2004.7.27

ジャンボなお見舞い2億円 豪雨・福井、匿名で当せん宝くじ届く


 集中豪雨で大きな被害を出した福井県の西川一誠知事は24日、2億円の当せん宝くじ券1枚が災害見舞金として郵送されてきた。差出人は不明で、添えられた便箋には「不幸にも被害を受けられた方々に少しでも援助になれば幸い」と記されていた。

 宝くじ券は、「ドリームジャンボ」の「06組198955」(1等)。

 県が銀行に鑑定を依頼、本物であることを確認し銀行で保管している。寄付した人の意向を受け、消印の地域も公表しない。封筒にあった住所、氏名は架空だった。

 西川知事は24日の記者会見で「大変温かいお志をいただいた。こういう厳しい一番大事な時期に、感謝の気持ちでいっぱいです。被災者の方の支援という趣旨でお志に応えたい」と述べた。

 また、この封筒を最初に開けた県総務部の今冨広子さんは同日、「手紙を見て驚きましたが、筆跡や文面には温かい誠実な人柄を感じました」と振り返った。

 便箋は、ボールペンできちょうめんな文字で書かれており、差出人に関しては「わたし個人の勝手な印象では、少しお年はいってらっしゃる方かなと思います」。

 同行の東聖高常務執行役員は「世の中には、素晴らしい人がいる。2億円の中の一部なら分かりますが、全部ですから」と驚きの様子。

 これまでに同県には、宝くじ以外に計5678万円(748件)が寄せられている。

     ◇

【宝くじに添えられていた手紙(要旨)】

 前略、新聞、テレビニュースで福井豪雨の被害を知りました。

 天災の豪雨で多くの方々が被害に遭われたことに対して心から御見舞い申し上げます。

 さて、不幸にも被害を受けられた方々に少しでも援助になれば幸いと思い幸運に恵まれた宝くじ当選券(弐億円)一枚を同封して送ります。

 現金でなく申し訳ありませんがあくまでも匿名の寄付ということにしていただきたく、よろしく取り計いお願い申し上げます。

 本来ならば直接持参すべきところですが、大変失礼と思いますが、住所氏名は記入しません悪しからずお許しください。

 7月22日 匿名 西川一誠知事殿

 (用字用語は原文のまま)(新聞より抜粋)


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