2003.4.9.

松井、1号満塁本塁打 本拠開幕戦で右越えに


 ニューヨーク・ヤンキースの松井秀喜外野手(28)は8日(日本時間9日)、ニューヨークのヤンキースタジアムで行われた本拠地開幕戦のミネソタ・ツインズ戦で公式戦初アーチとなる満塁本塁打を放った。

 松井選手は「5番・左翼」で先発出場。開幕から7試合目、通算34打席目となる5回裏1死満塁のフルカウントで、ジョー・メイズ投手から大リーグ1号を右越えに運んだ。

 松井選手は巨人で10年間プレーし、本塁打王、打点王をともに3度獲得するなど、日本を代表する強打者として活躍。昨年11月にFAの権利を行使して、大リーグへの移籍を表明。1月にヤンキースと3年総額2100万ドル(約25億2000万円)で正式契約した。

 公式戦デビュー戦では初打席初安打初打点を記録するなど、これまでの6試合で28打数8安打の打率2割8分6厘、4打点をマークしていた。


松井、心引き締めて「これが1本目」


 満塁弾でニューヨークのファンに強烈なアピール。ヤンキース松井秀喜外野手は試合後、自らの鮮烈なデビュー戦とホームランについて語った。

 -満塁ホームランは想像していたか

 「全くしていません」

 -打った瞬間の気持ちは

 「おそらくフェンスを越えるんじゃないかという気持ちはありました」

 -ダイヤモンドを回るとき、表情が硬かったが

 「今までもホームランを打って笑っていたことはあんまりないですよ」

 -今の気持ちは

 「そりゃ、最高にうれしいですよね」

 -ヤンキースタジアムの雰囲気は

 「この球場の空気には“違うもの”を感じました」

 -日本のファンが喜んでいるだろう

 「へへへ。わかりませんけど、まだ朝だから、寝ているんじゃないですか」

 -1923年開場の歴史あるヤンキースタジアムの伝説に加わったという実感があるか

 「今はそうは思わないです。そうなるかどうかは、僕の頑張りしだいだと思います」

 -第1打席に入ったときの心境は

 「失礼します。これからよろしくお願いします、と心の中で頭を下げました」

 -7試合目の本塁打は、長かったか?

 「まあ、長かったといえば長いし、あんまり、そう簡単に出ないと理解していた。きょうみたいに甘い球がくればチャンスはあると思っていた。強引にならないよう心がけていたし、それほど欲求は生まれていなかった」

 -日本で打った332本のホームランと実感は違うか

 「違うでしょうね。333本目ではなく、1本目ですから」

 -これからもホームランにこだわるか

 「こだわりたいですね。徐々にそういう意識が、自信とともに出てくればいいと思います」

 そして松井の活躍をネット裏でだれよりも喜んだ人がいる。父の昌雄さんと母のさえ子さんだ。昌雄さんは「本当に不思議な男です。昔からああいう子でした。こういう場面で無心になれる。打った瞬間に入ると思いました。観客が総立ちになったとき、涙が出そうになりました」語った。

 松井自身も「僕より、家族のみんなの方が喜んでいるんじゃないかな」と話したNYのファンへの強烈な名刺替わりというだけではなく、最高の親孝行となる一発でもあった。

実はわたしは、星稜出身と告白してみたりする!


© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: