レビンっこの駆け出し日記

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episode.4 運命の出会い





例えば、ある出会いがあったとして、
それが運命だったんだ、って感じるのは二種類あると思う。


一つは、出会った瞬間に「ビビッ」てくる場合。
もう直感的にくる、そんな感じ。

もう一つは、出会いから時を重ねていくごとに
自分の中で相手の存在が大きくなっていく場合。
ずっと探していたのはコレだったんだ、って
ふとある時に感じることが多い。


おれと○FCは、どっちかというと後者の出会いだったかな。


初めての出会いは2005年3月9日、
名古屋で開かれた企業説明会だった。


おれの体調は最悪だった。


その前の日、3月7日と8日は
白馬で北信越学連主催のスキー合宿に参加していた。

長野、金沢、新潟、富山の大学に通う学生が
一同に介する数少ない機会で、みんなでスノボを
したり、飲み会を開いたりして親睦を深める
ための催しだった。


否、おれにとって、スキー(スノボ)をしたり
飲み会を楽しんだりすることは二の次なのだ。


うちらの学連は2年に一回、全国大会の主管を行っている。
この大会が開催されるのが今年の5月下旬。
この機会を逃せば次にこのメンバーで会うのは5月になってしまう。

全国大会の開催となれば、当然各役員同士が連絡を
密にとりあう必要がある。
このスキー合宿は大切な打ち合わせの機会。


そう思って、日程的にはかなり苦しかったのだけど
スキー合宿に参加した。


こんなこと書いていてもスノボはすごく楽しくて、
「来てよかった~」なんて思ってた。

そして風邪をひいた。

白馬から名古屋まで、死にそうになりながら
車を運転した。


咳が止まらない。喉が痛い。声が出ない。

説明会では社員さんに話しかけられないように、
なるべく目立たないように行動した。

たまに話しかけられても、声はでないから
会釈した後、にっこり目であいさつしていた。

傍目から見たら、かなりきもかったに違いない。


でも、普段ならこんな時は説明会キャンセルするのに。
何で行ったんだろう。

なんか、「この会社は行かなきゃ。」って思った。
考えるより先に、体がスーツに近づいていったんだ。

見えない運命の糸がおれを引っ張ったのかな、なんてね。



2005年4月15日。
この日は○FCのグループディスカッション(GD)だった。

説明会会場は栄のホテルだったんだけど、この日は
名古屋本社ビルでの選考だった。


オフィスはすごくきれいで、社員さんは楽しそうに仕事をしていた。
そして何より魅力的に映ったのは、社員さん、みんな私服だったんだ。


ここの会社いいな、って思った。
説明会行っといてよかった、って思った。


GDが終わって家に戻るとすぐ、電話があった。
○FCの名古屋地区採用担当のSさん。


おれがオフィスに入って最初に見た社員さんで、
すごくさわやかでいい人だな~って感じた人だった。


このSさん、選考があった日は必ず電話してきてくれて、
「GDすごく良かったよ」とか、
「自信持って話せば大丈夫!」とか
いろいろフォローしてくれたんだ。


おれの就活は恵まれてたな、と思う。
ここの会社に限らず、人事の人がすごく
親切だったんだ。

就活中、
そういう会社に限っておれは頑張っていけた。
だって、褒められると伸びる体質なんだもん。


選考はどんどん進んでいった。

日に日にこの会社への志望度が上がっていくのが分かった。
いつの間にか、この会社が一番入りたい会社の一つに変わっていた。

社員さんの顔を見ればわかる。
みんな笑ってるんだもん。

そりゃ、仕事は辛いこともあるに決まってる。
だけど、それを上回る魅力がこの会社にはあるんだ。
そう感じた。


まだ受かったわけでもないのに、
おれは友達にここの事を喋りまくった。

みんなに喋ることで、「絶対に落ちられない」
状態まで、精神を高めようとしていたのかな。


2005年4月26日。

その「絶対に落ちられない」状態で望んだ2回目の面接、
おれは驚愕の光景をこの目にした・・・



~つづく~

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