発熱・突発性発疹・風邪






子どもの発熱・・・心配ですよね。私も夜中などは特に不安になります。


育児にも慣れてくると、子どもの体温が普段よりちょっと高いかなぁ。と、なんとなく分かってきます。
でも、初めての発熱、まだ育児に慣れていないママには不安ですね。

基本的に、 子どもは大人より体温が高い ものです。
子どもの場合、 37.5℃ までは平熱といわれますが、個人差もあるので、普段の体温を知っておきましょう。
平熱でも、 朝は低め、夕方は高め になります。 38℃以上や、平熱よりも1℃高ければ、高熱 です。

《 発熱の見分け方、発熱時にみられる症状 》
 哺乳時、乳首で口の中の熱を感じる(いつもより口内が熱い)
 首のあたりが熱い
 目が充血している
 顔が赤い   
 食欲がない
 機嫌が悪い
     など

《 体温の測り方 》
 体温を測るとき、電子体温計でも 1分以上はしっかりと脇の下に あてましょう。
慌てて測り終えると誤差が出やすくなります。

また、手持ちの体温計の特性を知っておくためにも、普段の熱を測ってみましょう。
部屋を温めすぎたり、着せすぎたりすると、体温が高く出てしまいます。

また、計る前に手を上げて脇の下を開いたりすると、実際よりも体温が低くでます。
耳の穴で体温を計る体温計もありますが、耳の穴はデリケートなので、やはり普段から計る練習をしましょう♪


《 熱の出る仕組み 》
 生後6ヶ月ごろからは、高熱を出す回数が増えます。
これはお母さんからもらった抵抗力(抗体)を、このころに使い切ってしまうからです。

体温調節中枢が、高温にセットされると、身体は急いで体温を上げなければなりません。
早く体温を上げるために、全身の筋肉がプルプルと振動して熱を発散、これが悪寒です。
悪寒と震えがある時は身体を温めた方がいい でしょう。


いったん熱がぐんと上がってしまったら、着せすぎは禁物!!
高熱の時は涼しくしましょう。手足が冷たければ、そこだけ温めましょう。

《 なぜ、赤ちゃんは高熱を出すの? 》
 赤ちゃんの急な発熱の原因はほとんどが感染症です。
体内にウイルスや細菌などの外敵が侵入するとそれを発見した白血球が脳へ信号を出します。
脳はこれを全身に知らせるために体温を上げます。ところが、赤ちゃんはまだ体温調節中枢は微調整が出来ず、いきなり高温にあげてしまいます。これが急な発熱の正体。

元気で食欲があって、他に症状がなければ心配ないでしょう。

ただし、 生後6ヶ月以内に発熱した場合、家族からの感染 を疑って・・・。
生後1ヶ月以内の発熱は要注意!!これは、お産前後の感染が多く、重症になりやすい のです。

《 突発性発疹 》
 赤ちゃんの初めての熱と発疹

 赤ちゃんの初めての発熱の原因でよくみられるのが「突発性発疹(突発疹)」です。

 どんな病気?

ヘルペスウイルス6型、7型に感染して起こる病気です。
この、ヘルペスウイルスの感染で、けいれんを起こしやすくなるということが知られています。
熱性けいれんを起こした場合には、一度は脳波検査をした方がよいかもしれません。

 どんな症状?

生後半年ごろから一年以内がもっともよくみられる時期です。
突然、39度前後の熱が出て、高熱のわりに元気で機嫌も悪くなく、風邪の症状もほとんどみられませんが、少し下痢をすることもあります。
3~4日で熱が下がりますが、熱が下がると同時にポツポツとした赤い小さな発疹が全身に出ます。発疹も3~4日で治まります。
一般的に、合併症や後遺症などの心配はありませんが、発熱のために、熱性けいれんを伴うこともあります。



《 風邪からくる熱 》
 子どもに一番多い病気は風邪です。子どもの急な発熱の原因です。
風邪は一年中流行しますが、とくに冬はインフルエンザも含め、大流行します。これは、寒さ、乾燥、粘膜の抵抗力の低下が原因です。子どもが風邪を引きやすいのは免疫力がまだ未熟だからです。
《 風邪の症状 》

  咳がでる
  鼻水
  鼻づまり
  のどの痛み  など

風邪の原因はほとんどがウイルス。基本的にウイルスに抗生物質は効きません。
では、風邪薬は??
ウイルス感染のストレスや風邪の症状で起こる食欲低下、不眠、疲労などにより抵抗力が弱まります。
風邪薬は、そんな症状を改善して抵抗力をアップさせる薬です。

《 風邪以外の発熱 》
  熱があって風邪の症状がない。
  機嫌が悪い
  食欲がない
  時々吐く     など
《 風邪のなかま 》


病名
症状
治療とホームケア
風邪症候群(急性上気道炎)
くしゃみ、鼻水が主な症状
咳は気管や気管支、肺まで炎症が進むと強くでる。
普通3~4日で熱は下がり、一週間もすれば他の症状も改善。
38度以上の熱が4日以上続く場合は他の病気も疑われるので、必ず受診を
ほとんどの場合自然になおるので、特別な治療は必要なし。
熱が高くて苦しそうな場合は解熱剤が出されることも
嫌がらなければ水枕、熱さまシートなどを使ってもOK
熱が高かったり機嫌が悪い時はお風呂は控えるが、鼻水やくしゃみ程度なら入れても構いません。鼻水が詰まったら鼻の穴を掃除してあげましょう。
おっぱい、ミルクは飲みたいだけ、離乳食は無理強いをせず、水分はたっぷりと。室温は18~22℃、湿度は60%ぐらいを目安に快適に
インフルエンザ
高い熱が出て機嫌が悪い、食欲低下
咳、鼻水、嘔吐、下痢、体のだるさなど、普通の風邪より重い症状が表れる
熱は1週間近く続くことも。気管支炎、肺炎、中耳炎などの合併症を伴うことも。
咳止めや解熱剤などの症状をやわらげる薬、細菌による二次感染を防ぐために抗生物質を使うことも。
風邪のケア同様、水分補給はたっぷりと。
汗をかいたらこまめに着替えを。お風呂が無理な時は体を拭いてあげて
保温、保湿を心がけ、なるべく静かに過ごす
夏風邪
 (ヘルパンギーナ  手足口病  プール熱)

●ヘルパンギーナ
突然39度前後の高熱が出て、喉の奥に小さな水ぶくれが沢山できて痛む。
飲んだり食べたりしにくくなり、よだれが多くなる。
熱は2~3日で下がり、水ぶくれは1週間ほどで治まる
自然に治るが、高熱の時には解熱剤を使うことも
水分補給をこころがける
すっぱいものやしみるものを避け、のど越しのよいものを
●手足口病
手のひらや足の裏、口の中に水ぶくれができ、やがて破けて潰瘍になる。
水ぶくれはおしりやひざにできることも。
かゆみはなく、熱もほとんど出ない
手足の水ぶくれは1週間程、口の中の水ぶくれは3~4日で治まる
特別に治療をしなくても自然に治る
ヘルパンギーナと同様に、水分の補給、のど越しのよいものを
●プール熱
(咽頭結膜熱)
39度の熱が出て、のどがはれて痛み、目やにが出たり、白目やまぶたの裏が赤くなったり、首のリンパ節が腫れたりする
熱は3~4日で下がり、他の症状も1週間程でよくなる
熱が高い時は解熱剤を使用することも。
目やにが多かったり、充血がひどい時は眼科へ
水分補給、のど越しのよいものを







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