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さていよいよH村男声合唱団とのゲネプロ。H村は私たちが住んでいる町からは大きな街を挟んで反対側にある別の谷の、しかも結構奥地にある。H谷鉄道の列車に乗って行く。これがまたものすごく険しい斜面が曲がりくねった狭い谷で、東京育ちの私なんか、車窓を眺めているだけで遠足気分が盛り上がってわくわくしてくるような山間だ。と言っても、この時期の夜7時と言えば当然、真っ暗で何も見えないんだけど途中の駅で先生やクリスチアンネとも無事合流して、ガタゴトと列車に揺られて行く。H村の駅に到着して列車から降りると、ホームは雪に覆われていた。私が住んでいる場所も1000mの山から吹き降ろしてくる風のせいで結構気温が低いんだけど、やっぱり標高280mと800mでは世界がまったく違う。駅から雪道を歩いて教会へ向かった。この村は、観光地、特にウィンタースポーツの地として有名で、上品にイルミネーションで飾ったホテルのこの地域特有の建築様式に似せて作られた大きな建物がいくつも暗闇の中に浮かび上がっていた。教会へ入って、オルガンの設置してあるバルコニーに上がり、まずは簡単なEinsingenから。男声合唱団メンバーのEinsingenをしている時に、オルガニストも到着した。In dulci jubiloを当日演奏する順番にそって歌っていった。前奏はどうするか、伴奏はどのくらい入れるか、どのレギスターで弾くか、音量はどのくらいか、など、一つ一つオルガニストと確認しながら進んでいった。ゲネプロだし、緊張しているという意識は無かったけれど、声を出す瞬間になって、自分がナーバスになっていること、体が固まっていることに気づいた2人で良かった。1人だったらもっとガチガチになっていたと思う。しかし、ブリギッテの声がますます聞こえない気がする。風邪を引いていると言っていたが、確かに練習の時よりも声が出ていないし、FisにもGにも届いていない気がする。ソロでは2人で同じ旋律を歌うので良いのだけれど、デュエットではかなり歌いにくかった。出だしはブリギッテがひとりで歌い出すのだけど、すぐ隣にいる彼女の声がものすごく小さく聞こえる。空間が広いせいなのかもしれない。しかもオルガンもすごく小さな音量で弾いているので、歌っていると伴奏の音がほとんど耳に入ってこない。・・・って、私たち、そんなに声が小さいってこと?そして問題の2か所、、、やっぱり片耳を押さえてしまった毎日少なくとも2回は歌ってるんだけどなあ。やっぱり生身の人間に隣で歌われると違うんだよなあ。なんていうか、もう、空気で圧倒されて、バリアで入れてもらえないような錯覚に陥る。入れない空気。片耳を押さえれば問題なく入れるんだけど。本番までまだ5日あるから、それこそ耳にタコができるくらい、もう少し頑張ってみることにする。と、数回歌い終わったところで、見ると先生の顔が曇っている。オルガニストも何やら言いたげな顔をしている。最後の音が、低いのよね ・・・ソロを2回歌う?えええええ、ちょっと待って、どういうこと??どうやら、音程が下がっていて、伴奏のオルガンとずれてしまっているらしい。するとオルガニストが、「それじゃあ、歌う旋律を弾いてあげるよ」ということで、もう一度歌ってみた。音程が下がっているという感覚はまったくなかったものの、気をつけて、高めに高めに音を出すように歌っていったら、確かに「あ、この音はさっきよりも若干高いな」という部分が数箇所あったうん、マシになったうーーーん、これで”マシ”かあ、そうかあ、参ったなあどこが悪いのか分からないと直せないと思ったので、どこが低かったの?と思い切って聞いてみると、オルガニストが口を開いたFisが低いんだよ。そこから押し下げられて低くなっていく。え、私、Fisなんてないんだけど、と思ったら、ソプラノ1だった。そうか、ブリギッテ、風邪引いてるって言ってたから、声が届かないんだ。本番までに治ると良いけど。そしてもう一度、高音に届かないのは仕方がないけど、一緒になって音程を押し下げないように注意して、少し高めを目指して歌ってみた。するとようやく「良かったわ」のお言葉が。ってことは、やっぱり私のせいか3声のアンサンブルは特に問題もなくバッチリ。やっぱりこれが一番楽だわ。もう一つの問題は「Alleluja」曲のテンポが練習してきたテンポよりも早くて、コロラトゥーアっぽい部分がついて行けない。男声が歌う、誰でもよく知っているメロディの上をヒラヒラ飛び回らなければならないのだから天使も楽じゃない。一度歌い終わったところで先生がクリスチアンネに、「ソプラノ聞こえた?」と聞いた。「低い部分は聞こえないけど、高音域は聞こえるわよ」とクリスチアンネ。すると男声のひとりが「歌ってたの?全然聞こえなかったけど??」当たり前だっガタイの良い男声20人以上がユニゾンで力いっぱい歌ったら、いくらオクターブ上を歌っているからと言って、細い声のソプラノ2人が勝てるわけないじゃないか。しかも、こっちには全然関心がないような感じで、自分たちだけでドンドン歌っていってしまう。しかしこれは私たちのせいでもあった。ふたりとも本番のように前を向いて歌っていたから、後ろに立っている彼らに聞こえなくても無理はない。K町のゲネプロでも、ソリストは本番とは違ってこちらを向いて歌ってくれる。そこで、ちょっと今だけこっち向いて歌ってみてあとね、テンポをもう少し落とすわけにはいかない? ちょっと早すぎてついて行けないんだけど結局、オルガンが同じ旋律を弾き、男声は若干ボリュームを落としてやさしく、テンポも若干落としてもらってもう一度歌ってみた。すると男声から「キレイだったよ」の言葉が下に聞きに行っていたクリスチアンネが、「高音部ではちゃんと聞こえてるわよ。低いところは聞こえないけど、おかしくはないと思う」というのでヨシとしよう。その後、クリスチアンネがソロを歌う2曲の合わせをやっている間に、帰りの列車の時間が迫ってきたので、ブリギッテと2人、途中で失礼した。本番は、ゲネプロよりも出来が良いってことはないだろうからな、、、やっぱり緊張するのかなあ
December 21, 2012
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歌のレッスン歌のレッスンと言っても、いつものレッスンではなくて、クリスマスのミサの出番に備えたプローベ。14時に先生のところに行くと、すでに今回のパートナーのブリギッテが歌っていた。早速一緒に歌ってみた。まずはソロ曲。1回通して歌ってみた。彼女の声は本当に私の声質と似ていてハマる時はピタっとハマるので歌いやすい。しかし、あっちこっち、特に高音域で音がこすれてぶつかって、耳に不愉快に響く。歌い終わると先生は条件反射のようにまず「良いんじゃない」と言うので、思わずえっと見返してしまった高音で音がこすれるんだけどそうね。ところどころあなたの音がちょっと低いのよ。しっかり口を開けないと、イントネーションが合わないのよ。あ、私ですか、失礼しました2度、3度と繰り返していくうちに、だんだんと音がこすれる部分が減ってきたが、それでも時々ぶつかり合っている。・・・私の耳には彼女のピッチが安定していないように響くんですけど、、、まあ私の耳なんてアテになりませんからね。最高音が出る部分のH-G-Hの跳躍で、どうしてもGが出にくい。たかだかGなのに出にくいなあ、風邪引いてるのかなあなんて思っていたら、cum-no-voのnは舌先で発音して、口を開けたままにしないと、ちょっと届いてないわよと先生から注意された。nで顎を動かしてしまういつもの癖が出ていた。前の音がHで、奥を広げなくても楽に出るのでサボって天井が下がっている。↓nを発音するために舌を前歯に近い方に付けるので、口をさらに閉じ気味にしてしまう。↓nを発音してから慌てて奥を広げようとしても間に合わなくて、音が届かなくなってしまう。これがなかなか治らないんだな。高音に届かない時は、ほぼ100%の確率で、口の開き方が足りていない。分かってるのにね。次にデュエット曲。1回目、撃沈。新しいフレーズが始まりハモリに入るところ2か所で、入りの音が取れなかった。やっぱり隣で生の人間に歌われるのと、Finaleさん相手に歌っているのとでは勝手がまったく違う。しかも、普段は音が取れないということがほとんど起こらないので、パニックになって取り乱してしまうまずいなあ。結局、2度ほどやってみても音が取れずハマれないので、禁断の技を使うことにした。それは、、、片方の耳を抑えるイカンなあ、それをしちゃイカンゲネプロまでは何とか耳を抑えなくても入れるようにしておきたいけど、音が取れないと合わせた練習にならないので、この場を乗り切るためには仕方がない。入りの音さえ取れればあとは歌えるので、前のフレーズの最後の音から次のフレーズの入りの音まで2音だけ、耳を抑えて歌った。そうしているうちに、クリスチアンネも到着したので、3声で歌うアンサンブル曲の練習をした。In dulci jubiloの曲にドイツ語の歌詞の2番を、ソプラノ2人とクリスチアンネのメゾと先生のアルトで歌う。ソプラノは、誰でも知ってるあの主旋律を歌うので楽。これがまた、4人の声質がピッタリで、信じられないくらいキレイにハモる。楽し~いやっぱりアンサンブル好きだなあ。最後に「Alleluja」。先生がピアノで弾いたり、クリスチアンネに主旋律を歌ってもらったりしながら何度か歌ってみた。割りと簡単な旋律じゃないのに、よく知っている主旋律に合わせて歌うとなるとこれがなかなか大変だった。あなた達、2人でもう一度会って、自主練習するんでしょ?と、先生にプレッシャーを掛けられて、終了ええ、ええ、そのつもりですよゲネプロは木曜日夜8時から。これで今週は月曜日から金曜日まで毎日歌うことになった。うれしい
December 17, 2012
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前回のアンサンブルプローベの時、先生が私とオットにねえ、あなた達、第2祝日は何してるの? いる? 空いてる?と聞いてきた。ドイツでは25日と26日がクリスマスの祝日で、第2祝日とはつまり26日のこと。「26日なら空いてるけど?」と答えると、私とオットそれぞれに楽譜を1枚ずつ渡しながら、この曲、歌えない?何ですか、こりゃ?男声合唱団が26日にミサで歌うのよ。で、これ短いソロなんだけど、クリスチアンネが私を見捨てるのっ渡された楽譜を見ると、男声4声の合唱の上に、ごく簡単なソプラノソロが入っている。しかし、低い! 最高音はFだけど1音だけで、ほとんどの部分でGからせいぜいCくらい。これじゃ男声合唱団相手に歌っても、私の声は絶対に聞こえない。歌うのは構わないけど、これ、私には低いんじゃない?うーん、ブリギッテにも聞いてみようかと思ってるから、二人で歌えば?っていうか、これクリスチアンネのために探したのよ。彼女がソロを歌ってみたいって言うから、曲を探して準備してるっていうのに。そりゃあ確かに大したこと無い曲だけど。今になってこれは歌いたい曲じゃないって言うのよっクリスチアンネも生徒さんの一人で、今まで3回の発表会で聞かせてもらっている。豊かな響きのある良い声で歌う人なんだけど、ロマン派が好きらしくて自分が歌いたい曲しか絶対に歌わない人で、2曲も3曲も聞いていると眠くなってくるとにかく、日頃から先生の提案でも気に入らなければ容赦なく却下するらしいまあそこは、いかにも”ドイツ女子”って感じで逆に気持ちが良いけどしかもすごく極度のあがり症らしくて、そんなところに勝手に親近感を感じていた。と、そんなことがあって、その楽譜を持って帰って、Finaleに入力、一応音取りをしておいた。いやもう本当に、すごく簡単。そして低い。でも教会で、しかもクリスマスのミサでソロか~、ちょっとうれしいかも~↑ 数年前なら即決で断っただろうに、私もずいぶん変わったもんだ。この時はまだ、まあまだどうなるか分からないから、話半分に聞いておこうと思っていた。そして次の歌のレッスンの時。とりあえず、あの話はどうなったのかと聞いてみると、先生が唖然としている。ゲッ なんだ、なんだ?!え、やだ、楽譜送ったわよ!?あの後もう一度クリスチアンネと長いディスカッションしてね、あの曲は結局彼女が歌うってことになったの。それがさ、もしかしたら当日緊張のあまり声が出なくなるかもしれないし、歌えなくなるかもしれないから、あなた達もいて欲しいとか訳のわからないことも言っててただこの間渡した曲は、やっぱり低すぎるからもう少しソプラノらしい曲を探したの。それで、追加の楽譜を何ページもメールで送ったのよ。届いてない?家で練習してきてるだろうから、今日はそれを歌おうと思ってたのにええっとおおおお、なんだそりゃ!?ということで、もう一度楽譜をコピーしてもらって、音取りをした。ヨーロッパの伝統的なクリスマスの聖歌「In dulci jubilo」をアレンジしたもので、男声ユニゾンで主題→ソプラノソロで「Puer natus in Bethlehem」→女性3声アンサンブルで主題→ソプラノデュエットで「Puer natus in Bethlehem」→男声ユニゾンによる主題とソプラノの「Alleluja」という構成になっている曲。これを声質の似ているソプラノのブリギッテと一緒に歌う。オルガン伴奏で二人で同じ旋律を歌うソロ曲と、デュエット曲、それに男声コーラスが歌う主題の上に響く天使の旋律。ブリギッテは私よりも細い声質だからということで、デュエットでは私が下のパートを歌うように言われた。デュエットで下のパートを歌うのは初めて。下のパートと言っても同じフレーズを続けて歌ったり、上下入れ替わったりもする箇所もあって、逆に混乱しそうな感じ。ハーモニーを歌うのは基本的に好きなんだけど、入りの音が取れるのか、跳躍の音が正確に歌えるのか、ちょっと不安。これは家で練習しないと。またFinaleさんのお世話になる。まさかの展開で、本当にミサでソロを歌えることになってしまった。楽しみ~
December 12, 2012
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歌のレッスン発声練習丁寧にヴォーカリーゼをしていく。毎回毎回必ず1回は、「開けて開けて、斜め上に向かって、開けて」と注意される。毎回同じ事を言われるのに、なぜ言われる前にできないのか・・・いつものように、ngのハミングで、中音域から高音域まで上がっていった。普通はさ、3つ目のCくらいになると、もっともっと金切り声になるのよでもあなたの場合は、まだまだ音色が暗くって、アルトの人が歌ってるみたいよねええええ、そうかなーーーーー?私の耳には非常にか細くてぷつんと切れそうな糸みたいに響くけど?ドソミド を母音で歌った時、音が変わる瞬間に、ふっと響きが変わるので、口の形を変えずに歌うようにと注意された。そのクセを取るためにド-ド を音を擦り付けながら歌ってみる。これも最近、毎回言われてる。でもイマイチそれが分かっていないので、注意されて練習を繰り返すと、その時は何とか見逃してもらえるくらいになるんだけど、次のレッスンではまた同じ注意を受けている。先生が言うには、音階が映る瞬間に、わずかに空間が狭まっているのか、お腹からの支えが緩んでいるのか、違う響きの声が出てきて、それからまた出し直している、とのこと。言われてからもう一度やってみると、、、確かにそうかもしれない。喉の天井を持ち上げて空間を広げる感覚は最近掴めてきてるんだけど、音程が変わる時に、そこがバネみたいに上下しているような感覚がある。ようやく自覚できたしかし、音が下がる時に口の中の形を変えないって、すごく難しい。と思っていたら、喉や口を使って音程を調整しちゃダメなのよそうでした。それ、前回言われましたっけね。分かり始めばかりなので、まだ上手くはつながらない。歌のレッスン再びヘンデルのAllor ch'io dissi: Addio。前々回のレッスンくらいから今年の発表会の話がではじめていた。この日もレッスンが始まる前に、何を歌うかという話をして、この曲でいく事にした。先生は、この曲が私に合っているとは思いながらも、難しいので私が嫌がるかと思っていたらしい。数週間前に完全版を歌っているビデオをYouTubeで発見して以来、毎日とまでは行かなくても、数日に1回は歌うようにしている。http://www.youtube.com/watch?v=6EByk4ezCr4前回のレッスンで気づいたこと、口で響きの空間を確保すること、お腹のバネを使って音程をコントロールすることを体に覚えさせるつもりで歌っている。ビデオの歌手はドラマティックに歌っていて、ようやくこの曲の全体像がつかめた気がする。そうやって何度も歌っているうちに、この曲がとても面白く楽しくなってきた。だからこの日のレッスンが待ち遠しかった。最初の頃は憂うつだったんだけどね。まずは最初のフレーズから。まあ、イイじゃないのもちろん、細かい点はぜんぜんダメダメで、注意を受けて何度か歌い直した。しかし、レッスン後にもイイじゃないの。音域も合ってると思うし、あなたはこういう難しい曲の方が良いのよね。支えが続くのよ。と言われた。自分でもそう思うメロディラインが難しかったりして気を抜けない曲だと、緊張感を保ったまま集中して歌うので、支えが続くんだ。それに、歌のイメージが掴めてる感じがするわねそう、それが本当に大きい。YouTubeビデオの真似みたいになってはいるけど(と言っても、技術がはるかに低いので全然真似にはなっていない)、自分の中で歌全体のイメージが出来ているから歌いやすいのだ。ただこのビデオでは、私が持っている楽譜よりも1音低く歌われているので、ビデオでばっかり練習するわけにはいかない。それに中低音の発声の仕方が、私が指導されているのとは違う発声法なので、そこは真似しないように気をつけなければならない。まあ、歌の方は練習あるのみ。問題はRecitativo。せっかくだから全部完全にやってみたいよね~でもRecitativoって難しい音源が普及していなかった時代の人は、どうやって音楽を作り上げていたんだろうかと、心底思う。
July 27, 2012
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歌うという動作の基本の基本がようやく分かってきたような気がしている。って、もう何度も書いたような気もするけど前回の歌のレッスンの最後の最後に、小さなひらめきを受けた。何度も何度も習ってきたことが、ようやく実感を伴って分かった(ような気がする)って感じ。一つは、アゴで音程を作らない、お腹からのバネのような動きで音程を上げ下げするということ。もう一つは、口を前に向かって突き出すことで、音を増長させる空間を確保するということ。以来、その感覚を確かめるために、その動きを身に付けるために、毎日とは言わないまでも、2日に一度くらいは歌うようにしている。歌っているのは、ヘンデルのアリア3曲。Ombra mai fu、Josua、それにAllor chi'o dissi: Addio口を前に出した状態で声を出すと、自分の耳でも分かるくらい、暗めの響きを持つ声が出てくる。私の耳には、音量も少しだけ大きくなっているように聞こえる。つまり私の声が、乾いた明るい細い色しか持たず通らなかったのは、響きが薄くて硬かったせいなのだろうと思う。ただ、口を前に突き出したまま、口の空間を確保したまま歌うのって、想像以上に難しい。エライ難しい。口というかアゴが疲れるし、テキストや音程に意識が行くとすぐに口を横に開いてしまう。それに、本当に口を突き出している時には、きっとすごくみっともない顔になっていることだろうとも思う。イレギュラーな進行部分の音がどうしても覚えられず、苦手意識に負けそうだったAllor…も、YouTubeでRecitativo付きの完全版のビデオをついに見つけて、一緒に歌っているうちに、楽しくなってきた今では、次々と展開があるという意味で、この曲が一番歌っていて面白いかもしれないと思うようになった。先日のS村のPatroziniumの時。Prozessionがあり、村の中をぐるっと練り歩いた後で、外に設えられた祭壇で祈りを捧げる。合唱団が1曲だけ歌った。この時、S村ソプラノで一番声の通るクラウディアが隣に居た。外の祭壇で歌っている時にふと横の方に視線を動かしたら、視界に彼女の顔がぼんやり写った。そして、ああやっぱりそうなのね、と思った。彼女もラッパのように口を前に突き出していたからだ。歌う時には口を大きく開けなさいってよく言うけど、こういうことなのね。開け方が違うんだもの。次のレッスンは明日。Allor…をもう一度歌わせてもらって、方向性がこれであっているのかどうかを、確認したい。
July 23, 2012
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歌のレッスン発声練習まずは発声練習から。最近では、言われる前に口を開けたりお腹を使ったりと気を使うことにまで頭が行くようになり、いちいち注意されることはなくなった。そのかわり、高音域から低音域まで音色を変えないこと、そのためには口の開け方に注意することを毎回毎回注意されている。自分では思いっきり口を前に出して空間を広げ、縦に開けるようにしているつもりなのに、それでもやっぱり横に広がっているらしい。でも何度もなっているうちに、口を前に突き出した時の方が、確かに響きは良いらしいということだけは、何となく分かるようになって来た。口を突き出して、空間を広げるのって、今まで日常生活では決してやらない動きなので、ついつい忘れてしまう。だからワン子と散歩に行く時にも歩きながら練習してたりするんだけど、なかなか身につかない。歌の練習相変わらずのヘンデルのアリア、 Allor ch'io dissi:Addioこの曲、本当に難しい。前半と後半でテンポも雰囲気がガラッと変わる。前半はちょっとアグレッシブな感じ。後半は河の流れみたいで、全体的にゆったりと、所々でコロコロと転がっていく感じ。前半部分の最後の方はちょっとイレギュラーなフレーズがいくつも間に入ってきて、これが全然頭に入らない。全体像が掴めてなくて、音符に振り回されている感じ。毎回、ちゃんと家で音取りして来ないと、と思いつつ、最近は何だか仕事に振り回されてて、あっという間に2週間経ち、レッスンで激しく後悔する、の繰り返し。音がきちんと取れてないと、先生にも失礼だし、いや先生はドイツ人で、しかも大人向けの趣味のお教室なので、向こうは別に気にしてないとは思うけど、せっかくのレッスン時間に音取りしてたら、肝心の発声や歌に集中できなくて、そんな自分に非常に腹が立つ。そんな感じだったから、あんまり楽しくもなくって、難しすぎたのかな、この曲はもう止めようかなと、チラッと頭をかすめるんだけど、今日は何歌う? ← 先生も、「この曲はダメかも」と思っているのかもしれないと聞かれるとやっぱり、「あ、もう一度ヘンデルでお願いします」と言ってしまうのだった。前回は後半部分をやったので、この日は前半部分を。このアリアは、音域が比較的低めというか、中音域で、時々E以上が出てくるという、私がもっとも苦手とする構成になっている。高音域から中低音域に下がってくると、どうしても響きが変わってしまうらしい。中低音域から跳躍して高音域に入ると、音が届きにくかったり響きが平たかったりするのは、中低音域でアゴが固まって喉が締まって空間が潰れているせいとのこと。ダメ出しの嵐で、同じ箇所を何度も何度も繰り返した。今日はいつになく先生が厳しいのおテキストの発音はとりあえずどうでもいいから、アゴを動かしながら歌ってみなさいと言われて、やろうとするけど、アゴを動かしながら歌うのって、かなり難しい。私の耳には、響きが平たくなったとか、響きが変わったとかが分からない。分からないからどう直せば良いのか分からない。きっと、ずっとそうやって歌ってきたからなんだろう。何度も繰り返してみたけど、どうもピンと来ないまま、どうしたもんかねという空気になってしまったそれでも、この曲かなり難しいけど、でもすごくいい練習になるねという点で一致した。先生が言うには、最初の頃には多少喉が締まっても良いから、高音域で響きを出すことを優先したんだけど、どうも中低音域でアゴが固まっているのか喉が締まっているのか、力が入っているような感じがするとのこと。それから、跳躍なんかで音が大きく変わる時に、アゴを一度固めてから口を開き直しているのか、音程を調整しているのか、で、音色が平たくなるらしい。それでこの日のレッスンは時間切れになってしまった。のだけど、外に出てからフッと気がついた確かに、アゴで音程を作っているのかもしれない。もう一度考えてみると、アゴを固めて、喉を締めて、音程を作っている感覚がないわけじゃないということに思い当たった。早速、家でお腹からの力で音程を調整するように歌ってみた。確かに喉が楽な気がする何よりも、口が楽に動く。先生によく言われる、「低音部では細く細くボリュームを下げてもいいから細く頭声で、高音に跳躍したらそこで縦に大きく」っていうのが、楽にできる。そうか、コレか、こういうことかアゴが固まっていたので、音が硬くなって明るい響きになっていたのかもしれない。アゴや喉の力が抜けたせいで、暗い響きが出てきたんだろうか?そうかーーーー、これがお腹で歌うってことなんだ~っていうか、私、全然分かってなかったんだな~
July 3, 2012
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歌のレッスン歌の練習は、ヘンデルのアリア。今回は後半部分。注意されることは変わらない。注意されて、直そうとしてもイマイチ分からないままで、進歩がないことを自分で感じる。コーラスみたいに一音ずつ正確にクッキリと歌うのではなくて、なめらかに、レガートで。音が下がってくると途端に響きが失くなって平たくなる。でも、平たくならない様にしようとして奥の後ろの空間ばかりを意識していたせいで、前回は声が前に出ていないらしいということが分かったんだったっけ。音色を変えずにつなぐこと、という事自体がそもそも分からない。音色が変わっているということが自分の耳では分からないのでどう直せば良いのかが今ひとつ分からないという感じ。そうして、色々と試行錯誤を繰り返していたら、中低音域で何だかいつもとは違う低めの響きのある声が出ていたらしい。暗めの声が出てきたわね。やっぱり明るいソプラノかと思っていたけど、実は暗めのソプラノだったかしら?!と先生に言われた。えええええ、暗めの声質、、、うれしいいいいいいいいい響きの空間がきちんと確保されずに押し出していたから、明るい声になっていただけだったんだろうか??
June 19, 2012
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歌のレッスン発声練習今歌っているヘンデルのアリアでは中音域が中心だけど、Gがなんか所かと、Aも1か所出てくるので、中低音から高音までのヴォーカリーゼをやった。やっている途中で、ふと気になって質問喉の奥の上の方に出すの?それとも鼻の前の方に出すの?質問しながら、今まではこの感覚を意思することがなかったんだなあ、と何となく感慨に浸る(笑へ?!いや、鼻に出てるんだけどね、鼻から出さないと、声が出ないから。でも、そうね、高音は喉の奥の上の方、中低音は鼻の方ね。では、と、中低音域では鼻の方に出してみる。そうそう、そうね、そうすると鋭い声が出るわね。ちょっと、奥の方でやってみて。いつものように、とにかく奥の上だけを意識して声を出してみる。すると、声が明らかに小さい、響きが外に出ていない感じがした。鼻の方に息を流すと、声が顔の前に出るというか、鼻先で声が鳴っている感じ。今までは、喉の奥、天井を持ち上げて、という方に意識を集中していたので、声が内にこもっていたみたい、に、私の耳には聞こえる。先生もそっちの方が良いと言ってくれたから、やっぱりそうなんだろう。面白いねえ歌の練習ヘンデルのアリア発声練習に引き続き、鼻に空気を流す感じで歌った。高音域では奥の上方向に広げる感じで、いつもとあまり変わらないけど、中低音域では前に出すように歌ってみた。いつもとはちょっと違う感覚。すると先生が暗めの響きが出てくるのね。面白いわね。へええええええ、そうなんだえ、え、実はメッツォ、とか??いや、それはない(キッパリ) 暗めの響きがある高いソプラノまあそれでも良いや出し方一つで声ってそんなに変わるものなんだなあ。
June 7, 2012
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歌のレッスンまず最初に、次のアンサンブル練習の目処をつけようと思い、先生に予定を聞いた。前回の練習の最後に、新しい講座を始めると言う話を聞いていたのだけど、それが6月(Juni)だったのか、7月(Juli)だったのか分からなくなってしまい、まだ候補を上げていなかったのだ。そうよ、どうしたの、あなた達?あの後何にも行ってこないから、どうしたのかと思ってたのよ~結構うまくいったし、みんな喜んでたから、盛り上がっているうちにって思っていたのに~ソプラノ2さんも、個人レッスンの時に「次はいつ?」と聞いてくれていたらしい。あの後、オットが出張することが続いていて、それがいつ終わるのかはっきり分からなかったから、気になりながらもそのままにしていました~前回の練習では、私達もすごく楽しくって、次の練習を楽しみにしていただけに、他の人も同じだったことが嬉しい。6月からは先生の時間を確保するのが難しくなりそうなので、5月中にせめてもう一度はやりたいよね、ということで、大急ぎでメンバーに連絡を取ることになった。発声練習ソ-ド-ソ-ドを、段差ができないように、音を擦りつけながら。go-lu-go-lusで。ga-lju-ga-ljusでド-ド-ド-ド(オクターブ)を、ga-lu-ga-lusやっているうちに、高音から低音へ移行する時に、口の中の状態が変わっていることに気がついた。口の奥の天井が下げて、音を変えている、音を調整している感覚。まるでスイッチを切り替えるように音を出し直している。コレか、さんざん言われてきているのはあ、なんかね、口の中が変わっている、のに、気づいた(今さらですが)そうよ、それよそれを、変えちゃダメなの。口の中の形を変えないように、高音を出している状態のままで低音まで移行するの。頭では分かったつもりでも、これがなかなか実行できない。もっとゆっくり、少しずつ音を下げて、擦り付けるようにやってごらんなさいと言われて、そーっと口の中を変えないように音だけを下げてくると、さっきよりはましになった。音域が下がってくるとやっぱりすごく難しい。上の音で既に口の使い方が変わってしまっているのが分かる。コレか。コレが毎回毎回言われている、口の空間を変えると響きが変わるっていうことなんだ。いや、響きが変わっているかどうかは、自分の耳では分からないけど。レッスンの後、先生が最近始めた歌のレッスンの話を始めた。町の大学から依頼されて、学生相手に歌の個人レッスンを始めたらしい。大学で歌のレッスンが受けられるなんて、羨ましい~その生徒さんの中に、なんとRコーラスの女の子がいるらしい先生の話だと、つい最近入った人で、多分ソプラノ。でも全然高音が出せなくって、すぐに声がかれてしまうことで悩んでいるとか。多分あの子だ。あまり話す機会がなかったから、名前を覚えていなかったけど。前学期に入った子で、私達数人のソプラノに「どうやったら高音が出せるの?」と聞いてきた子がいた。「どうやったら」と改めて聞かれると、よく分からないものの、ああやってみたら、こうやってみたらと、色々と言ったんだけど、結局解決策が見つからなかった。私達では手伝うことができなかったけど、先生のところにたどり着いたなら安心だ。きっと先生が彼女の声を見つけてくれるでも彼女ね、自信がないみたいで、自分の声はものすごく変で、歌い方も何から何まで間違っていて、もう全然ダメだって思い込んでるのよ。あ、それ、分かる~私もそうだったもの。だいたい私、本当は暗めで力強さがあって、温かみのある声の方が好きだもん。今だって自分の声なんて全然イイと思えないけど、でも慣れたよ~(声は変えられないもの、仕方ないよね)でもあなたの声って、高いソプラノの割には、暗めの響きがあるのよねえええええ、そうなの~??それはなんか、とっても嬉しい自分の耳では分からない。高くて細くて明るいだけの声だと思っていたのに。
May 9, 2012
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歌のレッスン顔を見るなり、昨夜ようやくYouTubeでアノ曲聞いてみたんだけど、ちょっと、大変じゃないの~と先生。アノ曲、というのは、アンサンブルで歌いたいと選んだ2曲目の方。英語のマドリガル、Too much I once lamented。だから、こっちの曲の方はちょっと大変なんだけどって最初っから言ってるのにしかも、こっちはちょっと大変そうだから、他の人達が嫌だったらボツでもイイよって言ったら、あらイイじゃないの。ちょっとくらいは大変な思いもしないとって言ったの、先生じゃないのでも、すごく素敵でしょ、この曲うんうん、すっごく素敵でもこれは大変だわ各パートがそれぞれに綺麗な旋律を歌うので、パートを覚えるのは多分そんなに難しくない。でも、各パートがバラバラに掛け合うように繋いでいくので誰にも頼れず、それぞれがきちんとリズムを守って、、入りを間違えずに、音の長さも正確に歌って行かないと曲にならない。一人ひとりが責任重大な曲。合えば本当に楽しいんだよね、こういう曲って大丈夫かな~、アルトのAま、やってみなきゃ分からないさ別にコンサートが決まってるわけでもないし。歌の練習ヘンデルのアリア集から、Allor chi'io dissi: Addio以前先生からコピーさせてもらったアリア集の中から、適当に音域だけを見て選んだ曲。YouTubeで探したんだけど、後半部分しかビデオが見つからなかったので、未知の曲だった。音取りしてみたら、もう大変。何が大変って、苦手な中音域が多い。中音域をウロウロしていたかと思うと、いきなり上のAが出てきたり、真ん中のAから上のGに跳躍とか出てきて、歌っているうちに訳が分からなくて混乱してきた。先生は、まあ大人の趣味だし、歌いたいと言えば基本的に何でも歌わせてくれる人。しかし、ちゃんと中低音域歌えないのに、こんな難しい曲歌って意味あるのだろうかとちょっと考えさせられた。私の時間が終わったところで、オット登場。来週のアンサンブル初のレッスンを前に、音取りをするためにレッスンを取った。発声練習では、声の出し方を結構丁寧に手直しされていた。私にはうまく説明することができないのだけど、歌の先生の発声練習を聞いていると、普段のオットの歌声は、こもっているんだということがよく分かる。先生の指導で発声練習をしていくと、秋晴れのようなカラッとしたむき出しの明るいテノール声が出てくる。指導されている内容を聞いていると、やはり上に開く、口の中を縦に広げる、奥の方の天井を持ち上げるということらしい。発声練習の後は、早速曲へ。Amor vittorisoはまあ簡単なので、サラッと通して、Too muchの方へ。Too muchは自宅でもFinaleで一度サラッと音取りをしてきているので、特に問題もなく、サクサク進んだ。ほらね。音取りは別に難しくないんだ。問題は、他の人と一緒に歌うこと・・・楽しみだなあキングス・シンガーズみたいに歌えるようになりたいなあ【CD】アニ-・ロ-リ-:イギリス民謡集/キングズ・シンガーズ キングズ・シンガーズ
April 11, 2012
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歌のレッスン早めについたので、まずはアンサンブル練習日を決めるオンラインアンケートの結果を見せて話をした。ほとんどの人が時間が取れる日が2日あって、しかしその両方共マークさんだけが?だった。すると先生があなたの後でマークが来るから、二人でプレッシャー掛けてみましょうま、まあ、これだけの人数が一度に集まるってやっぱり難しいから、一人を除いてO.K.なんだから、とりあえず良しとしましょう発声練習HだとかCだとかアッサリと出る割には、中音域では少し暗めの響きがあるのね。面白いわね最近、これを何度か言われている。もともと、日本にいた頃は、声は低い方だと思っていた。小学校では決まってアルトに入れられたし。ま、小学生の音域なんてみんな大して変わらないだろうと思うけど犬みたいにハアハアやってみて。・・・できません。何度やっても、どうもスムーズにできない。っていうか、どうしてそんなに速く出来るんですか?そういうものなの??どうも、筋肉を張りすぎ、力入れ過ぎなのではないかという結論になった。横隔膜を柔軟に動かす練習になるから、普段でもやってみるといいわよ。ヴォカリーゼを続けていたら、またダメ出しが入った。背中をまっすぐに伸ばしすぎ。もう少し体を柔らかくして、体を使って。どうも、背中をやたらとまっすぐピンっとして立つ癖があるのよね。あ、これは自覚ある。子供の頃から、背中を反らせ気味に立つ癖があって、そのせいで長時間立っていると腰が痛くなるのだ。何年も前に、ヨガの先生とか、ベリーダンスの先生にもさんざん「姿勢がHohllkreuz気味になっているから意識してまっすぐ立ちなさい」と言われた。しかも座っている時はもっとひどくて、背中が丸まって猫背になっているか、背中を反りすぎているかのどちらかだもう少し柔らかく、前かがみ気味にした方が、筋肉を柔軟に使えるから。筋肉は張り過ぎてると、柔軟性がなくなるから声が響かないのよ歌の練習この日は、もう一度ヘンデルのアリアをお願いした。コロラトゥーアをスムーズに歌えるように、きちんと練習はしないんだけど、何度か歌って、とにかく音符に振り回されないように、音や曲の流れとコロラトゥーアの形を入れてた。音程を正確に押さえようとすると力が入ってレガートから程遠くなってしまうので、できるだけ軽く、イメージとしては持ち上げながら歌うように気を使った。すると、やっぱり途中飛ばしてしまう音やなでつけてしまう音があったりして、自分としては何となく気持ち悪さが残る。あら、いいじゃないの~そうですか?!最初のフレーズはもっと弾むように中低音域の音はできるだけ小さく、口を開きすぎないように、上に行ったら開く感じでその感じをつかむために、v-oのヴォカリーゼで歌ってみた。中低音域はvで上の方だけ口を開いてoで歌う。このヴォカリーゼ、よく音取りの時に使うんだけど、実はすごく苦手だった。Vで歌うというのが難しくって、何のためにそんなことをやるのかよく分かっていなかった。でもこの日やってみて、初めてその意味が分かった。上の歯を下唇に当てたまま声を出そうとするので、自然と口の中は広がる。だから、下の方では口をあまり開かずに、ボリュームは小さくてもいいから響きは上の方と同じで、上の方に行ったら口を開いて、という先生の狙い通りの歌い方になった。ヴォカリーゼで出来たからって、テキストをつけても同じようにできるかというとまたそれは別問題なのだけど、何となくの感覚だけは分かった。最近はの散歩の時とか、町を歩く時に、口の中を縦に開く練習をしているおかげで、最近ようやく中低音域でも高音と同じように口の中を開いて、という感じが少しわかるようになってきた。分かるようになったからといって、出来るわけでは無いのだけどそれに、散歩中にを呼ぶ時に、お腹から発声する、口の中を広げて声を出すことを意識してみる。そうすると、無理をしなくても声がポンっと響くのが分かる。の耳にも届きやすいらしい私は普段、響きとか支えっていうものを一切使わずに話しているんだということがようやく少しずつ分かってきた、そんな感じ。やっとスタート地点に近づけたかな?って感じでしょうかでもまだまだレースには参加できそうにない感じ。フレーズの最初はいいのに、途中から響きが潰れるので、支えを持続するように。それともアレかしら?あなたの場合は、力入れすぎて柔軟さがなくなってるのかもしれないわね。ちゃんと所々で緩めなきゃダメなのよ。高音から入ると箇所では、まず口をしっかり開いて空間を確保してから声を出すこと。開き方が足りないと、音程が届かない。先生は良いじゃないの、形になってきてるわって言ってくれるんだけど、どうも声がぜんぜん出て無い気がする、というか、私の耳には非常に小さい声に聞こえる。しっかりと支えないととてもじゃないけどついていけないので、体はとても疲れるんだけど。こんなんで、例えば発表会とかで歌って、座ってる人に聞こえるんだろうか??そうこうしているうちに、次にレッスンが入っているマークさん登場。来るなり先生にねえ、この日ダメなの?あなただけよ?来られるでしょ??ご、強引ですねえ、あ、そうなんだ。あ、うん、じゃその日でいいよあ、いいんだ(爆優しいんだなあ、マークさん。と、いうわけで、アンサンブルの練習日が決まった。めでたし、めでたしイースターが終わった後、先生のところで全員が揃って、初めて合わせてみる。楽しみ~コレクション:イギリスのマドリガルと歌曲集(ヘンリー8世の時代から20世紀まで)
March 27, 2012
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歌のレッスン自力で音取りをしてきたマドリガーレの曲を歌ってみることにした。発声練習では、高音域よりも、中低音域で丁寧に声を出していった。中低音域で響きを潰さないように、ボリュームはいらないから響きを持たせて、上に引っ張りながら、と、いつもと同じ注意を受けながら、試行錯誤を繰り返した。歌の練習家で音取りはしておいたので、特に問題はなく、逆に先生が楽譜を読むいい機会になった先生はピアノの前に座り、ソプラノ1の音程を追いながら、「あ~あ~あ~、助けて~」と悲鳴を上げる。いや、そんな大げさなモノではないのだけど、ソプラノ1と2は同じ5線上に書かれていて、途中何度も交錯するので、初見だとちょっと分かりにくい。私も、Finaleに入力する時になって初めてマジマジと眺めて、「うわ、コリャ大変だ」と焦った。でも歌ってみると実はそんなに複雑でもなく、イレギュラーな跳躍はほとんどないので、割りと簡単に頭に入った。少なくともソプラノ1は。2曲あるうちの英語の方、Too much I once lamentedの方が少し複雑で、前半のリピートの後、ソプラノ1と2が入れ替わる。それも先生にも確認してもらいながら、通して歌った。それぞれのパートが割と追いかけあうように歌うので、それぞれのパートが自立して歌い続けなければならなくて複雑といえば複雑。でもパートごとに分かりやすい旋律が当てられていて、一見バラバラな旋律がとてもきれいなハーモニーを作り出す。この曲が歌えるなんて、すごくうれしい。アルトさんもめでたく決まったらしく、これで5パート全員揃った。そこでもう一度、「アンサンブルって一緒に歌わないとダメなのよ。近いうちに皆で一緒に歌う日を作ったら?」という話になった。大体、いつまでに覚えてこいってプレッシャー掛けないと、みんな覚えないわよ。と言われ、それもそうだな、と。他の人のメールアドレスをもらって、オンラインのアポイントカレンダーサイトを使って、アンケートを取ることにした。女声合唱のための イギリス・マドリガル曲集
March 13, 2012
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アンサンブルレッスンが思っていたよりも早い時期に実現しそうな予感に、早速マドリガーレの音取りを始めた。まずは、楽譜をFinale PrintMusicに入力した。曲は、マークさんが音取りを始めているAmor vittoriosoと、お気に入りのToo much I once lamented。Amorの方は短いのであっという間だった。Too muchの方は、楽譜をよくよく眺めてみると、ソプラノ1とソプラノ2が前半部分のリピートの後、パートを入れ替えている。2度目はソプラノ1が2のフレーズを、ソプラノ2が1のフレーズを歌うようだ。単純なリピートではないので、パートを入れ替えてコピペで後ろにつなげたらページ数が増えた。入力が終わったところで、音取りを開始した。コーラスのヴォーカルという設定で楽譜を作ると、デフォルトで人の声に似せた音があてられる。この声が非常に気持ち悪いそれにパートの区別がつかないので、いつもの楽器に変更する。ソプラノ1にフルート、ソプラノ2はクラリネット、アルトにオーボエ、テノールがガイゲ、バスはコントラバス。合唱団で歌う曲はソプラノが主旋律のことが多いのだけど、マドリガーレでは主旋律が次々とパートに受け継がれる箇所が出てくる。しかも、フルートの音は聞き取りにくくて、ガイゲやクラリネットの音にすぐにかき消されてしまう。そうなると自分の音取りも怪しくなるので、各パートのボリュームバランスを変える。フルート以外のパートのレベルを80くらいまで落とすと、フルートがよく聞こえてくる。実際に音取りをしてみると、思っていたよりも多くの箇所で、ソプラノ2が上を行っていて戸惑った。CDをボケーッと聞いていただけなので、一番上を行く旋律が頭に入ってしまっていて、うっかりすると楽譜を見ながらでもソプラノ1とソプラノ2を行ったり来たりしながら歌ってしまうキレイなメロディで気持よく歌っていてアレ?と思うとソプラノ2になっているこの曲本当にキレイで楽しい各パートがそれぞれの音域で似た旋律を歌っていき、追いかけっこのようになっている部分があって、気が抜けなし、ハーモニーがすごくキレイすべてのパートがリズムや入りをキチッと守っていかないとすぐにグダグダになる危険が高い。難しそうだけど、本当に楽しそう。この曲、何とか歌いたい。【送料無料】 King's Singers Madrigal History Tour: Rooley / Consort Of Musicke 輸入盤 【CD】
March 3, 2012
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歌のレッスン発声練習今歌っているヘンデルのアリアもこれから歌いたいマドリガーレも中音域が中心で低音域も出てくるので、ここ数回の発声練習では中音域の練習に重点がおかれているみたい。下がってきても同じ響きで。ボリュームが下がっても構わないから、響きをキープすること、結局はその方が声が遠くまで運ばれる。同じ響きをキープするように声を出すと、私の耳にはとても頼りない弱々しい声しか聞こえてこない。でも、外に出ている声の大きさはあまり変わっていないらしい。歌いながら自分の耳で確認することができないので自信がないけど。しかも体はすごくキツイ。口の奥の天井を持ち上げながら、それでもテキストをきちんと発音しようとする動作は、どうにも矛盾していて歌いながら頭が混乱する。日本語ではそういう発音なのかもしれないかもしれないけれど、言葉をはっきりと発音しようとするあまり口の中の空間を狭めているのよね。発音はちゃんと出来ているから、それは一旦忘れて、響きの空間を確保することに気を使って。何度同じことを言われているんだか、考えてみるとイヤになる。それでも最初の頃は言われている意味さえよく分からなかったけど、最近は多少は自覚があるので、少しは進歩しているんだろうか。歌の練習Haendelのアリアをもう一度。この曲、コロラトゥーアがそりゃあもう激しくって、今回は家で何度もYouTubeで曲を流しながら練習してきた。声楽的に練習するわけではないけれど、少なくとも音がきちんと取れてメロディを歌えるようになっていないと、さすがに先生に失礼だろうと、いつもよりもまじめに、、、と言っても2日に一度くらいだけど、練習した。でも、YouTubeで見つかるビデオはどれもテンポが速くて、とてもじゃないけど一緒に歌うことはできなかった。それでもゆっくり目のビデオを見つけて、ごまかしながらもなんなくはついていけるようにしレッスンに行った。そして歌ってみると、音を押さえすぎ、コロラトゥーアの部分はそんなに階段を上がり下がりするみたいじゃなくて、レガートで歌うようにと指摘された。実は家で練習している時も、すごく気になっていたんだ。フレーズを正確に歌おうとするあまり、一音一音押さえようとそこに神経を集中してしまう。まずはフレーズをv-oなんかで歌ってみて、レガートで歌う感じを掴んでから、もう一度テキストをつけて歌ってみた。テキストが付くと途端に階段になるなんだろうこの敗北感は段差を取ろうと思うと、音と音が融け合ってグダグダになって、音程が制御不能にしまうんだけどレガートで歌うって、こんなに難しいものなのねとりあえず、真ん中辺りから最後まで通して終わった。3分もないような曲なのに、全曲通すことさえできなかった。どうも、低音域の声の出し方が今ひとつ分からない。中低音域で口の中を広げる感覚が掴めない。高音域ではその音に届かせるために自然と口の中を広げている。口の奥の部分の天井を持ち上げているらしいということは最近はうっすらと感じるようにはなった。でも中低音域ではそんな事しなくてもとりあえず音は出せてしまうので、わざわざ口の中を張り詰めたりしない。すべて自然にやっていることなので、直そうと思ってもどうも直せない。低音域で意識して口の開くという動作がどうにもピンと来ない。なんて話をしたら、じゃあそれは次回にということになった。最後に、これからどうやってアンサンブルの練習をして行くかという話をした。マークさんは順調に音取りと練習をしているみたいな印象。私もオットも、音取りを始めてもいない。まあ私はいつもの如く一番簡単なパートだし、短い曲だし、CDで何度も聴いているし、いざとなったら一時間くらいあれば自力で音取り出来ると思うけど。ソプラノももう一人に楽譜を渡してくれたとのこと。でもまだアルトが決まっていない。アルトらしいアルトさんって、ドイツでも割りと少ないらしくて、ほとんどの人はアルトよりのメゾかソプラノよりのメゾらしい。先生の生徒さんの中でもアルトらしいアルトは1人くらいしか思いつかないらしく、その人に声を掛けてくれているんだけど、仕事が忙しい人で良い返事がもらえていない。マークさんは、アルトが決まらないうちは先生がアルトパート歌えばいいじゃないと軽く答えたらしい実はそれ、私も思ってた先生もメゾだけど、暗めの暖かい響きのあるアルトよりもメゾ。でも先生が歌ったら私の軽い薄い声なんてぶっ飛ばされそうだなどうしたい?コンサートでもやるつもり??いえいえ、コンサートだなんて、考えてもいませんでしたって秋の恒例の発表会で歌えればいいなあって、そんな低~い志だったんですけどアンサンブルって、一人ひとりが練習しててもダメで、定期的に一緒に歌わないと上手くならないのよやっぱりお互いの声を聞くことが大事だからそりゃそうだ。というわけで、近いうちにアンサンブルレッスン入るかも楽しみ~
February 29, 2012
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歌のレッスン発声練習いつもは高音域を中心なのだけど、この日は珍しく中低音域も念入りに声を出した。そのうち練習に入るであろうマドリガーレは、高音域が出てくる曲を選んではいるけど、中低音域が中心の曲が多い。今やっている曲(ヘンデルのアリア)は、高音域もあるけどそればっかりじゃなくて結構中低音域が出てくるからね。以前は発声練習と言えば高音を中心やっていたから、歌う曲によって必要な音域の発声練習をしてくれているらしい中低音域ではマスケラの響きを使う。ソプラノはマスケラの響きはほとんどなくて、ほとんどが後ろの方を開く上に向かう響きだけど、中低音域ではマスケラの響きを使っていくように、とのこと。前歯を見せて鼻にシワを寄せるそうすると、声がこもらずに外に出てくるように聞こえた。響きも多少明るくなっているみたいだった声を出しながら、響きの良い場所を見つけるために鼻や上顎を動かしてみろと言われてやってみるけど、これはいまいち良く分からない。あなたの声は高いけど、中低音域では暗めの響きが出るのねおお、そうなんだ。それ前にも言われたね。なんか嬉しいでも中低音だからって押して出した暗い響きじゃダメなのよ。その区別がいまだにあんまりつかないんですけどね。歌の練習ヘンデルのアリアの後半、でも最後まではいかなかった。コロラトゥーアがコレでもかと出てくる。旋律自体は難しくないけれど、低音域から中音域、たまに高音域に手が届くくらいの音域で上がったり下がったりを繰り返すので、体が大変。それに、次々と型の違う旋律が出てくるので頭も体も置いて行かれる。音取りがちゃんと出来ていないから、とにかく楽譜について行くのに必死。音程を追うことに夢中になって歌っていたら、中低音域と高音部で声質が全然違うと注意された。私の耳にはいつも通りで特に違和感はなかったから、コレがやっぱり私のクセなんだなと思う。中低音域は話し声に近い声になるので、響きがなく平ぺったくなるまずは曲を頭に入れないと、口の開け方や響きまで神経がいかない。次回までにとりあえず曲を覚えてこないと。でもコロラトゥーア、楽しい【送料無料】『ああ、我が心よ!』ヘンデル・アリア集/コジェナー(マグダレナ)[CD]【返品種別A】...
February 15, 2012
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歌のレッスン先日届いた楽譜集を持っていった。候補曲として、The King's Singersも歌っている曲を挙げてみた。ソプラノが2人、アルト、テノール、バスの5声になっている。先生が楽譜をチラッとみて、ああ、この音域なら良いんじゃないと言って、早速メンバーを考え始めた。これは、、、アンサンブルでマドリガーレが本当に実現するかもすでにマークさんには話をしてくれたらしく、マークは一緒に歌うってやったーーーーーー、バス確保それなら最悪でも3声の曲を歌える先生も楽譜集を用意してくれていて、そちらが3冊。イタリアのマドリガーレ集、イギリスのマドリガル集、ツェレンカのKarwocheに歌う宗教マドリガーレ。どれも結構分厚い本で、これを全部目を通すのかと思うとちょっと憂鬱になる。どうやって曲を選べば良いのか聞いてみた。私はざっと見て、だいたいの音域で候補曲を選ぶわよ。つまり、自分が歌うパートの音域を見て、歌いやすい高音域がある曲を選び、テノールの音域を一応確認して歌えそうかどうかをざっと判断すれば良いとのこと。なるほど。まずは音域でザクッとふるいにかけちゃえばいいのねそれならば機械的に絞れるか。発声練習音が下がってきても高音域の響きをそのままに。注意されることは毎回同じで、申し訳ない気がしてくる。低い方では音量は小さくなっても構わないから、響きを同じにすること。そう言われて、気を使ってそうっと声を出すと、自分の耳には本当に頼りない小さな声が聞こえる。先生はそれでいいと言うんだけど、あまりに小さな声で逆に不安になる。その声の方が遠くまで届くのだと言われれば、自分では確かめようがないので、そういうものかと思うのだけど、、、歌の練習まずは先週始めたOmbra mai fuをもういちど。Retitativoを家でも何度か練習してみたんだけど、どうもリズムというか間合いがつかめなかった。そんな話をしながら、一度音やリズムを確認して、歌ってみた。やっぱり何となく掴み切れない。リズムとメロディがついたセリフという感じが、しゃべるのとは違うし、しかし歌ともまた違うしで、どうしても戸惑ってしまう。難しいけど、面白い。歌えるようになりたいと思う。Ombra mai fuはサラっと通しただけで、次の曲へ。先週出してきてもらった楽譜から、オラトリアJoshuaの中からアリア「O had I Jubal's Lyre」の音取りを始めた。この曲も有名らしくて、YouTubeで検索するとたくさんのビデオが見つかった。行く前に何度か聞いて行ったので、音取りはサクサクと進んだ。と言っても、この日は2ページ目まで。コロラトゥーアがたくさん入っていて、とっても楽しそうな感じしかし、英語は大変なのでドイツ語で先生から「どうする?ドイツ語?英語?」と聞かれた時、ここはやっぱりオリジナルの英語で歌うべきなんだろうなあ、ドイツ語で歌うの苦手だしとも思ったんだけど、、、英語の発音はドイツ語よりも更に自信がないので、ドイツ語にしてもらったラテン語やイタリア語やドイツ語は見たまんまのアルファベット通りに発音すればいいのでその点楽なんだなあ【送料無料】 マレンツィオ、ルカ(1553-99) / マドリガーレ集第6巻 カヴィーナ&ラ・ヴェネクシアーナ 輸入盤 【CD】
January 31, 2012
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歌のレッスン年が明けて1回目のレッスンだった。部屋に入るとすぐに、昨夜出したメールのとおり、「何歌う?」の話になった。あなた、ジャルースキーさんが歌ってる曲全部歌うつもり?!去年、ジャルースキーさんのコンサートに行った後で、興奮したままの状態で話したことがよほど印象に残っているらしい歌いたいでーっすメールに一応提案として「Ombra mai fu」と「Lascia ch'io pianga」を書いておいたで、まずはその楽譜を探すところから始まった。Ombra mai fuもLascia ch'io piangaもあなたには低いと思うのよねえ、、、って、発表会の時にソプラノの人がOmbra mai fu歌ってたじゃないですかそれを羨望のまなざしで見守っていたんですけど最初に先生が見つけてきた楽譜は、最高音がF。ざっと目を通すと、中音域のフレーズが中心で、確かに全体的に低めかも。私は中低音域が本当に弱いので、キレイに歌えないわよ、ということか。音自体は楽に出る分、体を使わずに怠けて歌ってダメダメになるパターンですね。楽譜がぎっしり詰まっている本棚を捜し回って、「ああ、高いのがあったわ」と、別の楽譜を出してくれた。最高音はG。ようやく念願のOmbra mai fuが歌えます発声の部最後のレッスンから今まで約1ヶ月間、家ではほとんど歌うこともなく、合唱団の出番で適当に歌っただけだった。ここ数日急激に温度が下がったせいもあってか、どうも声が出にくいという自覚症状はあった。いつものようにハミングから始めると、ハミングはそれなりに高音まで出て、逆に驚いた。ド・ソ・ミ・ドをgon gon du dus!最近ではかなり意識して顎が動かないようにするのだけど、それでも「まず口を開けて、空間を確保して、それから声を出す」ことを注意される。gonからduに移行する時にはもちろん顎が少し動くのだけど、それを最小限に抑えるのが難しい。空間を潰さないように、口の中の動きと舌の動きだけでgとdを発音するのがまだまだ大きな課題だ。ドソミドをduuuus!で。さらにここで先生のお気に入りの小道具、フィットネスボール登場。このボールにガンと蹴りを入れて、蹴った後も足でボールを押さえながら、duuuus!ここで照れてはいけない。真剣にやらないと意味がないのですやっていると、音が口の奥のほうで弾けて響くような感覚があった。ガンと蹴ったと同時に歌う最初の音が特に強い。先生が引き出そうとしているのは、コレなんですか?歌の部メロディはフレーズごとに、楽譜を見ながらLululuで歌い、歌詞をつけていった。既にメロディは大体頭に入っているので、サクサク進む。歌ったことあるの?もうYouTubeで、何度もいろんな人の色んな音域の色んなバーションを聴いてるから人気があるからね、この曲。結婚式とかでもよく歌うし。でも、楽譜とは違う音で歌ってしまう箇所がある。耳で覚えてしまっているせいで、楽譜にしるしをつけておいてもどうしても違う音で歌ってしまう。別にそれで良いわよ、と先生は逆にこちらに合わせてくれたけど。最後の最後に大盛り上がりのロングトーン(so_a_ve) piuで声がかすれた。GなのにGで声がかすれるなんて、私、もしかして風引いてるの??先生にも、di ve_ge_(ta_bi_le)のGはちゃんと出ているのに、piuのGがキレイに出ていないと指摘された。Gの前の跳躍の部分で口を開け過ぎていて響きが潰れているから、口を開けないようにと注意された。何度か歌ってみると、ようやく普通に声が出るようになった。感覚としては、細く軽く、針穴に息を通すように上に向かって引っ張り上げる感じ。確かに、手前の音で息を太く使っていてそのまま力技で高音を出そうとしたのが敗因らしい。中低音域の音も、高音域と同じ響きでボリュームはいらないのでキレイに歌うこと。全体的に、中低音域のフレーズは抑えめに歌って、高音域の音がガーンと広がって盛り上がるように、ダイナミックに。ggfで歌うdi ve_ge_(ta_bi_le)は、空間を潰さないようにするため、口を開けすぎずに母音を暗めに発音する。最後の(so_)a_ve piuの跳躍は、aで口を開けすぎないようにすること。aで口を開けてしまうと、その後の跳躍が上手くいかない。pで響きだけで抑えて歌って、その後の跳躍はゴムを引っ張るように、最後に来る最高音のロングトーンで最高潮に盛り上がるように。自分で歌ってみてよく分かった。中低音域のフレーズは抑え気味に、高音域のフレーズで盛り上がるように抑揚をつけないと、ものすごーくつまらない曲なる高音域のフレーズが美しい曲なので、その響きのまま中低音域のフレーズもキレイに歌った方がいいみたい。メロディは覚えやすいし、テキストも簡単であっという間に入るので初心者の私でもすぐに歌えるようになるけれど、この曲を聴かせるように歌うのは難しいなすごいな、ヘンデルさんレッスンの始まる前に、先生がヘンデルの楽譜を色々と出してきてくれた。貸してくれるということなので、歌いたい曲があるかどうかゆっくりと見てみることにした。その他にも、マドリガーレも良いなあとオットと話してるんだけど、と言ったら、先生も結構乗り気だった。まずは楽譜を探すところから始めなければならないけど、アンサンブルでマドリガーレが実現するかも
January 17, 2012
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アネッテのレッスン前夜レッスンの日時を決めるメールでのやり取りの中で、それで、何歌う?とアネッテ。いきなり行って、ああでもないこうでもないと考える時間がもったいないので、とりあえず希望を送るために、オットと相談した。何歌いたい?うー、、、ん。ワーグナーのデュエットとか?はい?! ワーグナー? 気が触れましたか??オットは以前から、というか、はるか昔高校のプログラムで観劇して以来、ワーグナーのオペラがお気に入りなのは知っていたけど、まさかそう来るとは思わなかった。いやいやいや、君はワーグナーでイイかもしれないけど、私は無理だから大体、私がワーグナー歌いたいなんて言ったら、アネッテは笑い転げると思うよ私の声は高くて軽いので、高音域の音が多くてコロラトゥーラがたくさん入っているような曲があってる。例えばジャルースキーさんが歌ってたヘンデルのアリアとか。とういわけでソロで歌う分は、私はヘンデル・アリアで、オットはワーグナー(?)の方向でいや、オットがソロでも歌うのかどうかは未定だけど。でも聞いてみたいなあ、オットのワーグナー。さて、デュエットは、、、普段一緒に歌う機会といえば教会の合唱団ないので、重唱のレパートリーが全くない、というか、大体において曲を知らない。とりあえずメールには、ドン・ジョヴァンニとラ・トラヴィアータのDVDなら持ってるけど、と書いてお茶を濁す。オットもバロック音楽が好きなので、ヘンデルやヴィヴァルディの重唱も良いなあさらにオットとの話の中で、そう言えばマドリガーレも良いよね、と。例えば4声のマドリガーレならば、マークさんともう一人アルトさんも一緒に、4人でアンサンブルができる。ああ、それなんか楽しそうだなあさて、アネッテは何て言うかな??【送料無料】バロック音楽の名曲
January 17, 2012
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これで、ミセス・ウールのレッスンはひとまず終了。去年の4月(だったかな?)に始めたので約1年半、発声の基礎の基礎を色々と教えてもらった。約1年半という短い期間だったけど、胸で響かせることを重点的に指導され、しっかりと声を出すということが少し分かった気がする。それは、歌の声と言うレベルでは全然なくて、ただ「声を出す」、「体を鳴らす」ということ。自分が如何に「声」を出していなかったか、ということを気付かされた。優柔不断から、アネッテのレッスンと並行して受けていたので、指導の仕方の違いに違和感を感じる事も無かったといえばウソになる。でも何となく、歌って多分色んなアプローチの仕方があるのだろうなと思う。最終的に目的としている地点はきっと変わらなくて。もっとも自然な体の状態で、その人の持って生まれた声を最大限に活かす。その人のクセや先生の感覚で色んな表現方法やアプローチの仕方がある。先生はだから、生徒さんの反応や声の出方を見ながら言葉を変え品を変え、どうしたらいい声が出てくるか探っている、そんな感じ。ミセス・ウールは、自分で出来る発声練習や準備運動、コーラスの時なんかにできる自分のための息継ぎの練習なんかも色々と教えてくれた。短い間だったけど、楽しかったです。ありがとうざいました。
December 22, 2011
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ミセス・ウールのレッスン。ミセス・ウールのレッスンは諸事情によりひとまず辞めることにしており、今日が最後のレッスンだった。発声練習◯低音域の練習この日は低音域があまり出なかった。Aでかすれてしまった。上手く低音のレギスターに入れない。前回はGisくらいまでちゃんと歌えたのに。ミセス・ウールにも「この間はもっと出たわよね」と不思議そうな顔をされて、よく考えてみると、昨夜コーラスのプローベで少し声をからせてしまったせいかもしれないと思いあたった。ちょっと昨夜のプローベで力を入れてしまって、、、無理しちゃダメよ。無理して声をからすなんて絶対にダメ。力強く歌う部分ではそういう声を持っている人に任せて遠慮しないと。あ、やっぱりそういうものなんですか?力強い声でパートを引っ張っていけるようになりたい(というか、楽譜通りにきちんと歌おうという気がないらしい周りにイライラする)けど、やっぱりそれは私にはムリなんだ気をつけます。とにかく、胸を響かせる練習をすること。低音の人だけではなく、高音の人だって絶対に胸の響きは必要で、絶対に練習しなければならないとのこと。◯低音域から高音域へドミソドミソファレシソファレド半音ずつ上がっていった。最高音の声質が変わったなあと感じた回の次の回で、途中で音程がグチャグチャになってしまって止まってしまった。守りに入って止めたわねまだまだいけそうだったのに。最後の最高音はCで、あと数音はいけそうな感じだったとのこと。声質が変わると、体がビックリして構えてしまう。そうすると変に力が入って声が出なくなる。毎日10分でも、高音域と低音域の練習をしていけば、4~6週間くらい続ければ安定して出せるようになるはず、とアドバイスをもらった。歌の練習前回に引き続き、クリスマス・ソングクリスマスソングには三拍子のリズムがとても多いのだけど、これは子守唄のリズムなのよ。クリスマスって、キリストの誕生を祝う祭事でしょ、だから子守唄のリズムが多いのね。と、ミセス・ウール。言われてみると、なるほどその通りだ。まずは前回音取をしたEntreを通して歌ってみた。自宅で復習したので、メロディとテキストは入っている。歌っていると自然と表情を付けたくなるドラマティックな曲だ。自分の感覚で、クレシェンド・デクレシェンドや、曲調が変わる前半と後半を意識して歌ってみた。音楽的になってたわよ~この曲はこれでお終い。次にCorramos, corramosを通して歌った。曲としてはこちらの方がメロディが簡単で、テキストも乗りやすいから歌いやすい。でも、ピアノの伴奏が入ると感じがまた違って、途中リズムを取りそこねて、入りでモタついてしまった。その部分を確認してもう一度歌った。この曲は、5線の上の方のDDDD-E-E-で始まって、Dで終わる。音域から見て全然高くないんだけど、このDとEがとても歌いにくい。喉が締まる感じがして、体に力が入る。その上のFやGを歌う方がよほど楽だ。それをミセス・ウールに言うと、DやEはメゾやソプラノにとってレギスターの移行部だから、歌いにくいのよね。聴いていて気づかなかったけど、ちゃんと聴いてみるからもう一度歌ってみてと言われてもう一度伴奏なしで歌ってみると、声質が変わることなくちゃんと歌えてるわよ。丸い響きの声が出てる。と。でも歌いにくいんでしょ?それがレギスターの移行部なの。なるほど。歌いにくいからと、なおさら体に力が入っていて、それがさらに歌いにくしている、ということで、腕を体の横に振り下ろした状態でブラブラさせながら歌った。確かにこうすると肩に力が入らないので、少し楽になった。コーラスとかでもね、DやEが出てきて「この音歌いにくいんだよなあ」って思ったら、腕をちょっとブラブラさせてみて。力が抜ければその分歌いやすくなるから。まだ時間があるからもう1曲歌ってみましょうか?ということで、ミセス・ウールが同じ楽譜集の中から別の曲をコピーしてくれた。あまり時間もないので、今回はドイツ語の曲。In dulci jubilo↑YouTubeへのリンクですドイツ語の曲と言っても、ドイツ語とラテン語が交互に入ってくるテキストだ。ドイツ語のフレーズの後にラテン語で同じ意味のフレーズが続いている。14世紀から歌われている、ものすごく古い曲であるらしい。やわらかいメロディで静かで平穏な、暖かな感じがする。いかにもクリスマスと言う感じ。この3曲、楽譜は2声になっている。オットに覚えてもらって、一緒に歌えたら楽しいのになあと、ちょと期待しているこれで、ミセス・ウールのレッスンは一旦終わり。いつ再開出来るか、というよりも再開出来るのかどうかはまだ分からない。そう考えると寂しいし、残念。【送料無料】クリスマスのこねこたち
December 13, 2011
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アネッテのレッスン発表会後初のレッスンだった。レッスンに入る前に、おしゃべり。発表会の話や、コレから何歌うや、私がメールに書いたフィリップ・ジャルスキーのコンサートの話。取りあえず、今後もデュエットを歌っていきたいという話をした。オットもデュエットを歌いたいと言っている。マークさんも、一人で歌うよりも、芝居がかったデュエットを歌うことに楽しみを見出したらしい。Abu Hassanの残りの曲をやるのか、または全然別のモノをやるのか。メールで、ジャルスキーのコンサートに行ったこと、彼がヘンデルのオペラアリアを歌ったことを書いたので、ヘンデルのメサイアのアリアでも歌う?ということになった。ヘンデルのアリア、私も歌えるのか~発声練習いつもよりも丁寧に発声練習をした。lu-a-olo-a-olu-u-uと母音を変えてやってみる。どうもアネッテが納得しない。響きが一定でない。低い方に暗い響きが出ている。とのこと。最近、胸で響かせる練習をしているせいだろうか?高音では逆に口を横に開きすぎて、響きが平坦になっているようだ。ちょっと自分で見てごらん、ということで、鏡で口の形を見ながら、発声練習続行。鏡を見ながら声を出すのは初めてで、最初はかなりやりづらかった。自分の歌っている時の顔を見るのって、情けなくって嫌だ。とにかく口の形に集中していると、確かにaの時に口が逆三角形に開いている。口が横に広がってる。でしょ、喉が少し閉まって、力が入っているような、平たいような響きがあるのよね。高音を響かせる場所を探すという意味では、方向性としてまったく間違っているって言うわけじゃないんだけど、何だか少し喉が持ち上がって締め付けているような、そんな風に聞こえるのよね。言われてみれば、aの音に行く時に、確かに喉に少し力が掛かって上がりにくさを感じた。さすが、聞いただけでそこまで分かるんだ意識して、oやuの時と同じように、口を縦長に開く。とにかく、常に口を縦に開くことを心がけて、口を突き出すようにしながら。鏡を見ていると、さすがによく分かる分かってはいたけれど、自分の顔を見ながら歌うことにどうしても抵抗があって、あえて避けてきたのだ。今度からちゃんと鏡を使って練習したほうが良さそう。歌のレッスンヘンデルのメサイアから18番のアリア。まずはメロディをざっとピアノで弾いてくれた。ここのところ毎日のようにメサイアを掛けているので、メロディは知っている。そこで突然質問がこれはどんなリズムでどんな速さ?へ?!記憶を頼りに、いつも聞いているCDのテンポでメロディを歌ってみる。そうそう、それで合ってるんだけど、楽譜の頭にはなんて書いてある?え、、、と。12/8って書いてありますね。つまり、8分音符が3つで1拍、それが4つで1小節になってるのよね?へええええええ、そうなんだ~。この記号ってそうやって読むのか子供の頃にピアノ習っていたのって、もしかして幻?新しい曲(特にリズム)はいつも、先生や指揮者に教えてもらったり、CDを聴いたり、Finaleに楽譜を打ち込んだりして、とにかく耳から覚えていた。それで特に苦労したことがなかったので、自分で読む努力をほとんどしたことがなかった。だから自力で音取りが出来ないのか、私は。実は楽譜が(ちゃんと)読めないということを、初めて自覚した【送料無料】やさしくたのしく楽譜の読み方
December 6, 2011
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ミセス・ウールのレッスン発声練習準備運動-ソファミレドをuで。低音域の練習-ソファミレドをHalloで-ドミソミドをJaで母音の中ではaの音が一番胸で響かせやすく、逆にuは頭声になりやすいとのこと。低い音を出そうとして上から押しつぶしてしまうことがある。胸の高い位置にある空間で響かせること。胸で響かせる感覚が少し分かってきた。グッと胸を張って、胸の空間を押し広げてそこに響かせるイメージで声を出すと、響きがしっかりと胸に落ちながらも中の空間で鳴っている感じがする。Asまではしっかりと安定した音が出た。やればやるほど、胸で響かせるというのが私にとってまったく新しい発声方法だということを思い知る。不慣れな、不思議な感覚。聞こえてくるのは、自分の声とは思えない、低くて太い(当社比)耳慣れない声。今までずっと、喉から上、口先・鼻先だけで声を出していたんだなあ低音から高音の練習-ドレミファ・・・ドレドシラ・・・レドをjuまたはjoで。前回同様、特に最初と最後、特に降りてきた時の低音域の音に神経を使ってみる。低音域の音に意識を集中していると、高音域の音がいつもほど高い感じがしないのが不思議。音域をまたいで声を出していくと、途中で声がひっくり返りそうな感覚がある。崖の端に沿って、横風に吹かれながら、飛ばされないように踏ん張って歩いているような危うい感覚。ミセス・ウールにそう言うと、じゃあと集中して聞いてくれた。でも、下から上まで、声質の大きな変化も段差もなくキレイに調整されているとのこと。高音の練習-ドミソドミソドソミドソミド(2オクターブ)ちょっとクレイジーな練習なんだけど(笑という言葉通り、かなり難しい。特に、高音域から下がってきて胸を鳴らす低音域に入るのが難しい。胸声を混ぜる発声で、以前よりも力強い声が出ているとのことだった。今後の課題としては-胸声の練習を続けていくこと-その際に必ず広い音域を一息で歌って、レギスター間の行き来を練習すること歌の練習まずは、前回始めたスペインのクリスマス・ソング、Entre las ocho y las nueveを通して歌ってみた。前半はメランコリックな曲調、後半は明るい曲調になる。全体的に中音域が中心で、一番高い音はE。私が一番苦手とする音域だ。胸を意識しながら歌ってみると、響きはまあまあ良い感じな気がする。でも、五線で一番下のEから五線真ん中のHや、五線で下から2番目のGから五線一番上のEへの跳躍がどうも上手くいかない。音が下がってきてから上に上がるフレーズで、レギスターをまたぐ跳躍に体がついてこないのだ。音が下がる時に、既に跳躍のことを頭では考えて、準備しておくように、下げすぎてはダメだとアドバイスをもらった。次は、暗譜して歌ってみましょうね、ということで、次の曲の音取りへ。もう1曲は、ヴェネズエラのクリスマス・ソングで、Corramos, corramos。”村の音楽のように朗らかに”という注意書きが付いているとおり、民族衣装を身につけた少女達が輪になって踊っているような明るい曲調。まずは、歌詞の発音練習。ミセス・ウールがフレーズを1つずつ朗読してくれて、それに続いて声を出して読み上げていく。朗読する時にも、歌っている時と同じように支えて、息が流れていることに気をつけることと注意を受ける。気をつけていても、フレーズの最後の単語で声がかすれることが多い。声がかすれるたびに、やり直し。朗読の時に、句読点の直前で声がかすれる人は多いらしい。-フレーズの最後の音までしっかりと支えて息を流すこと-音を下げすぎないようにすること(音が下がってきて、声にならなくなる)歌詞を読み上げることも、歌うために大切な練習なのだと改めて思った。 【送料無料】独習と受験のための イタリア歌曲集I 原詩朗読・範唱CD+伴奏CD
December 2, 2011
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ミセス・ウールのレッスン発声練習まずは準備運動。ソファミレドをuで。ドミレファミフォをlojoで。上がる時も下がる時も、クレシェンドで。音程が高い方では、口をしっかり開けなければならないので、oもaに近くなる。高音域では、発音がどうしても不明瞭になる。と言われたので、ふと思い出して質問してみた。コーラスで歌っていると、特に教会コーラスだけど、言葉を明瞭に発音することが重要視されていて、例えばeでは口を横に開いて、eeeって歌えって言われるんです。もちろん、歌詞を明瞭に発音することも大切なんだけど、口を横に開くのではなくって、舌を使って発音するのよと、やってみせてくれる。じっくり観察させてもらうと、やっぱり私の発音の仕方とはまったく違うことがわかる。ミセス・ウールは、口は大きく開け、舌の先を下の歯につけて、下の真ん中辺りを大きく上に向かって持ち上げて発音していた。真似してやってみると、これがなかなか大変だ舌が筋肉痛になりそう本当は指導者がきちんとその辺を説明しきゃいけないんだけど。でも、コーラスの指揮者って必ずしも声楽を勉強した人じゃないから、知らなかったりするのよね~クレシェンドで歌っていることがハッキリ分かるように。そして低音域・胸声の練習。ソファミレドをlangeで。響きをしっかりと胸に落とす。胸を響かせることに神経を使う。ドミソミドをHalleで。最初の音を胸で鳴らすのが難しい。響きが落ち着く場所を探している感じ。下がって時には前よりも楽に入れるようになった。犬の散歩の最中に、牧草地で人知れず練習している(?)成果だミセス・ウールからも、以前に比べて下のレギスターにスッと入れるようになっているので、毎日10分でもやっていればレギスターの切り替えがもっと楽になるとの励ましの言葉をもらった。最後は、低音の響きを高音までつなげる練習。ドミソドソミドをoで。いつもは高音に意識が集中しているんだけど、今回は特に低音の響きに注意した。音程が上ずらないように、最後はちゃんと胸に落とすことに、神経を集中させた。ら、響きが良かったとお褒めの言葉を頂いた上はCまで出ていたらしい。すごくキレイに出ていたし、まだまだ限界じゃない(ミセス・ウール談)らしい歌の練習前回の約束通り、クリスマス・ソングミセス・ウールが持っている、世界のクリスマス・ソングという楽譜集から、スペイン語の曲を2曲。スペインの曲で「Entre las ocho y las nueve」とベネズエラの曲で「Corramos, corramos」。まずはEntre,,,の音取りから。歌詞の発音も教えてもらいながら、丁寧に音を取っていった。メロディは全体的に難しくは無いんだけど、一ヶ所だけシャープとナチュラルが連続する箇所があって、一音だけどうしてもしっくり来ない音があった。前の小節で#が付いていた音が、次の小節で?になっている。このナチュラルの音がどうも唐突すぎて、入れなかった。スペイン語の歌詞も、馴染みが無くて難しかった。イタリア語と似ているようで気を抜いていると、違う発音が出て来る。楽譜にはスペイン語の下にドイツ語の歌詞も入っている。それでもドイツ語の発音が好きじゃないから、わざわざスペイン語でお願いしたのに、発音に手間取っていては情けない。こちらの都合で、次のレッスンを今週の金曜日に変えてもらったので、それまでにメロディと歌詞を見ておかないと。【送料無料】『14世紀~18世紀のヨーロッパのクリスマス・キャロル』 ザ・プレイフォーズ
November 30, 2011
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ミセス・ウールのレッスン発声練習・低音域の練習ソ-ファ-ミ-レ-ドをaで五線譜下のGまで出た!・低音域の響きを高音域に持ち込む練習ド-ミ-ソ-ド-シ-ソ-ファ-レ-ドこのフレーズは今日始めてだった。上りと下りで音程の間隔が違うと戸惑う。とくに、下りの間隔は不規則なのがつかみにくい。その場で耳で聴いてすぐに歌うのはちょっと難しかった。ド-ソ-ミ-ド-ミ-ソ-ド-ソ-ミ-ドをGute Nachtでド-ミ-ソ-ミ-ドをHalleで五線譜下のBまでした出なかった。上に行く時より、下に行く時の方が難しい。低音域のレギスターへの移行。しっかりと胸に響かせること。フレーズの間にきちんと脱力すること。フレーズが終わった所ですぐにお腹を緩め、それからゆっくりと音を立てずに深く息を吸う。この時、腰回りが広がって息が深く入ることに注意する。そこから声を出す。フレーズが終わったら、またすぐにお腹を緩める。低音域を胸で響かせて歌うには、お腹がリラックスしている事が大切。お腹を緩めずに締めたままでいると、胸や肩が上がって、浅い呼吸で歌い続けることになる。結果として、音程が上ずる。特に低音域の音程が高すぎる傾向にある。頭声のみの低音域は、細くて芯がない声になる。ド-ミ-ソ-ド-ミ-ド-ソ-ミ-ド今日は高音域はCisまで出た。歌の練習Music for a while暗譜の練習。フレーズごとに区切って、覚えながら暗譜で歌った。ひと通りやったところで、楽譜を外して、部屋の中を歩き回りながら、うでをブラブラと動かしながら歌った。ミセス・ウールに「腕で指揮しない」と良く注意される。無意識のうちに腕や肩や首を曲の抑揚に合わせて動かしてしまうクセがあるのだ。歌いながら、ようやくフレーズの間に意識してお腹を緩めることがスムーズにできたと感じた。以前のレッスンで言われたように、無理して息を吸う必要は無い、お腹を緩めれば自然と空気は入ってくるのでそのまま歌い始めれば良い、という感覚が実感できた。歌い終わると、ミセス・ウールからもお褒めの言葉が!ミセス・ウールのレッスンも残すところあと2回。すぐに歌える曲を探しておくから、あと2回はクリスマスの歌を歌いましょうか?という提案で、残りのレッスンではクリスマス・ソングを歌うことになりそう。どんな曲が出てくるのか楽しみ。【 ◆ 送料無料】音楽之友社 上手に歌うためのQ&A 歌い手と教師のための手引書
November 15, 2011
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ゲネプロの最後にアネッテがポツリと言った。ねえ、扮装しないの?え、それ月曜日のレッスンの終わりにも言ってたけど、まさか本気?!私達夫婦は、内輪で行われる発表会のためにコスプレするつもりはまったくなかった。もう、それこそちょっとキレイめの普段着で歌うつもりだった。こんなアホな内容の歌を歌うだけでも恥ずかしいのに、その上衣装なんて着たら、恥ずかしくって情けなくって動けなくなりそうだわするとまだその場に居たマークさんが、家に合った一番派手な色のシャツを持って来てみたんだけどと、取り出したのは、紺を基調に水色や白の細いストライプが入ったシャツ。とても品が良くって個人的には好きだけど、人妻を夫の借金のかたに愛人にしようと企むような成金野郎には見えませんマークさん、良い人だなあすると、アネッテがブルーのちょっとオリエンタリックな味わいを醸し出すマントと、どう見ても西洋趣味のお姫様のような胸元と袖口に白いレースの付いた安っぽい真っ赤なワンピースを指して言った。それ、着たら?こんなモノ、一体どっから集めてきたのかAbu Hassan(オットのこと)は、これに白いズボンとか、柔道着とかさ、で、Fatime(私のこと)はこのドレスでイイんじゃない??ちょっと待て。いつからFatimeはヨーロッパのメルヘンに出て来るお姫様になったんだ?!取りあえず、この衣装を借りて帰った。でも、やっぱりアラブの借金まみれの夫に尽くす妻はこれじゃないよね、ということで、タンスを引っ掻き回して何となくオリエンタリックに見えそうな服を探した。結果として、私は(普段着とあまり変わりのない)変な重ね着をした東洋人という格好に落ち着いたしかし、発表会を終えてみて、衣装は大事だ。とつくづく思った。なぜって、愛の歌だの、駆け引き・騙し合いだのを素のままで歌うのは辛すぎる衣装を来てしまうと、もう自分ではない別人になるので、吹っ切れる。だから、時代設定や文化の設定があるならば、衣装は現実から離れていれば離れているほどイイ。これは正直なところ、まったくの盲点だった。前日アネッテに扮装ししないの?と聞かれた時には、そんな恥ずかしいこと絶対イヤと思ったけれど、大体においてこんなアホな内容の歌を素で歌う方がよほど辛いアホみたいに真っ青なマントを着て、私の青い薄手のストールをターバンのように巻いて、あんたどこの人?みたいになっているオットが心底羨ましかった。こんなの↓着ればもっと開き直れたのに、、、(?)そんなわけで、次回は絶対に気合を入れて扮装するぞ、と、かたく心に誓った
November 10, 2011
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ミセス・ウールのレッスン発声練習・横隔膜をバネのように動かすための練習・舌を柔軟に動かし顎の力を抜くための練習・声を軽快に動かす(コロラトゥア)のための練習・低音域から高音域までブレイクなしに上り下りする練習(1.5オクターブ)・高音域の練習(2オクターブ)・低音域の練習いまだに、低音域の第一声は頭声気味で芯のない声が出て来る。その後に必ずやるのが、Hallo!と道の向こう側にいる人に大声で呼び掛ける(つもりの)練習。ミセス・ウールいわく例えば高音域でも、胸の響きを混ぜないと、頭声だけの高いだけの細い響きが出る。胸も使うと、低い音域の響きも混じった豊かで力強い響きが出る。だから、高音域を豊かな響きで歌うためには、低音域の練習をしなくてはいけない。そこで実際に、高音域で胸を使った場合と使わない場合を歌ってみせてくれた。ああ、この頭声だけの細くて高い響きは、、、聞き覚えがある。っていうか、私の高音域とソックリじゃないの!!なるほど、胸の響きを使うのと使わないのとで、こんなにも響きが変わるのか~奥行きのある豊かな響きを出すために、頑張って低音域の練習をしようと心の底から思った。どうも最近のミセス・ウールは、意識的に時間をとって私が自分で自宅で出来る練習法を教えてくれているみたいだ。私がもうすぐレッスンを辞めてしまうことに対する配慮だろうか。歌の練習は、相変わらずPercelのMusic for a whileひとフレーズずつ区切って、ダイナミックの表現をつけていった。聴いている人にハッキリとfとpの差が伝わるように、間をクレシェンド・デクレシェンドでつないでレガートで歌う練習をした。ひと通り終わったところで、最初から最後まで通して歌ってみた。もちろん、まだまだ表現の甘い箇所が多々ある。そこでミセス・ウールが一言大分良くなったわ。音楽っぽくなったじゃないそうか、これでようやく音楽と呼べるのですね。目からウロコが落ちる思い。今までのは、、、?【送料無料選択可!】音楽表現学のフィールド (単行本・ムック) / 日本音楽表現学会 編
November 9, 2011
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歌のレッスンの生徒さん発表会・打ち上げ去年はオットに促されるまま(そして私も緊張しすぎてひどく疲労困憊し、自分のあまりの出来の悪さにガクッと落ち込んでいて)さっさと帰ってしまったので、他の生徒さんとお知り合いになるチャンスがなかった他の生徒さんとは、同じ先生のもとで歌のレッスンを受けているという点だけが共通項なので、この機会を逃してしまうと話をする機会はまったくない。そこで今年も(待ち時間が長すぎて)疲れてはいたけれど、渋るオットをなだめつつ、ちょっとだけということで参加した。場所は、先生の住んでいるアパートメント食べ物・飲み物は先生が用意したもの+他の生徒さんからの差し入れ、というところがいかにもドイツらしい。私は本番に気を取られていて、そこまで気が利かなかった来年は、何か用意しなくちゃ。スパークリングワインで乾杯した後、ワインも開いて、ピザやキッシュを頬張りながらワイワイおしゃべりデュエットパートナーのマークさんがオットの隣に座ったので、3人でしばしお喋りしたレッスンなんかで通算10回近くは顔を合わせているはずだけど、マークさんとちゃんと喋ったのは初めてだった。真面目で誠実そうな人だなあっていう印象だったけど、喋ってみるとますます好印象オットも帰る時になって、マークと話しができて良かった、あの人良い人だね、とうれしそうだった。さて、オットがマークさんと喋っている間、私は周りのおば様方とも話をしていた。もうレッスンを受けるようになって10年くらい!なんていう人も一人や二人ではなくて、アネッテの飾り気のない人柄の良さや、その人本来の声を見つけて丁寧に育てるというやり方が絶大な信頼を得ている事が感じられた。デュエット、良かったわ~と、周りのおば様たちに声を掛けられ、デュエットはもう本当に楽しかったです。ソロアリアは、なんだか不安でナーバスになってしまったけど、デュエットは歌ってて本当に楽しかった~と答えたら、たまたま隣にいたアネッテにそうよ~、デュエットはもうすごく良かったのに、どうして??と、突っ込まれてしまった一人で人前に立つと、やっぱり自信のなさから、極度にナーバスになって体が固まってしまう。でもデュエットだと、一人ではないという気楽さからリラックスすることができる。ソロアリアでもリラックスして歌えるようになることが今後の課題かな。ただ、デュエットが楽しいので、今後はもうデュエットだけでもイイと思うくらいおば様達の一人に、夫婦で一緒に歌えるなんて素敵ねと言われた。これは、コーラスでもよく言われる。実際、夫婦で同じコーラスに参加したり、一緒にデュエットを歌ったりというカップルは実際にすごく少ない。普通の夫婦は子供の面倒をみてくれる人を見つけるのが大変だから、毎週のように一緒に出かける時間を確保するなんて至難の業なわけで、だから例えコーラスで知り合ったカップルだって、子供が出来れば、どちらか一方、または両方が辞めてしまうことが多い。しかしそれ以前に、コーラスにしても歌のレッスンにしても女性の方が圧倒的に多くって、歌うのが大好きですという人の割合が男性には少ないみたい。話は前後するけれど、発表会の会場からアネッテのアパートメントまでの道のり、恐る恐るオットに聞いてみた。どうだった、声小さすぎた?うーん、小さすぎたってことは無いけれど、ボリュームが小さいっていうのはすぐに分かったかな~やっぱりねー。相変わらず、私の耳にはガンガン大ボリュームで響いていても、外には響いていないらしい。あ、でも、マークとのデュエットの方は良かったな。そっちの方が声が出てた。あ、やっぱり。だって、マークさんとのデュエットの方がリラックスしてたもの。リラックスしている方が良く響くって本当なのね~それよりも、マークはちょっと残念だったなあ。昨日のゲネプロの時、高音でも低音と同じ響きのままでカツーンと出てたんだよ。それがすごく良くって、おおおおと思ったのに。今日はやっぱり高音で響きが弱くなってたっていうか、異質な声が出てた。まあ私はもちろん、自分のことに必死で、相手の声の響きまでは聴けてなかった。それにもまして、デュエットの練習を始めたばかりの頃は、響きなんかにまったく無頓着だったオットが、人の歌でココまで聴き取れるようになっていることに驚いた。オット、なかなか耳が良いらしい【 ◆ 送料無料】音楽之友社 上手に歌うためのQ&A 歌い手と教師のための手引書 ボーカリストのための実用書
November 8, 2011
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これは、11月はじめの記録です。♪ ♪ ♪ ♪ ♪アネッテの生徒さん発表会前日のゲネプロでタップリと美声を聞かせてもらったクリスティアンネがプログラムの最初の方で出番になった。彼女の声を聞いて唖然前日はあんなにガンガン響いていた声が、ぜんぜん響いてこない。立ち位置になっている前方では昨日と同じように響いているのが分かるけど、前日のような部屋全体が鳴るような響きがない。前日は観客席はアネッテと順番の前後する人数人程度でガラガラだった会場。発表会当日は当然人で埋まっている。さらに今年は去年よりも参加者が多くて、20~30人が2列になっていて座っている。人間って、こんなに音を吸い込むんだこの日は本当に長ーいプログラムが用意されていて、私達の出番が来るまで延々と他の生徒さんたちの歌を聴いていた。それはそれでとてもいい勉強になったし、楽しかった途中寝そうになったのも事実だけど中でも素晴らしいと思ったのは、今年レッスンを受け始めて初めての発表会というドリスの歌。ジャズ調のポップスと言う感じの曲で多分ミュージカルからの選曲。音程はしっかりしているけど、声はまだ全然出ていない。いわゆるウィスパーボイスで、耳を澄ませて集中していれば耳に届くというくらいの声量。しかし実に堂々と、自分なりの振りをつけれ、曲を表現していた。私に欠けているのは、まさしくあれだな。自己評価の低さから、失敗したくないと思えば思うほど萎縮してチマチマしてしまい、印象に残らないんだ。例え大勢の前で失敗したって、明日っから生きていけないわけじゃない、私という人間の存在価値が問われるわけでもない。そういう自分に対する信頼感が、決定的に欠如しているだから今、自分に対する信頼感を築こうと少しずつ勉強しているわけで、こんなことに冷静に気付けるようになった事自体が成果ではあるんだけど。そしてようやく出番がきた。まずはオットとのデュエット。そして、歌い出してまた愕然とする声が思うようについてこないという感じ。いつもと同じように出しているつもりなのに、頭の中にある音よりも低い音までしか届かない。1時間半近くも椅子に座って人の歌を聞いている間に、体が固まってしまったらしい。声が寝てるせめて正しい音程で歌えるように、何とか声の調子を戻そうとそちらにばかり気を取られていた。ようやく高音が思ったように出てくるようになった時には既に、曲は中盤を過ぎ、クライマックスに向けて徐々に盛り上がりを見せていたこの曲の最高音はH。歌いながら、「最高音出るかな?出なかったらどうしよう」という思いが一瞬頭をかすめた。でも次の瞬間、自分でも驚くほど落ち着いて大丈夫、昨日の方がたくさん歌ったけどでも出たじゃない。エイヤッと歌えば出るよ。出なかったら出なかったでそれでも良いしと思えた。そしてその通り、エイヤッと歌ったら普通に出た。感覚的には、声が割れる一歩手前という感じがした気がする。もう少し優しく細く息を通した方がいいのかもしれない。でも、この音が(例えホンの一瞬一音だとしても)歌で使えるようになったという事実が、また一つ自信につながった気がする。一年前はAだって怖くて萎縮していたのに。いや、萎縮していたから出なかったんだな、と今では分かるけど。ソロアリアではアネッテからのアドバイスはすっ飛び、楽譜通りに歌うことだけで精一杯。デュエットは本当に楽しかったもう私、デュエットだけでイイかもオットとのデュエットではまだ緊張があって、出だしの部分はまだ声も寝ていて、高音部分で届くことに大変で、曲全体にはそれほど集中出来なかったけど。デュエットで一緒に歌ってくれたオットに感謝する気持ちが強く湧いてきた。オットが一緒に楽しんで歌ってくれる人で良かった。アネッテのカオスぶりにちょっとイラ付いたりすることもあったオットも、歌ったことは楽しかったらしく、これからも一緒にデュエットを歌いたいと言ってくれた技術的にはもちろんダメダメだけど、心の底から楽しかった、と言えるのが、今回の最大の収穫。人前で歌ったにも関わらず楽しかっただなんて、1年前の自分なら想像も出来ない。次は何歌おうかな? 【現品限り】オペラ重唱名曲集2【楽譜】【送料無料】【smtb-u】
November 7, 2011
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これは11月はじめの記録です。実際の発表会は既に終わっています。♪ ♪ ♪ ♪ ♪アネッテの生徒さん発表会、前日のピアノとの合わせ会場に到着すると、私の前に入っていたクリスティアンネがまだ終わっていなくて、聞いていた。クリスティアンネと言えば、去年の発表会で私と同様の初参加。歌い始める前にアネッテが、クリスティアンネは、素晴らしい声を持っているんだけど、すごく緊張していて、体を動かさないことには声が出ないんですって。だから変な動きをするけど気にしないでねと紹介した。緊張した面持ちでおもむろに歌い出した彼女は、前屈みになったり、腰を落として上半身を左右に滑らかに動かしたり、膝を屈伸したりと、じっとしている時がなかった。アネッテが発声法の講座で、取り入れるアレだ。しかし本当に、素晴らしく響きと艶のある声が出て来たそんな事を思い出しながら、彼女の歌を聴いていた。相変わらず彼女の声は素晴らしく豊かな響きで、小さな円形のホールいっぱいに満ちていたクリスティアンネが最後の1曲を歌っているところで、マークさん到着。私達の番になった。最初はマークさんとのデュエット。あんまり緊張していない感じだったのに、ピアノの横というか前に立って、歌い始めた途端に膝がガクガクし出したもう自分でもビックリ。それでも1曲目を歌い終わる頃には、状況に慣れてきた。すると、アネッテから私にツッコミが、、、演技しないの??楽譜外して歌ったら?い、いつの間にそんなレベルまで進んだんですか?私達がいなかった3週間にアネッテの指導のもと、マークさんは表現練習にも励んでいたらしい。一方、日本ではとうとう一度も楽譜を開くことさえなかった私達メロディは大丈夫だけど、テキストがちゃんと入ってないだから、楽譜から目が離せないっていうか、そんな話(暗譜しようとか、どういう風に演技しようとか)したことなかったじゃないの?!そんなの当たり前、自分でやりなさいってことですか??私が楽譜にかじり付いて、一語一語拾いながら歌っている横で、Omarを演じようとしているマークさんこれは絵的に非常にマズイ2回目からは、出来るだけ楽譜から顔を外して、少なくとも、顔や体の向きだけでも反応しているようにした。さて、最初のナーバスな状態がおさまってくると、部屋の向こう側に声が届くように歌う余裕も出てきて、すると自分でも分かるほど声の響きが変わって、部屋の中に声が丸く膨らんで満たされるように聞こえてきた。おー、こんな感じは初めてだ気持ちいいなあ初めて、本当に初めて、いつもより少し大きめの空間で歌って、気持ちいいなあ、と感じた。後でオットにも、君があんな大きな声で歌えるとは知らなかったよと言われた。いや、私も知らなかったし。今回歌う曲はどれもオペラからの曲で、マークさんとのデュエット曲には特に、セリフの掛け合いのように不規則なリズムでの入りが続く部分が何箇所かある。ピアノ伴奏はもちろんオーケストラによる演奏を元にアレンジされている。オリジナルを知らないと入るタイミングがまったく掴めなかったり、そうかと思うとオリジナル違うアレンジの部分で戸惑ったり。マークさんとのデュエット曲でピアノとの確認をしながら、部分的に何度か歌い直していたら、予定していた30分なんてあっという間だった。いや、多分30分以上やっていたんだろう。次にオットとのデュエット曲。家でさんざんCDを聴いていただけあって、さすがにオットは出だしを逃すこともなくしっかり入ってきた。と油断していたら、後半で二人一緒に出だしを逃してしまったそれまで難なく歌っていたのに、二人揃っていきなり落ちたので、アネッテとピアノのクラウディアに大笑いされた。その後何度かリズムや入りのタイミングを確認して、ハーモニーを確認して、結局こっちも予定の30分いっぱいはやっていたと思う。最後に私のソロアリアアネッテにソロアリアどうする?一応歌っておく?もう声がちょっときつそうだけど?そーんなこと言ったって、本番では歌うんでしょ?合わせておかなきゃ、歌えないよ大丈夫、サラっとやっておく。という声が既にかれ始めてることに気付いた。だからアネッテが心配そうにしてるのね。まずいぞでもやっぱりピアノと合わせておかなければいけないと思い、歌い出した。全体的に声がカスカスしているのが、自分の耳でも分かる。テンポや入りの分かにくい部分だけを確認して終わった。久しぶりに声がかれてしまってショックだったけれど、1時間以上も、GやAやHがいくつも出て来る曲を何度も何度も歌っていたのだから、まあ仕方ないと言えば仕方ないか。それでこの程度で済んだのだから、一年前と比較しても発声がずいぶん良くなっている、と、考えることにしようマークさんとのデュエットと、オットとのデュエットの合間で3人顔を揃えたところで、またしてもアネッテがねえ、あなた達、明日の衣装は??ココまで来るとさすがに、どうやら彼女は相当本気らしいということが分かった他の人達はさ、皆、黒尽くめなのよ。だから明るい色を着てよね。とにかく明るい色をね。↓こんなのつけてみたい【33%OFF】アラビアン・ナイト ファンタジークラッチバングルでも、よく考えれば、千一夜物語の登場人物がどんなファッションなんだか、よく知らない。【23%OFF!】アリババと四十人の盗賊(DVD)
November 6, 2011
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これは11月はじめの記録です。発表会は既に終わっています。♪ ♪ ♪ ♪ ♪アネッテのレッスン日本から帰って来て2日後のこの日は、発表会直前、最後のレッスン。マークさんも後から来て、デュエットももう一度合わせた。マークさんもさすがにCDを聴いていたらしく、入りのタイミングを逃すこともあまりなくなっていた。一方の私たちは、日本にいた3週間、とうとう一度も楽譜を開くことさえなかった。歌ったのは実に4週間ぶりで、歌っている時の感覚が戻ってくるまで、それにメロディをきちんと思い出すまでに少し時間が掛かったよく考えてみれば、4週間もの間まったく歌わないなんてことは、数年ぶりだ取りあえず、さっくりと合わせて、入りのタイミングやテンポを確認して終了した。注意事項は、- 口の開け方縦に開けること。母音aの音でどうしても口が横に広がってしまうので、意識して縦に開ける。- 音が跳躍する箇所レガートで歌う。コーラスではハーモニーの正確さが求められるので鍵盤を抑えるように歌いがちだけど(それはまさしく私のこと)、段差をつけずに滑らかに歌うこと。- 中低音域の響き高音域の響きをそのまま中低音域に持ち込む。- 2重唱としてのハーモニーお互いにパートナーの声を聴く。部分的に、音が間違っているわけでは無いけれど、ニュアンスの違いでキレイにハモっていない時がある。で、あなたたち、衣装は何を着るの?とアネッテ。え、衣装、着るんですか??↓こんなの、着てみる??ディズニー 「アラジン」 ジャスミンのコスチューム【通常便なら送料無料】【14日~16日までポイント10倍】アラジン アラビアン皇帝 ワイズマン 衣装...
November 1, 2011
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アネッテのレッスンレッスンの最後に、アネッテがボヤいた。参加できない生徒さんがいるのよ。せっかく練習してきたっていうのにまあね、みなさん趣味のお教室なんだし、大人ばかりなんだから色々あるでしょうね。そうだ、あなた、日本の曲なにか歌わない?発音は指導できないけど、それは必要ないでしょ??えっと、私はプログラムの穴埋め役ですか?そこはサクっと大人らしく、今からじゃムリです、とお断り日本にいた頃には、歌のレッスンどころか、小・中学校の音楽時間以外で合唱さえやった経験がないので、そんな事言われても曲を知らない。頑張って考えてみても、せいぜい思いつくのはYouTubeで見た佐藤しのぶさんの歌った曲、「荒城の月」「早春賦」くらい。休暇で日本に行くことは決まっていたので、日本で楽譜漁ってこようかなと言いかけて、やっぱり止めた。知っている曲の楽譜を探すならともかく、あてもなく探すのでは時間が掛かり過ぎる。声楽を習っている人のブログなどを拝見しても、上がっているのはオペラの曲や、ミサ曲、イタリア歌曲、ドイツ歌曲ばかり、の気がする。今まであんまり考えたこともなかったけど、日本語の歌曲って?日本人なのだから、歌ってみたい気もするし、でも日本語ってイタリア語と違って発音が平ぺったいから難しそうと、思いながら検索したら、あっという間にたくさん見つかった、そんな秋の日【送料無料】日本歌曲選集でも、どの曲がいいのか分からな~い
October 4, 2011
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10月はじめの記録です。実際にはもう発表会も終わっています。☆ ☆ ☆ ☆ ☆アネッテのレッスンこの日は本当は祝日だったけれど、レッスンを入れてもらった。私達夫婦は10月に3週間休暇で日本へ行き、発表会の直前に帰って来るので、その前の最後のレッスンだった。家を30分くらい前になって、もしかして、と思ってメールをチェックすると、アネッテからメールが届いていた。マークさんが私達の前に入っているのでデュエットを合わせたいから、私だけ30分前に来られないか?という内容。うっすらそんな予感がしていたんだから、もう少し早くメールをチェックすれば良かったんだけど、、、。慌ててアネッテに電話をして、まだ家にいるけれど、今すぐ家を出たら20分後には着くからと言って、大急ぎで向かったオットと一緒に軽く発声練習をしてもらって、すぐにマークさんとのデュエットを合わせてみる。マークさんとこの曲を合わせるのは、去年2度くらい(それと発表会本番)、今年はこれで2回目くらい。マークさん、いまだに入りのタイミングを掴みきれずにいた。まだCDを聴いたことが無いみたい。セリフの掛け合いのような箇所が幾つかあるので、それを楽譜だけでつかむのはなかなかむずかしい。それにアネッテは、声を聞いてくれるので、ピアノの伴奏を完全に弾いてくれるわけではない。CDを聞くことが、流れやテンポ、タイミングをつかむ早道だ。デュエットなので、片方が落ちてしまうと一人で歌い続けてイイものなのかどうなのか良く分からない。私達が日本から戻って来てすぐに最後のレッスンがあって、その次がゲネプロ、そして発表会の本番だ。自然とアネッテもマークさんにダメ出しする言葉に、危機感タップリ、力が入っていた。一方、取りあえず楽譜が入っている私は、ほとんど放っておかれて、逆に不安入りのタイミングやテンポを確認する作業ばかりで、残念ながら音楽的な部分をどうにかするレベルではなかった。発表会の本番、大丈夫かなあ オペラ重唱名曲集2【楽譜】【送料無料】【smtb-u】
October 3, 2011
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8月末、状況が大きく動き始めた。ある程度予測してはいたものの、突然の嵐の訪れだった。歌のレッスンを始めて約1年半。優柔不断も手伝って、二人の先生に付いていたのだけれど、これ以上それを維持することが困難になった。9月、ほとんど迷いもせずにミセス・ウールに今年いっぱいでレッスンを辞めなければならないことを告げた。残念だけれど仕方がない。アネッテのもとでは現在、11月の発表会に向けてデュエットの練習もしている。デュエット曲ではオットが一緒にレッスンを受けて歌ってくれる。本人もかなり楽しそうなので、今後も続くような気がしている。それに、アネッテはレッスンを受けた時に現金でレッスン料を払うので、毎月自動振込しなければならず確実に月2回のレッスンをこなさなければならないミセス・ウールよりも、融通が利くのだ。ミセス・ウールのレッスンは残すところあと6回。今まで以上に、1回1回を大切に取り組みたい。
October 2, 2011
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ところで。毎回毎回オットに録音しようと言われながらも当日になるとレコーダーを持参するのをすっかり忘れていたんだけど、ついに今回忘れずにレコーダーを持参したしかし、ミセス・ウールの発表会で一度使ったっきりで操作の仕方も設定の仕方もすっかり忘れていたいじっている時間もないので、今回は実験と割り切って、自動調整の設定のままで録音開始した。というのも、アネッテの部屋は、うちの小さな今よりもさらに狭くて、多分12平米あるかないか。その狭い空間で、ピアノも響くし、アネッテの声も響くし、何と言ってもオットの声ががんがん響くだから今回の録音はまったく期待していなかった。とりあえず録ってみて、次回からきちんと調整するつもりでいた。帰って来て、自宅でヘッドフォンをつけて聴いてみてビックリきちんと録れているじゃないのもともと演奏を記録することを目的として探したので、できるだけその場の音を忠実にクリアに再現してくれることにこだわって機種を選んだ。改めて聴いてみると、本当に音質が良い。TASCAMのDR-2dリニアPCMレコーダー DR-2D (高品質ステレオコンデンサーマイク内蔵) (DR2D)TASCAM DR-2Dネットで調べた限りではバッテリーの持ちがひどく悪くて不便というのが一番のマイナス点だったけど、ミセス・ウールの発表会と昨日のレッスンと合わせて2時間半あまり、この間に半年近くの冬眠を経ているけれど、何の問題なく録音できた。ま、他のレコーダーは6時間とか8時間とか連続録音できるらしいけどしかも操作がものすごく簡単。もうあっけないくらい簡単電源を入れて、recボタンを押して録音モードにし、再生ボタンを押せば、デフォルトの自動調整モードで録音が始まる。これならば演奏前やレッスン中でバタバタしても操作に時間を取られることがないし、設定を換えなければ余計なバッテリーを使うこともない。いや~、久しぶりにいい買い物しちゃったな自分の演奏をきれいな音質で記録して反省会に利用するという目的でレコーダーをお探しの方に、力一杯オススメします。さてさて、気になる声の方はどうだったかっていうと私が一人で歌っている部分は、なんだか頼りない感じがする。テキストがまったく聴き取れない子音があまりに弱すぎて大げさではなく本当に母音しか聞こえてこない歯のないお婆さんが歌ってるみたい~そういえばミセス・ウールにも子音をはっきりとって言われたっけ。子音は大げさなくらい叩きつけるように強く発音(当社比)しなきゃダメなんだな、きっと。二人が一緒に歌っている個所では、オットのおかげでテキストは聞き取れるし、ハーモニーがきちんとはまっていて、いい感じ。gut(素晴らしい)というにはまだまだだけど、nettな感じ。一番心配していたのはもちろん、アネッテが引き出したオットのパーンと明るいテノール声が圧倒的に入っていて私の声はかき消されてるんじゃなかろうか、という点。ちゃんと同じくらいのボリュームで聞こえているではありませんかオットも、おおー、君の声がちゃんと聞こえてる。と喜んでいた↑自分が歌っている時は自分の声しか聞こえないので、ひそかに心配していたらしい。こうして録音聞いてみて初めて、アネッテがいつも言う、音域が違うし、高音域では響きが豊かになるからちゃんと聞こえるオットが手加減する必要は全然ないという意味がよく分かる。もちろん、高音域の部分だけだけど。全品ポイント10倍〔8/05AM09:59まで〕10P02Aug11【送料無料】ドイツ・リートへの誘い(いざない) 名曲案内からドイツ語発音法・実践まで
August 2, 2011
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アネッテのレッスンオットと一緒にデュエットのレッスンまずは発声練習から。いつものようにハミングでソ、ファ、ミ、レ、ドをハミング最初はnで高くなってくると口をあけてngで。次にド、ソ、ミ、ドをduで。do、do、du、duで。djo、djo、dju、djuで。ngonで。gonで。と、言葉を変えていく。オットはgjoで。ここでアネッテからオットに口の開き方についての指導が入った。正確には覚えていないけど、要するに口を開けて響かせる空間を確保するということ。その直後に高音域のオットの声が明らかに変わった!!曇りのないパーッと明るい声。乾いた空気にカーンと響くような音色で、いかにもテノールです、俺様の声を聴け!という声。思わず、おおおおおと唸るツマ高音域では声がこもっていたんだな、と、横で聴いていて改めて気づかされた。人のレッスンを聴くのってこれがあるから面白い。市民大学の講座の時もこれが楽しみだった。アネッテに指示を受けて何かを変えると、次の瞬間いきなり全然違う声が出てくる。アネッテ・マジック↑いや歌の先生はみんなそうだと思いますがでも、やっている本人にはこれが非常に分かりづらい。まったく聴き慣れない声が出てくるので、それがイイと言われても、いまいち分からないんだよね~。歌の練習前回最後に言ったとおり、中盤の曲の主テーマがもう一度出てくる個所から始めた。フレーズごとにそれぞれの旋律を一度確認してそれから合わせての繰り返し。特に重要なのは、息継ぎの個所を確認すること。コロラトゥーアが連続して出てくるフレーズの途中で息継ぎをする場合、二人同時に消えないように、あらかじめお互いの息継ぎの個所を決めておく。つまり、もう一人は歌いつづけているので素早く空気を入れて歌いつづけることになる。そうして決めておいたにも関わらず、歌い始めるとなぜかつられて同じ個所で息継ぎをしてしまう私そしてソプラノのコロラトゥーアのわずかな合間に息継ぎをして、直後に入り切れずに2音落ちるオットだから、二人して落ちちゃダメだっていやー、難しい。なんていうか、球技みたい。オットには高音部分で先程の指導が入った。高音域と中音域を行ったり来たりするフレーズで、音色が変わってしまうらしい。口の開け方を変えずに、マスケに響かせてフレーズを歌うこと。なかなかしんどそうもう一度歌ってみると、やはり明るいテノール声がパーッと出てくる。すごいなあ、こんな声で歌われたら私の声なんてかき消されるなあ、と、心配になる。曲の最後の部分、ラストに向かってアドレナリンが大騒ぎし始める山場。特にソプラノは、跳躍はあるわ、コロラトゥーラはこれでもか連続するわ、最後の最後にHが出てくるわでそりゃあもう大変。アネッテがピアノで伴奏とソプラノの旋律を聞きながら驚きの声を上げた。えええええ、こんなの大変じゃないの、やったっけ?この部分??いや、そんな大変ですよ。てか、あなたが見つけてきたんじゃないの、この曲。しかも、いつも前の方からはじめて時間になってしまうので、ここまで来れたのは多分1回か2回だけ旋律自体は一度確認してとにかく通して歌ってみると、最後の最後のHが出ません出ないわけないじゃないの、発声練習でCまで出てたんだからって、またそれ?というわけで、ここで一旦発声練習に戻る。du、du、とかgon、gon、とかで声を出してみると、出るんだな、これがまったく呆気なく。そう、今のが必要な音の2度上だから。今の感じでもう一度。Treuで声を出すのは難しいだろうから、まずは母音だけでいいわよ。ここはテノールとまったく同じテキストだから、子音はテノールに任せて。あ、なるほどそう考えると気が楽になる。発声練習を間に挟んだのが良かった。発声練習の時のように軽く声を出すとHも割とあっさりと出てしまった。Aくらいまでは勢いで出せるけど、Hになると少しの量の息を意識して力を抜いて軽く出す感じにすると細い声がピーッと出てくる。フェルト用の羊毛の塊を両手で持って、切れないように手加減しながらそーっと引っ張って細長くしていく感じ。と言うところでそろそろお時間。次の生徒さんが到着。最後に今日やったところを通して歌ってみた。と、もうボロボロなんていうか、一つの山場を越えてフッと気を抜くとすぐに次の山場がやって来て、玉砕しつつ、ちょっと持ち直して、またフッと気が抜けたところで気づくとまた次の山場って感じ。ダメダメすぎて、歌い終わったところで笑ってしまいましたあああ、これ、通して歌う練習しないと、ダメだ、コンディションが、集中力が~そうね、次回は通して歌いましょうねようやく最後まで出来たところで夏休み。次回は9月。10月に私達は3週間日本に行くので、9月はちょっと集中してレッスンしましょうということに。自主練ですね、自主練。全品ポイント10倍〔8/05AM09:59まで〕10P02Aug11【送料無料】ドイツ・リートへの誘い(いざない) 名曲案内からドイツ語発音法・実践まで
August 2, 2011
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ミセス・ウールのレッスン発声練習段差なく歌う練習ド-ソ-ドをju(ゆ)で音程が下がっていくフレーズでは必ずと言っていいほど、注意を受ける。下がり幅が小さすぎて、音程が上ずってしまう。下がっていく時には、意識して音を落としていくように。引き続き段差無く歌う練習。ドシラソファミレドにテキストをつけて。テキストがつくと、音程が変わるところで文字が変わるので、段差無く歌うのが難しい。というか、喉を使って音程を変えることと、喉を締めずにレガートで音程を変えることの差が感覚として分からない。歌の練習軽めの発声練習をした後、前回の約束どおり新しい歌Music for a whileへ。前奏はこんな感じだから、と一度弾いてくれて、そのまま「じゃあ歌ってみて」と歌に突入。YouTubeでチェックしてあったので、歌の感じは何となく分かっているものの、メインの旋律が終わったところであえなく失墜。いいのよ~、じゃ区切って音取りしていきましょうね~。それじゃあ最初のフレーズをもう一度。・・・あ、それとも、私が歌ってお手本見せた方がいいかしら?あ、そうして頂けると、助かります、、、これはもしかして、音取りくらいして来なさいよっていうプレッシャー?すみませんでした時々話してくれる他の人たちのレッスンは、自宅で音取りをしっかりして、予習復習もバッチとやってくるような感じではまったくない。ミセス・ウールは音楽学校の先生でもあって、学童の生徒さんをたくさん抱えている。子供達の多くは、自宅での予習復習なんて言われなければやらないし、練習時間も集中力を持続させるのが大変というレベル。その他の大人の生徒さんはみんな、仕事をしていたり子育て中の主婦であったりと、やっぱり予習復習なんてバッチリできる時間的余裕のある人達ではない。だから思いっきり気を抜いてましたええ、ええ、言い訳ですとも気を取り直して、フレーズごとにまずミセス・ウールが一度歌ってくれて、その後に歌ってみるという音取りの作業に。ロングトーンがあったり、コロラトゥーアっぽいフレーズがあったり、リズムが微妙に変わったり、ちょっとイレギュラーな感じがする取りにくい音があったり、退屈しない。かといって、覚えにくいと言うこともなくて、歌っていて面白い。最後まで音取りをして、最後に一度通して歌ってみた。今回が夏休み前最後のレッスンで、次は9月の半ば。忘れないように練習してきます。【送料無料】音楽は体力です
July 25, 2011
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アネッテのレッスン今週はオットも来て、久しぶりにデュエットの練習をした。オットはもう3ヶ月近くこの曲を歌っていなかったことになる。また音取りからやり直しかなと思っていたら、意外にもまだ入っていて、フレーズごとに1回か2回音を確認して二人で合わせてという作業だった。そんな、コーラスみたいに歌わないで音程をきちんきちんと正確に押さえることよりも、もっと感情豊かに。飛び跳ねないで、常にレガートで。コーラスだとまず音程を正確に、リズムを正確に、が基本ですからね。最後のレッスン以来、何ヶ月も一緒に歌ったことはおろか、音の確認もしなかったわりにはコロラトゥーアも意外なくらいに合って、楽しかった。何度もアネッテから、テンポがどんどん遅くなってくるから気をつけるようにと注意を受けた。確かに私もオットも、伴奏に合わせるように声を出している感じがある。伴奏者は歌い手に合わせるものだから、待っていないで自分達でテンポをどんどん引っ張っていくように、ソリストらしく自分達の演奏に集中して表現するようにとのこと。難しいなあソプラノとテノールのくせに、いわゆるあたしが主役気質とはまったく縁がなく二人して誰かに仕切ってもらって楽してついていきたいタイプそれにしても、テノールの旋律ってやっぱりソプラノと比べて難しい気がする。オットなんてここ何ヶ月も休んでいたのに、よくちゃんと歌えるものだと感心した。オットは、コーラスでもデュエットでも、自分のパートの旋律だけが頭に入るらしい。自分が歌っている最中は、伴奏や他のパートはほとんど耳に入ってこない。周りの音が入ってこなくても自分のパートを歌いつづける。私は、伴奏と他のパートとすべてをひっくるめて全体の音を頭に入れないと、自分の音も覚えられない。たとえ一人で歌っていても、頭の中ではその曲全部が鳴っている。だから予期せずに他のパートや伴奏に間違った音を出されると、とたんに音が取れなくなったり、頭が真っ白になって止まってしまう。人それぞれなんですねえ久しぶりのデュエットはやっぱり楽しかった。テノールが上を行ったり、ソプラノが上を行ったり、平行して動いたり。自分達で歌ってみると、ハーモニーがCDで聴いているのともまた違って聞こえるから面白い。発表会の日程が決まったらしい。11月の第一週末。今年は会場を土・日曜日の二日間借りることができたとのこと。実は私が初参加した去年だけが例外で、いつもはそうしていたらしいんだけど。1日目はゲネプロというかピアニストさんと合わせをして、2日目はワークショップのようにEinsingenをやって、それから各自の発表という感じになるらしい。楽しみ~【送料無料】ベルリン州立歌劇場とドイツ音楽都市の旅
July 18, 2011
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ミセス・ウールのレッスン段差をつけずに擦り付けるように音程を変える練習。ド ソ ラ ソ ド をju(ゆ)で音階の間を途切れなく滑らかに歌うには、必然的にお腹で支えることになる。水平方向を意識しながらゴムを伸ばすようにまっすぐに。または、放物線を描いて小さな山を越えていくように。音が上がるにつれて肩が前に動いて上がったりもして、猫背になっているらしい。言われてみると、自分でも気がつく。気がつくんだけど、どうしても直らない。猫背になると、胸の空間が小さくなるので響かなくなる。響かせる空間を保ったままで、グラグラ動かずに姿勢良く。胸にペンダントを付けていることをイメージして、そのアムレットを通して声を出すつもりで。胸のポイントとお腹のポイントの2点を意識して、その2点の距離が変わらないように。ここでまたセラバンドが登場。D&M(ディーエム) セラバンドエクササイズDVD dad100が大特価【トレーニング機器】 セラバンド片端を足で踏み、もう片端を手に軽く巻きつけて、おへそくらいの高さから頭の上までゆっくり均等に引っ張りならが歌う。次にバンドをなくして、でもバンドを引っ張っているイメージで。腕を胸の前に水平に構えて上に向かってあげていく。腕を上に上げると、前かがみになることができないから、必然的に胸が開く。集中して色々やっているうちに時間切れ。あら、もう時間だわ、ぜんぜん気がつかなかった。今日は歌えなかったわね、ごめんなさい。次はPercelをたっぷり歌いましょうね。いえいえ、歌うのも好きだけど、発声練習も好きです。ヴォーカル完全攻略 ボディ・エクササイズ篇
July 11, 2011
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アネッテのレッスン今回もオットは仕事が忙しくって一緒に来られなかったので、一人のレッスン。残念。でも、デュエットもすごく楽しいけど、一人だとじっくりと声を聞いてもらえるので実はどっちでもいいんだけど発声練習gやdの入った言葉、gongonだとかdongodongoなど、を使った練習。アネッテに、あごを動かすなと何度も注意されて、彼女の口元を注目していると、どうも舌の動きが違う。、、、dって、どうやって発音するの?えらい驚いた顔をされた舌先を上の歯の付け根につけて素早く離すのよ。やってみるとこれが難しい。明瞭なdの音がなかなか出てこなくってlに近くなってしまう。え、いったいどうやって発音してたの?舌の真ん中あたりつけてる?それだとあごが動くからダメね、舌先を使うのよ。というわけで、急遽舌先で子音の発音を作る練習。lはできる。nはやろうと思えばできなくはないけれど、意識をしないと顎を動かして口を閉じてしまう。dの発音が決定的に間違っていた。日本語のダ行を発音する時、正しいのかどうかはわからないけれど、舌先は下の歯の付けにつけたままで、舌の真ん中辺りを上にくっつけて素早く離すことで音を作り出していた。だから、どうやったってあごが動いてしまう。タ行の時にそうしているから、その延長線上で発音してきたのだと思う。だって「た」に「゛」だもの日本語ってそう言えば、舌先を使って発音しないなあ 、、、ってもしかして私だけ?実は、学校時代も家族からもたまに笑われることがあったので、日本語の発音は自信がない。そうか、ドイツ語だとtとdはまったく違う音なんだと、いまさらながらに驚く。日本語って仮名の数は多いのに、アルファベットの数は少ないんだなあ。だから、「lとr」や「bとw」、「eとaウムラウト」なんかの区別が難しいのは日常的に経験しているけど。歌の練習発声練習では決定的な間違いに気づいてしまったけれど、気を取り直して歌の時間。まずはFatimeのアリアの最後の部分。それから、もうずいぶん歌ってないし、ということで、Ab HassanとFatimeのデュエットを最初からさらい直し始めた。フレーズの中で、音が2つ目のDくらいまで下がってくると必ずと言っていいほどダメだしが入る。下がって来るからって気を抜いちゃダメよ。支え続けて、上の方の響きを保ったまま下がってきて。いつも注意される点なので、特に気を抜いているわけでもなければお腹を緩めているわけでもないんだけど。何となく腑に落ちないまま、やり直す。やり直すとその時はO.K.が出て、先へ進む、と、また似たような箇所でダメだし。響きが変わっちゃうのよ。2種類の質の違う声が出ててるの。もちろん中音域と高音域で声質は変わるんだけど、今のでは変わりすぎ。高音域で出ている響きをできるだけ保ったまま下がるのよ。いつもはお腹の支えを忘れているんだと思っていたけど、どうも違う気がする。そこで、口の奥の天井を持ち上げるように、口の中の空間を広げたままにするようにしながら歌ってみた。高い響きを持っているけど、細くって優しーい頼りなーいボリュームのない声が出る。ああ、この声嫌いそうよ、それよ!!!え?! コ、コレすか?今何したの?何が違った?分かった。分かったような気がする。高音域では、音を出そうとするだけで、それ以外に無理に気を使わなくってもうるさいくらいに頭の中いっぱいに声が響く。というか、そうしないと音に届かない。それよりも低い部分ではそのままだと声が小さすぎて頼りないので、自分にしっかりと聞こえてくるように胸の方に落として声を出している。これがアネッテの言うところの、プソイド・アルト(決してソプラノではないし、かと言ってアルトでもない)の発声なんだソプラノは中低音域では音量がないものなのよ。力強くないくてもそれでイイの。大体においてソプラノって縦方向の細い声なんだから。でも中低音域でも高い音域の響きが混じらないとダメなのよ。そこがソプラノの声の面白さなんだから。毎回毎回同じことを言われ続けて、1年近く経った今、ようやく言われていることが少し実感を伴って分かるようになりました今回はなんか、学んだ、というか、気づかされた、と言う実感がしみじみとわいてくるレッスンだった【25%OFF】[DVD] YUBAメソッドによる新発声指導法2 歌う筋肉強化トレーニング ~変声前児童(小学校)&女声用~
July 4, 2011
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ミセス・ウールのレッスン明日が口答の審査なんです~あら、(レッスンに)よく来たわねー、エライ。いや、直前だからこそ、もう一度発声練習や話す練習をしてもらいたくって来たんです~まずは発声練習で、手書きの練習メニューのコピーを渡された。似たようなメニューを1ヶ月ほど前にももらったんだけどなあと思いながら眺めてみると、似ているけどちょっと内容が違うみたい。その中の一つを練習した。ひとフレーズ終わるごとにお腹の緊張をすぐに解く練習。これがどうも上手くいかない。自分ではやっているつもりなんだけど、実は緩んでいないらしい。意識して大げさにお腹を押し出してみる。これがなかなか難しい。難しいなあと思いながら、歌っている時に意識してお腹を緩めたことなんか無かったことにいまさらのように気づく。実はミセス・ウールのレッスンでは、お腹を緩めることの大切さについて何度も言われいる。どれだけすばやくお腹を緩めることができるかで、コンディションがまったく変わると何度も言われ、いろんな形で練習もしてきた。でも感覚として分かっていなかった。そんなことを意識してやらなくても、結構息は長い方なので、ピンと来なかった。お腹を緩めれば自然と空気は入ってくるから、意識して息を吸い込む必要はないのよ。ゆっくりと時間を掛けて息を吐き出すと、意識してお腹を外に押し出すと同時に、一生懸命息を吸い込んでしまう。そうすると息を吸い込む音が出てしまう。お腹を緩めれば、空気は自然と肺に入ってくるから、意識して吸い込まないで。と注意を受けるけれど、つい苦しくなるような気がして息を吸い込んでしまう。お腹を緩めた状態から、声を出し始めると同時にお腹を緊張させてやわらかく徐々に引っ込めていくのよ。早く引っ込めてしまったらそれ以上息が続かないから。ゆっくりゆっくり引っ込めて、すばやく緩める。二つのスピードの違う動きを繰り返すのが難しい。シンプルなことなのに、すごく難しい。こんなこと、歌っている時に意識してやったこと無かったなあ。そのまま歌の練習に突入。フレーズの合間合間にお腹の筋肉を緩めるを徹底して練習。SebbenCrudeleを2小節くらいずつ区切って、合間に時間を取ってお腹を緩めてからもう一度歌いだす練習をした。やってみると、特に長いフレーズを歌って息を使い切った後にお腹を緩めるのが遅くなることに気付いた、というか、気付かれた。完全に緩めずに筋肉を緊張させたまま息を吸い込むので、胸だけの浅い呼吸になって苦しくなるのだとのこと。言われてみると、思い当たる節がある、ありすぎるくらいにある。大体において、フレーズの合間に意識してお腹を緩めたことなど無かった。ずっと、常に腹筋を緊張させたままで息だけを吸い込んで歌っていた。だからコンサートなどでちょと緊張して体が硬くなるとますます呼吸が浅くなって息が続かなくなるんだ、雲間から光が差し込むように、今までの経験と結びついて理解できた。アネッテにも、しゃべる合間に意識してお腹を緩めて、もう一度話し始めるようにと言われたばかり。本当にまったくダメダメな歌い方をしていたわけなんだ。歌に集中し始めると途端にお腹を緩めることができなくなる。緩めてるつもりでできてない。ここで、久々のセラバンド登場。 「セラバンド グリーン #DAB-3」筋力UP・リハビリなど、さまざまなシーンで欠かせない筋力トレーニングに緑のバンドを両手に巻きつけて、胸の高さに構え、ひとフレーズごとに左右に広げながら歌う。フレーズが終わったら、腕を元の位置に戻しお腹を緩め、次のフレーズを歌う。こうすると、意識が歌だけに集中しなくなるし、ゴムの収縮を使った腕の運動にお腹が連動して動きやすい。これイイ。この練習、家でもしよっと。これね、コーラスで歌っている時なんかに練習するとイイのよ。本当にそう思います。今週は日曜日がS村のPatroziniumで金曜日がゲネプロなので、早速練習したいと思います。レッスンの最後に、新しい曲を決めた。いつものごとく、好きな作曲家は誰?バロック?ロマンティック?イタリア語?フランス語?英語?それともドイツ語?と質問され、しかし歌曲なんてまったく未知の分野であるのでまったく何も分からない。ので、ドイツ語は歌う言語としてあまり好きじゃないし、フランス語はできないし、、、英語、がいいかな~と適当に、言ったところで、ミセス・ウールが一冊の楽譜集を手に取り、2曲ほどざっと歌って聞かせてくれた。そのうちの一曲が良さそうなのでそれに決定。Music for a Whileという曲。楽しみ~YouTubeで検索してみたら、なんと、PhilippeJarousskyさんの歌っているビデオを発見!!すごいー、Jarousskyさんも歌っている曲を歌えるなんて、うれしい~(なんてミーハーな)Purcell : music for a while Philippe Jaroussky【送料無料】Purcell パーセル / Music For A While: Deller(Ct) W.kuijken(Gamb) Christie(Cem...
June 27, 2011
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アネッテのレッスン時間ギリギリまで研究室でプレゼンの準備をしていて、バタバタと出ようとしたところに元ルーム(オフィス)メイトでポーランド人のTが話し掛けてきた。彼女が好意で、かつてのオフィスのかつての席がちょうど今開いたからそこ使えば?と言ってくれたので、一応相手をしたところ、いつもの如く愚痴というか心配事が炸裂!出るのが遅くなってしまった彼女は吐き出す相手が必要だってことももう十分すぎるほど分かっているし、研究室には私が居た頃のメンバーはおおかたいなくなり、雰囲気がガラっと変わってしまって、あまり内部でサポートを受けていない様子が伝わってくるので、振り切って帰ることが出来なかった小走りでアネッテのところまで行き、肩で息をしながらドアを開けるなり、「ひとり?ふたり?」と聞かれた。そうだ、次はオットが一緒だからねと行っていたんだっけ。仕事が忙しくなって、結局今回も私ひとり。発声とかじっくりやってもらえるからいいんだけど。そういえばあなたの試験、いつだっけ?来週なの~じゃ話す練習する?でもあなたはトリックはもう全部知ってるのよね。歌うのと同じだから。うーん、確かに色々習ったよね。私の問題はね、多分、人前に立つと恐怖と緊張で体が固まって、トリックの事なんか考えられなくなることなのよね。ということで、少しだけ話す練習を取り入れてくれた。じゃあ、最初の挨拶やってみて。Sehr geehrte Damen und Herren!今日はお集まりいただきましてありがとうございます。これから発表をはじめます。テーマは、◯◯◯の△△△△です。この後、このフレーズを使ってしゃべる練習をした。- 固まったなと思ったら、動いて体をほぐすこと。妙な動きにならない程度に上下左右に体を動かしながらしゃべる。- 長いフレーズを一本調子でしゃべらない。一つの長い文章も短いフレーズに区切ってしゃべる。- 動きながら体の張力(バネ、筋肉の収縮)を利用して声を出す。- フレーズで区切ったら、一度脱力する。脱力してからまた少しずつ張力を構築していく。特に膝を少し曲げて脱力し、下半身に力を入れてゆっくりと伸び上がりながら、その筋肉の収縮を利用しながらしゃべること。伸び切るまでにしゃべれる程度の語数で一度区切り、脱力して低いポジションに落としてから次のフレーズを話す。短く区切りながら話した方が、聞いている方も理解しやすい。「脱力する」については、この間ミセス・ウールとも練習したばかり。アネッテもやはり、同じことを言っていた。脱力しないで体を緊張させたままいくら息を吸い込もうとしても入ってこない、だからなおさら苦しくなって、固まってしまう。一度脱力するからこそ息を吸い込める、楽に呼吸できる。確かに、歌う時も話す時も、緊張するとカチカチになって胸の上の方だけで呼吸をしていて、軽く酸欠状態になっている節がある。最近ではコンサートじゃ緊張しなくなったけど、それでも時々、息が浅くっていつもなら楽に歌えるフレーズが切れ切れになることがある。言われたとおりに軽く練習してみると、確かに自分の話し声が筒を通り抜けて鳴っているような感じがする。アネッテの部屋は狭いから良く響くということを抜きにしても、普段の話し声とは響き方が明らかに違っていたみたい。あとは上を向きすぎないこと。スクリーンに向かって指したりしていると顔が上を向く。これは喉を圧迫して固めている姿勢で、一番喉に良くない姿勢。その状態で大声を出そうと頑張っていると、あっという間に声がかれる。逆に喉にいいのは軽く俯き加減で喉に力が入っていない姿勢。ということなんので、スクリーン上で指すのは最小限にして、出来るだけ前を向いて見下ろすようにしゃべる。ラップトップを眺めながらしゃべるのが一番良さそう。歌の練習今回も一人なので、Fatimeのアリアの続き。時間が結構あいてしまったので、取りあえず最初からやったところまでの確認と言っても、家でまったく復習も練習もしなかったので、テキストがまだ完全に入っていない。ゴメンナサイ、試験が終わったら真面目に練習しますテキストの分配が妙な箇所がいくつかあって、なかなかうまい具合に乗らない。いや、テキストがまだ馴染んでいないだけこの曲、そんなに長くはないんだけど、Aが割と最初の方から出てきて、GやFが当たり前のように繰り返し出て来る。最後の一番盛り上がるところで、Aのロングトーン、しかもテキストが「dich」という厄介な箇所がある。ココでAが出なくって、あー高い、出ないと思わず口に出すとそんなわけ無いじゃないの 発声練習では3つ目のCが出てたんだから。楽譜見るから出ないのよ 楽譜見ないで、母音のAで歌ってみて。そんなこと言っても、出せる気がしないんだよね。っていうか、さっきのあれCだったんだ。あっちの方が低いような感じがするから不思議。楽譜を見ないでもう一度。ほら、出るじゃない 脳の仕業よ。脳がストップを掛けるのよ。アネッテに言われたとおりにやってみると出ないと思った音が出てしまう不思議 【取寄品】ドイツ語発音法 歌唱のための(高折 績)【送料無料】【smtb-u】
June 21, 2011
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これは、2011年5月の記録です。アネッテのレッスン呼吸・発声練習いつものように、ソ、ファ、ミ、レ、ドをハミングで。最初は口を閉じたmで、高い方に行くと口を開けてngで。筋肉が使えていないと、必ず、ちょっとクシュクシュッやってみて、と言われる。実際には子音だけで、ksch、ksch、とお腹の筋肉を使って息を吐き出す練習。実は毎回のように言われるんだけど、毎回のように言われないと忘れてる意識しないと、日常生活の中でお腹の筋肉は全然使ってないってこと。レッスンを始めてもう1年経つっていうのにそれを今回は、丸椅子に両手をついて背中をかがめてやった。お腹の筋肉が動いているのがよくわかる。その姿勢のまま発声練習を続けて、しばらくしたら普通に立ち上がり、筋肉を同じように使いながら、動くのを感じなら発声練習を続けた。あなたちょっとまっすぐに立ちすぎる傾向があるのよね。そうそう、っていうか背中を反り気味にするくせがあって、立ち続けるとすぐに腰が痛くなる。足はそんなに突っ張らないで、上半身は少し前屈み気味にして。上半身の筋肉を使わずに、お腹から下、下半身の筋肉の張りを使って歌うのよ。上半身はリラックスさせないと。歌の練習今回もオットが一緒に来られなかったので、Fatimeのアリアの練習以前からよく、音程が下がっても支えをキープしたままで、響きを保ったままで、同じ場所で、水平に線を引く様に、水平に広がっていくようにと言葉を変えながら注意されるんだけど、ようやくなんだかちょっと感覚として分かった気がする。同量な感じになるのね。そうそう!じゃ、もう一度思いっきりダメな例をやってみて。アネッテはよく注意して直した後に、もう一度駄目だった歌い方をさせる。いつもは訳も分からずやってるんだけど、今回は少し感覚がつかめていたので、思いっきりダメダメないつもの歌い方で歌ってみた。やってみるとどこがダメなのか、さらによく分かる。あまりにダメダメすぎて、二人して吹き出してしまったそうか、この教え方、本人がどこがダメなのか気づくとすごく効果があるのね。逆に言うと、本人が分かっていないとあまり効果がないかも。もういいわ。じゃ正しい歌い方で。DVD 息から声へ マリアの呼吸法
May 31, 2011
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これは、2011年5月の記録です。ミセス・ウールのレッスン前回、予告していたとおり、肺に良い呼吸法についての古い本を探しておいてくれた。以前レッスンしていた生徒さんで、やはり肺・気管支系に問題を抱える人がいて、その人のレッスンのたびにこの練習を繰り返していたら症状が軽くなったということだった。その本に書かれている呼吸法の練習から細い棒を体の前で肩幅で持つ。鼻で息を吸いながら腕を伸ばしたまま頭の上に上げる。息を5秒ほど止めたあと、口を開いて息を吐きながら腕を、棒が頭の後ろに来るように耳の後ろに下ろす。これが基本姿勢。胸が大きく開いた状態で胸全体を使って呼吸ができる。練習1 呼吸を静めて整える鼻から息を吸って、5秒ほど止め、口を開いて息を素早く吐き出す。息を吸い込む時には、胸だけ、お腹だけではなく、脇も外に膨らむようにする。練習2 深く呼吸するストローで吸うように小さく開いた口からゆっくりと息を吸い込む。いっぱいに吸い込んだら5秒ほど息を止めて、口を開いて素早く一気に息を吐き出す。練習3 息を長くもたせる鼻で息を吸い込んだら5秒ほど息を止め、口を小さく開いて2秒息を吐き、2秒息を止め、2秒息を吐き、2秒止め、を空気がなくなるまで繰り返す。棒を持ったままだと腕が疲れてくるので、途中から棒はなくした。胸を大きく開いている状態をキープするために、腕を背中に回し、肘の高さで片方の手でもう反対の腕をつかむ。歌の練習Sebben crudeleを2~4小節のワンフレーズずつ区切って新しい呼吸法を意識しながら歌っていった。フレーズが終わった時点で残っている息を吐き出し、お腹の筋肉を一度緩めることを意識しながら練習した。お腹の筋肉を緩めると同時に息を吸い込んでいることに、気付いた。ミセス・ウールにも何度も指摘されて、自分でも精一杯その点に集中して歌ってみた。ほとんど息が残っていなくても、とにかくお腹を緩めたら吐き出す、それからお腹を締めて歌い出す。すると、ずっと楽に歌える息が長持ちするし、声が薄くなることもなく、フレーズの最初から最後まで芯のある声が出ていた。これは、、、水泳と一緒だ小学校の頃、水泳が苦手だった。息がなくなるのがコワくて、頑張って顔を出して息継ぎをしようとすると水が入ってくる、息が全然入ってこない、コワイから慌てて立つ、で、10mも泳ぐことが出来なかった。大人になったある日、たまたまTVで泳げない人についての話をしているのを見ていた。泳げない人は大抵、一生懸命息を吸おうとする。まだ空気が肺に残っているのにさらに吸おうとするから入ってこなくって当然。逆に息を吐くことに集中しなければいけない。息継ぎで顔を上げたらまずは残っている息を全部吐き出すこと。肺の空気がなくなれば、後は自動的に入ってくる。まさしく目からウロコさっそくプールに行って試してみたら、ウソのように楽々25m泳げてしまった。なーんてことを思い出した。 声の呼吸法 美しい響きをつくる (平凡社ライブラリー) (新書) / 米山文明/著
May 31, 2011
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これは、2011年4月の記録です。ミセス・ウールのレッスンEinsingenの練習を五線譜に書き留めたモノを用意してくれた。実はレッスンを始めてしばらく経った頃、もし家でも練習したいのならば、発声練習のメニューをノートとかに書き留めても良いのよ、と言われた事がある。遠回しに、書き留めて復習するくらいのヤル気を見せろと言われたんだと思うけど。それで5線譜ノートを持って行こうと思って町の文房具屋で探したんだけど、見つからなかった。日本だったら学校用品コーナーに売ってそうなものなのに。5線譜ノート購入を早々に諦めて、現在に至る。なので、ミセス・ウールからコピーした紙を渡され、正直なところ後ろめたかった。大人の片手間の趣味だから許してくださいと、思わず心の中で言い訳してしまうんだけど。申し訳ないなあ。その後、紙に書かれている発声練習メニューを一つ一つ説明してもらいながらやってみた。全部で8つ。・喉をリラックスさせるための練習・マスケの響きを使う練習・口の形を変えずに響きを保ったまま舌を使って発音する練習・高音域の練習・支えをバネの様に使う練習・低音域の練習・色々な母音を同じ響きで歌う練習と盛りだくさんで、これ全部真面目にやったらタップリ1時間近く掛かりそうなメニュー。この中でも、最初の喉をリラックスさせるための発声というのが、特に印象的だった。ドからソの間を、音階を無視して擦り付けながら上がり、ソで少し伸ばしてから、また音階をまったく無視して摺りつけながらドに下がってくる。これをju(ゆ)で。母音のUは一番健康的な音であるとのこと。半音ずつ音を上げながら繰り返す。ロゴペーデ(言語・発声治療の専門家)は、この発声をさせることで、その人の声帯がきちんと機能しているのか、閉まるのかどうかを聞き取る事ができるらしい。何往復かしていたら、痰が上がってきたので咳払いをした。風邪が治りきっていないせいもあるけど、声を出し始めると必ず痰がからむ。歌い方がまずいせいで喉を痛めつけているのだろうか。すると、そうそう、この発声練習をするとね、カエルが上がってくるのよ。↑ドイツ語で痰が絡むことを、喉にカエルが居ると表現する。でもね、そこで咳払いしちゃダメ。上がってきたらそうっと飲み込んで。咳は声帯に取ってはハンマーで打っ叩かれているのと同じくらいの衝撃を与えるから良くないのよ。すごーーーーい。この練習、これからプローベの前にやろうっと。このメニュー、やりたくなった時に自宅でも一人でできるようにね、とのこと。これはつまり、自宅でもちったあ練習しなさいよっていう事ですね。しかも、別に一度に全部やる必要はないのよ、という暖かいダメ押しお言葉付き。すみません、もう少し真面目になります(気持ちだけは)。ちょうど今週末は教会コーラスの出番で歌うんです。Einsingenをまともにやってもらえないから、いつもレッスンの時の発声練習を思い出しながら家で少しやって行くんですよ~。今回はコレでやって行きますね。と、精一杯の点数稼ぎ(?)レッスンの発声練習を思い出しながら真似してEinsingenして行くのは事実ですが。ところで、と歌の話になり、今までずっとイタリアの古典歌曲をやってきたけど、ロマンチックとか興味ある?例えばシューマンとか、また全然違った感じでね。そうするとドイツ語だけどね。あと、イギリスのP…っていう作曲家知ってるかしら。オペラをいくつも書いた人で、ソプラノとアルトのデュエットなんかがあるんだけど。デュエットだと、各自が自分の旋律を正確に歌わなければならないし、それ以上にイントネーションにも気を使わなければならないし、それからボリュームに気をつける事も必要だから、良い練習になると思うのよ。それで私と一緒にデュエット歌ってみるとか。あなたが退屈しないようにね。退屈だなんてとんでもない、イタリア歌曲はキレイだし歌いやすいのでとても気に入ってるんですけど。でも、新しいことにも興味があるから、何でもやってみたいです。ミセス・ウールとデュエットできるかも~ロマン派時代の宗教的歌曲集(ドヴォルザーク、メンデルスゾーン、ヴォルフ、レーガー) ベル...
April 21, 2011
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これは、2011年4月の記録です。アネッテのレッスン。オットと歌うブ・ハッサンのデュエットの初合わせ。というか初めて、オットと一緒に歌のレッスンを受けました。アネッテから、もう合わせて歌ってみた? と聞かれ、即座に まだ~、今日が初めて。すみません、不真面目な生徒で。でもさ現実的な問題として、私は伴奏なんて弾けないし、伴奏(というかピアノで同じ旋律を弾くヘルプ)がなければオットは歌えないだろうし、CDに合わせるとテンポが早過ぎるし、Finaleに打ち込むには音符が多すぎるし(←ものぐさ)普通に仕事をしている社会人のド素人にはなかなかハードルが高いです。というわけで、部分的に区切って、最初はそれぞれの旋律を別々に確認して、合わせて歌うという作業を繰り返していった。テノールの旋律はやはり難しいところが多いので、アネッテがピアノでテノールの旋律を弾く。ソプラノパートはテノールよりは簡単なのでCDを聴きながら歌う分にはまったく問題はない。でも、オットが真横でよく通る大きな声で歌うとCDとはまた違った迫力があって、圧倒される。大体においてテノールが事あるごとに逆を行くので、最初に合わせる時は特に、気を抜くとすぐに見失ってしまった。最初の頃は、オットも遠慮して小さめの声で歌っていたらしい。私の声をかき消してしまわないようにと、彼なりに気を使っていたに違いない。すかさずアネッテから気を使って押さえ気味に歌っているんなら、そんな必要ないわよ。音域が高い分、彼女の声はちゃんと通って聞こえてるから。と指示が飛び、すぐにボリューム全開に。ホントに?ホントに私の声通ってる???今回は2/3くらいしかできなかったので、2週間後にもう一度、二人でのレッスンを受けることにした。あああ、マークのおしりを叩いてやらせなきゃあ。マークったらね、前回自分が全然出来なかったっていうのを気にしていて、練習したがらないのよ。あれ?練習してるって言ってたのに??他にもデュエット曲があるじゃない、それも歌ってみる??そうだ、テルツェット(ソプラノ、テノール、バス)があるじゃない、それなんかどう??あああああ、それ、面白そう!!あ、それよりも、男声コーラスと男声ソロが一緒に歌う曲があるんだけど、面白い曲なの。Geld, Geld, Geld!(金、金、金!)って始まるんだよ。あらそれ、指揮している男声コーラスにやらせてみようかな。この夏は、歌劇Abu Hassanの上演ができるかも・・・??【送料無料選択可!】コルネリウス: 歌劇「バグダットの理髪師」/ウェーバー: 歌劇「アブ・ハッサン」
April 19, 2011
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これは、2011年3月の記録です。アネッテのレッスン12月の発表会の後、クリスマス前で忙しかったのでお休みして、1月に入ってからは締切りがいよいよ迫ってきたせいでお休みし、、、実に3ヶ月ぶりのレッスンだった。提出したその日の夕方17時。土曜日から月曜日まで、睡眠時間3時間ほどで体はフラフラで、頭もボーッとしながら妙にテンションが高いという状態。ほとんど寝てないよ~そんなんで声出るの??取りあえず、いつもどおりハミングから。寝てはいないけど、疲れているせいか、体に妙に力が入ることなく割と楽に高音まで出た。逆に体が固まらなくっていいのかも。あら、出るじゃない歌の練習マークとあのデュエットを続けて練習してたのよ。あなたのこと聞いてたわよ、どうなってるんだ?って。まだどうやらマークさん、あの曲を完全に歌う気らしいですやったーーーーー!そう来なくっちゃ。次の発表会の予定はまだ組んでいないけど、夏ぐらいに考えているとのこと。でもあなたはもうあの曲最後までやったのよねということで、私はテノールとのデュエット曲の音取りを始めた。デュエット4番、AbuHassanとFatimeのデュエット。この曲は、テノールにもソプラノにも16分音符がダーッと並んでいる箇所があって、CDを聞いているだけではそこの音が取れなかった。テキストの分配が不自然で、息継ぎのできそうな箇所があまりなく、一つ一つ確認しながら歌っていった。子音は口先で発音して、口の中の空間を潰さないこと。
March 2, 2011
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これは、2011年1月の記録です。ミセス・ウールのレッスン金曜日にあったアンサンブルのプローベについて別に問題なかったわよね?ソプラノは安定してたわ。確認する必要ないわね?以上。今日はもう一度全曲さらうのかと思ってきたんだけど、拍子抜けした。ドレミファソファミレドをm-i-n-i-m-i-n-i-m-i-n-i-m-i-n-i-m-iで。これは、前回に引き続き、mとnを鼻でしっかりと響かせる練習ドソミドミソドソミドをGuteNachtで。Gu-teNa-chtGu-teNachtこれは、母音U-E-A-U-E-Aの響きを統一する練習。o-i-o-i-o-i-o-i-ooの口のままで響きを保ちつつ、舌の動きだけでiを発音する練習lojolojolojolojolojo(ろ-い-よ-ろ-い-よ)で。これも舌の運動。次はお馴染み、ドミレファミソ・・・を、lojolojoで、1オクターブ往復音を正確に出そうとして、特に一番上の音に近づくと、体が緊張してしまうクセがどうしても直らない。すかさずミセス・ウールから指摘が。一番高い音のところで頭が動いてたわよ~。体をもっと柔らかくして。腕を前後に振りながら、膝も屈伸しながらやってみて。するとすぐに、自分でも分かるほど声が柔らかくなって響きが深くなった。本当に声って不思議。って、どれだけ体固まってたんだそして、気がつくといつの間にか、高音域開拓・限界に挑戦のコーナーに入っていた。振り返ってみると、久しぶりですね、このコーナー。母音を色々変えながらチャレンジしてみて、最終的にはCで挫折。なんで止めるのっ↑毎回言われてますHまではキレイに出てたのよ。Cだって勢いでいけば絶対に出てたのに。それどころかもっと上が出るように聞こえたわよ。自分の最高音域、どうも好きになれません。ガイゲのE線と似てる。細い金属的で耳障りな声。憧れるのは、深みのある暗めの声。、、、高音を出す時の最大の障害は自分の脳の制御機能、ということか。いつものようにひと通りやったところで「もる」をやったことあったかしら?もる?って何ですか?今までのはdurでしょ。じゃなくってmoll音階。あー、moll、短調のこと。ありません。それじゃ、今日はmoll音階を歌ってみましょう。durばかりじゃなくって、たまには違う音階を聞いて音感の練習にもなるから。moll音階にも色々あって、まずは基本となる音階、それからハーモニックなmoll音階、それにメロディックmoll音階と、ミセス・ウールがまずピアノで音階を弾いてくれた。ええええ、なんかまったく馴染みのない音階で、即座に真似る自信がありませんが??この3つの中から、ハーモニックmoll音階を歌ってみた。durとはまた違った感じ(当たり前です)で、ドラマチック?叙情的?で雰囲気があってイイ感じ。最後の3音がオリエンタルな感じじゃない?1往復(1オクターブ上がって下がる)ごとに、半音上げて。最初はこわごわ、ミセス・ウールが弾いてくれるピアノのを音を聴きながら、途中から最初の音しかもらえなくなって、自分で音を探す。不思議なことに、ドミレファミソ・・・のオクターブ往復なんかをやっている時は、下りてくる時の方が難しくっていつも自信がないのに、moll音階の時には下りてくる方が簡単だった。やればなんとかなるもんだ初/中級 12キーのメジャーマイナースケールをマスター。VOLUME 24 - "MAJOR & MINOR"
January 24, 2011
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これは2011年1月の記録です。ミセス・ウールのレッスン待ちに待ったアンサンブルの合わせだった集まったのは女性ばかり7人うち6人がミセス・ウールの生徒で、アルト3、メゾ1、ソプラノ2もう一人は特別参加、一人の生徒さんの友人でソプラノ兼メゾ。3声で構成される曲ばかり、組み合わせを変えながら全部で5曲を歌う。私が歌うのは、Percke、Kellner+Koch、Trostの3曲で、どれもソプラノパートPercheは最多の6人参加。この曲は分かりやすいカノンで、モチーフが各パートごとに2度繰り返される。曲全体がキレイにまとまった可愛らしい感じ。左隣の人が一緒にソプラノを歌った。ソプラノ始まって、メゾが入り、アルトが入る。アルトが入る直前でソプラノは1小節の休符。入り直した後は、単なる繰り返しではなくて、ちょっと違うアレンジ。フレーズの真ん中に、別の箇所では入らない4分休符が入る。Kellner+Kochはソプラノ2、メゾ1+ミセス・ウール、アルト1この曲はマドリガルであるということが、ミセス・ウールの説明で分かった。たまたま、ちょっと前にAmazonで買ったThe King's Singersのマドリガル・ヒストリー・ツアーがお気に入りでよく聞いている。とても庶民的あるいは牧歌的な曲ばかりで、生活の一こまが目の前で展開していくようにイキイキと歌い上げている。そのマドリガルを自分も歌っているんだと思ったら何だかとっても嬉しくなった。音取し始めた頃は、あまりにも型にはまらないイレギュラーというかリバティなメロディ展開と、しょうもない生活感あふれる内容で、妙なスタイルの歌だなあってウケまくっていたんですけどね歌わない3人が観客となって、一度通して歌った。落ちないように、自分のパートだけに集中して何とか通して歌い終わると、曲の面白さに目を輝かせるお客さん達が。嬉しいものですねえ。なんか、すごく面白かった。口喧嘩してるみたいで。そうでしょ、そうでしょ?でもね、残念ながらディテールが良く分からなかった。orzそうだよね、やっぱり取りあえず一度、テキストを朗読して、ミセス・ウールからは歯切れよくテキストが聞き取れるように、言葉に気をつけて歌うようにと指導を受けて、もう一度歌った。最後はTrost。これは、全体的に静かに渦巻くような曲で、1小節ごとにクレシェンドで始まってデクレシェンドで引いていく、を繰り返すような感じ。そしてところどころに嵐の風がビュッと一瞬吹き荒れるように盛り上がる箇所が出て来る。カノンなので、それぞれのパートが同じモチーフを歌っていく流れで、それぞれのパートがずれながら抑えたり盛り上がったりを繰り返していく。抑える箇所ではしっかりと引いて、盛り上がる部分を歌っているパートがきちんと浮き上がってくるように。低音域でfが付いている箇所はどんなに頑張っても他のパートにかき消される。本番は2月の始め。身内だけの小さな発表会で、家族や友達を招待してって、金曜日の昼間なんですけど?私は仕方ないので休暇を取ったけど。この人達みんな専業主婦なんだろうか?当日は1時間前に集合してもう一度軽く合わせるということになった。【送料無料】ヴォーカル・パフォーマンス・シリーズ ミュージカル&映画音楽 ヴォーカル・アンサンブル曲集
January 21, 2011
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これは2011年1月の記録です。ミセス・ウールのレッスン3週間ぶりくらいで、その間、コーラスの練習や本番を除いてはほとんど歌ってなかったので、行く前にはちょっと緊張した。夏休み中に全然宿題に手をつけずに遊び放題遊んでいて、最後の最後になって慌ててやるんだけど結局終わらないって感じ。横隔膜を使って絞ったりゆるめたりアクセントをつけても、喉は締めたりしないでそのままの練習四分音符と八分音符 を交互に、あああー で。つまり、あーあっ あーあっ あーあっという感じ。喉は管で、息が通るだけ。力を入れて押し出そうとかしないこと。トンネル自体はは、通る車によって広くなったり狭くなったりしないでしょ、それと同じようーん、分かったような分からないような(笑鼻孔に響かせる練習ドレミファソファミレド をminiminiminimini で全然鼻に響かない。息が全然鼻にいかない。もっとmとnを大げさなくらい伸ばしてから母音をつけて。m-in-im-in-im-in-imやnは有声音。練習では、鼻声になるくらいに大げさにやってみる。歌の練習アンサンブルで歌う3曲をミセス・ウールと一緒に2回ずつ通して歌ってみた。何とか、放り出されることなく通して歌えた。Kellnerではやっぱり最後に少し音程が上がってしまった。カノンだから歌っている最中はあまり気づかないけど、最後の音で分かる。っていうか、ラストに向かって高音のロングトーンが続くところで音程が上ずるんだと思う。ま、1/4音以下だから問題ないわよってミセス・ウールは言ってくれたけど、最後の音が微妙にハモらずに、ウネリが聞こえるのはどうしても許せないっ別の声をもっと聞きながら歌えば良いんだけど、単純なハーモニーではなく、3声がそれぞれバラバラに物語を語りながら掛け合いのように時には言い合いのように歌っていく構成なので、うっかり他のパートを聞いていると、入るタイミングや伸ばす長さを見失ってしまう。今の私に出来るのは、他のパートを背景に聞きながら、自分のパートを正確に歌うだけ。他のパートと合わせた練習を繰り返せば、他のパートを聞きながら自分のパートをはめていく余裕も出て来ると思うけど、たった1回の合わせじゃそこまで行くのはムリだろうな。来週はいよいよアンサンブルの合わせの練習楽しみ~【送料無料】コーラス上達のポイント200
January 13, 2011
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ミセス・ウールのレッスン発声練習ドミ レファ ミソ をloiyo loiyo loiyo で響きをつないで、下がる時もクレシェンドで。lululuドミレド レファミレ ミソファミjubelドミ、ミソ、ソド、ドソ、ソミ、ミドtja tja tjaひと通り発声練習をしたところで、ミセス・ウールが真面目な顔で話し始めた。あなたが初めて来た時のこと、よく覚えているんだけど、どこへ行っても、声が小さい、何言ってるのか分からないって言われるのにウンザリしてる、大きな声で話せるようになりたいって言ったわよね。でも、思うんだけど、あなたはそういうキャラクターじゃないのよね。だって、怒って大声を出して人を罵倒したり、しないでしょ?想像できないもの。しませんね。そりゃあ怒ることはあるけど、大声で怒鳴ったり罵倒したりは確かにしたことないし、できない。怒り過ぎると逆に言葉がつながらなくなって、黙ってしまう。怒鳴るよりも、効果的にダメージを与える言葉を使って、ニッコリ笑いながら一撃を与える質です。↑性格悪いっす。だからね、あなたがものすごく大きな声で話すようにはならないと思うの。ガックリただ、人前で話たりする時に、しっかりと支えて声を出すのと力なく息の混じった声で話すのとでは全く聞こえ方が違うから、ソレを意識してやるだけでも変わると思うけど。というわけで、話し声の音域でもう少し力強い声が出せるように、低音域の練習をした。犬を叱る時のように、支えを使って、低く強く、息が混じらないようにしっかりと芯のある声を出す。↑ それ得意かも リバティ犬バンザイ最初の頃は、ちょっと違うかもと思いつつもそんなに気にならなかった、ミセス・ウールとアネッテの低音域の発声法の違いが、少しずつ分かってきた気がする。ミセス・ウールは、低音域は胸声を混ぜなければ力強くは出ないから、話し声のポジションで芯のある声を出すように、という中身の詰まった芯のある声重視。それに対してアネッテは、とにかくソプラノはソプラノらしく、高いポジションのまま響きの空間を潰さないで声を出すように、ソプラノなんだから低音域はボリュームが下がって当たり前、という高い響き重視。だから、アネッテのレッスンで、ミセス・ウールがO.K.をくれるような芯のある声で低音域を歌おうとするとすぐにダメ出しが入る何となくだけど、ミセス・ウールはメゾである自分の発声法を伝授してくれていて、アネッテは私の声質に合っていると彼女が思う発声法を指導してくれているんじゃないだろうか。だからと言って、別にどちらが間違っているとか正しいとかではなく、相性と好みなんだろうな、と思う。歌の練習Trostこの曲は、上から下へ、下から上へと跳躍があったり、半音が入る上がっていくフレーズがあったり、半端な休符があったりとちょっと複雑。自宅でも何度かFinaleで練習したので一人だったら何とか歌えるけど、カノンで歌ったら絶対に放り出される自信アリ。というわけで、お願いしてミセス・ウールと一緒に合わせてみた。ミセス・ウールは自分のパートを歌いながら、私の歌っているパートを目で追い、時々ピアノで音を確かめたりしていた。と、いきなりずれた。あれ?と思いながらも数小節は続けて歌ったけど、やっぱりダメで止まった。ああああ、あなたに放り出されちゃったわ~そりゃあ、自分のパート歌いながら他のパートをチェックしていたら見失うでしょ、普通とりあえず最後まで通した。ところで、ミセス・ウールがピアノで最後の音を確認。あー、ちょと音が上がったわね。え?!また??最後のページはクライマックスを迎えて、どのパートも盛り上がってくる。嵐の情景を描く歌らしく、調和的というよりも、ゴーッと唸りをあげてぶつかり合いながら渦巻く感じ。ミセス・ウールの歌うパートに巻き込まれまいと頑張っちゃった結果、音がうわずってしまったらしい。なんか、音程が上ずる時のパターンが感覚として分かってきた一応メロディが入っているかどうかの確認をした。歌の後ろから部分的に10小節くらいずつ区切って歌って、できたらその前の箇所。ミセス・ウールがピアノで入りの音をくれて、そこから一人で無伴奏で歌った。ら、褒められた音がどれも正確に出せているらしい:今回歌うメンバーの中で一番音程が正確で安定している。休符があって入り直す箇所の入りの音も合っていたし、何箇所かある跳躍も正確だった。1小節の中で最初に半音が出てきて最後にその音の全音が出てくる箇所があるんだけど、その半音と全音もきちんと正確に出ていた。音の長さも全部正確、ちゃんと数えられている。↑ 実は数えてなんかなくって、感覚で覚えてるだけ。っていうか、そもそも歌いながら数えることができないとのこと。絶対音感はないって言ってたけど、ものすごく正確な音感を持っているのね。耳で聞いたら絶対に忘れないのね。あらそうなんだ、私、音感がイイんだ、へえええええええ小中学校の音楽の授業以来、高等教育機関では音楽なんて全く無かったので、良くて人並みだと思っていた。教会コーラスの指揮者が、子供の頃からコーラスで歌っていて、周りの人がどうして間違えて歌えるのかが不思議で仕方が無かったとたまに話してくれるいつも笑いながら黙って聞いてるけど、実は、それ、すっごくよく分かる!!!コーラスで歌っていて、どうして他の人達はこう中途半端な音程で歌っていて平気なんだろう、とか、明らかに大幅にズルズルと音程が下がっているのに気持ち悪くないんだろうか??とか、いつも思う。もう何度も歌った曲を楽譜を見ながら歌っているにもかかわらず、明らかにそれは違うだろうという音を出す(楽譜では下がっていくフレーズでいきなり上がっちゃうとか)のも不思議。↑ それはむしろ集中力の問題?ミセス・ウールの話では、耳で聞いたフレーズをそのまま歌うとか、楽譜を見ながら歌って跳躍の音を取るとか、伴奏なしで正確に歌うというのは音感が良くないと難しいらしい。小学校の時に習っていたピアノは、自宅で練習しなかったせいで全然モノにならなかったけど、音感を育てるという点においてはおおいに役に立ったみたい。人間、何か一つくらいは長所があるもんだね。でもね。音感が良くても声がか細くって小さいよりも、多少音感が悪くても魅力的で通る声を持っている方がいい音感はトレーニングできるけど、持って生まれた声の質は変えられないもの。【送料無料】〔DVD〕 声の不思議 美しい声を作るために
December 10, 2010
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