
__
ま、いいや、二週間後、彼女に会えるから。
__
樹仁のことは少し忘れたらしい。彼への思いも薄くなった。悲しいは悲しいが、人は前向きで生きて行かなきゃ。
__
一人で広い寮の中で勉強するのは、図書館よりいい。とても静かだったから。
__
試験が終わった後、僕は部屋の物を倉庫に運んだ。
__
学校の規則で、夏休み(十一月から二月まで)に、学生は寮に泊まれない。部屋の中にも、物を残してはいけない。来年、寮の部屋をもう一度配置するから。
__
学生のため、学校は倉庫を用意した。しばらく要らない物を倉庫に置いて、来年また取り出す。
__
僕は香港へ持って帰る物は少なかった。どうせ来年二月またここに戻るから、ここに置いておいたほうがいい。
__
実は、樹仁が事故に遭った時、僕はすぐ香港へ帰りたかった。どこでもいいから、とにかく、オーストラリアをあとにしたかった。
__
長い旅をして、僕は香港に帰った。
__
両親は迎えに来なかった。空港の中には知らない人ばかりだった。
__
タクシーに乗って、家に帰った。
__
家に着いてから、紫華に電話をした。僕は香港に帰ることを教えなかったから。
__
紫華は僕の声を聞いて、「あ、帰ったの?」
__
「うん。着いたばかりだ」
__
「よかったね」
__
おかしいことに、話題が終わっちゃった。
__
僕は「明日、会える?」と尋ねた。
__
「いいよ」
__
「僕は学校へ迎えに行く」
__
「明日の授業は午後からです。一緒に昼食でも食べましょう」
__
待ち合わせの場所を決めて、僕は「手紙、届いた?」と聞いた。
__
しばらくの沈黙だった。「もらった」
__
僕は彼女を待った。
__
「ごめんね。あたし、怠けてたの。返信も書かなくて」
__
「いいんだ」
__
僕と彼女の間に、なんとなく壁ができたような気がする。
__
幻覚だろう・・・
__
待ち合わせの場所は僕たちの行き付けのレストランだった。
__
紫華は僕より早かった。
__
僕は椅子に座って、「早いね」
__
紫華は微笑んだ。
__
僕は彼女を見つめて「変わっていないな」
__
「そう?」
__
「いや、変わった。もっときれいになった」
__
「うそつき」
__
僕の目の前に座っているのは、ずっと会いたかった人なのに、なんか遠い感じがした。
__
「何があった?」
__
紫華は首を振った。
__
「きっと何があったんだ。いつもの君らしくない」
__
紫華は僕を見つめて、ため息をついた。
__
「勉強は楽しくない?君なら、きっと大丈夫だけどな」
__
紫華は何が言いたがっていた。
__
「早く言えよ」僕は言った。
__
「ごめんなさい」
__
「何が?」
__
紫華は「わたしたち、友達でしょう?」とゆっくり言った。
__
「当り前だろう」
__
「いいえ、あたしは、友達でしょうって聞いたよ」
__
「何が言いたいか分からない。僕たちはずっと友達じゃない?」
__
「まだ分からないの?」
__
「君の意味は・・・」
__
「わたしたちはまだ友達です」
__
僕はついに分かった。「彼は誰?」
__
紫華は首を振った「あなたの知らない人」
__
「今日、僕と食事するのは、この事を教えてくれるため?」
__
「ごめんなさい」紫華はもう一度言った。
__
「どうりで手紙が少なかったんだ」
__
「本当は待っていたよ、でも・・・」
__
僕は遮った「もういい。いつのこと?」
__
「あなたがここを出てから数ヵ月」
__
僕はため息をついた「僕たち、もうダメか?」
__
「ワーレン!」
__
「もういい。無理は嫌いだ」
__
「ごめんなさい」
__
「もう三度目だ。ごめんなさいだけで、何も変わらないだろう」
__
紫華は黙った。
__
「もう行きなさい」
__
紫華は立ち上がって、レストランの正門へ行った。
__
僕はまたため息をついた。
__
今の僕は、何も食べられなかった。
__
お金を払って、町を歩いていた。
__
二月から十一月まで、たった十ヶ月だけだった。紫華は僕との絆を切った。僕との感情を捨てた。
__
彼女のせいか、それとも、僕のせいか?もし僕は香港にいたら・・・
__
僕たちの感情はこんなに脆いとは思わなかった。
__
たった一年間、僕は親友の樹仁を失って、愛情を失った。
__
オーストラリアへ行くことは間違ったかな・・・
(第二章・了)
(第三章へ)
ジャンル別一覧
出産・子育て
ファッション
美容・コスメ
健康・ダイエット
生活・インテリア
料理・食べ物
ドリンク・お酒
ペット
趣味・ゲーム
映画・TV
音楽
読書・コミック
旅行・海外情報
園芸
スポーツ
アウトドア・釣り
車・バイク
パソコン・家電
そのほか
すべてのジャンル
人気のクチコミテーマ
★資格取得・お勉強★
効率よく資格が取れる『必勝勉強法』…
(2026-05-14 09:00:37)
株式投資日記
今週の取引
(2026-05-16 08:52:22)
みんなのレビュー
釣り初心者でも即デビューできる!
(2026-05-15 18:46:22)
© Rakuten Group, Inc.
X
共有
Facebook
Twitter
Google +
LinkedIn
Email
Design
a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧
|
PC版を閲覧
人気ブログランキングへ
無料自動相互リンク
にほんブログ村 女磨き
LOHAS風なアイテム・グッズ
みんなが注目のトレンド情報とは・・・?
So-netトレンドブログ
Livedoor Blog a
Livedoor Blog b
Livedoor Blog c
楽天ブログ
JUGEMブログ
Excitブログ
Seesaaブログ
Seesaaブログ
Googleブログ
なにこれオシャレ?トレンドアイテム情報
みんなの通販市場
無料のオファーでコツコツ稼ぐ方法
無料オファーのアフィリエイトで稼げるASP
ホーム
Hsc
人気ブログランキングへ
その他
Share by: