誕生まで・・・



今日も早朝散歩に行こうと5時半に起床しました。
朝起きると腰のあたりが重い感じで、生理痛のような下腹部の違和感あり。

昨日の散歩の疲れかな・・・と思っていたのですが、
トイレへ行くとおしるしがありました。
今朝も散歩に出かける予定でしたが―
急遽妹のみ散歩へ行く事になり私は家でゆっくりする事にしました。

今日おしるしがきたという事は2~3日中には陣痛が起こるかな?!

でもまだまだ胎動があるのですよね・・・。
昨日も入浴時にお腹がうねうねしていましたし~。今日も良く動いています。

助産士さんが前回の検診時に言っていたのですが、
陣痛中も胎動を感じる妊婦さんもいるそうです~。

よく雑誌にはお産が近くなると胎動が減るって書いてありますが、そうでない場合もあるのですね。

次回の検診が22日(木)ですが―
その前に入院する事になるかどうか微妙なところでしょうか・・・


☆陣痛開始(40w2d)☆

寝る前から腰が重く生理痛のような痛みを感じていました。
AM1:30頃お腹の痛みで目が覚め、時間を計ると15分間隔ぐらいでした。
その後様子を見ると10分間隔になってきましたが・・・
あまり早くに病院に行くよりも、
初産の為進行が遅いと思っていたので、
自宅で出来るだけ待機しようと決めていました。
AM7:00頃母親に陣痛が起きている事を伝え朝食を軽く食べて、
産婦人科外来が開始する時間になってから病院に向う旨を電話で伝えました。
陣痛が10分間隔におきていましたがグット堪え、
10:00頃病院に到着すると外来で子宮口の開き具合を診てもらいました。
子宮口3センチ・・・。
先生からは―
子宮口も柔らかいし、よく自宅で我慢したね・・・と言われました。
その後外来まで病棟看護士さんが車椅子で迎えに来てくれて、
陣痛室に入り着替えをし、NSTのモニター等を付けてもらいました。
夫の立会い分娩を希望していたので、子宮口3センチとわかった時点で
主人に電話をしてすぐに来てもらう様に連絡しました。

ここまではかなり順調で、
助産士さんも子宮口が3センチ開いているから今日のうちには産まれるね。
なんて言っていましたが・・・
実際は出産までかなり長い道のりでした。

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その後陣痛は5分おきになっているものの、
夕方になっても子宮口は3センチのまま・・・。
赤ちゃんの頭はなかなか下りてきません。
先生は
「赤ちゃんの位置が横向きになってしまっているかも・・・。
明日の午前中まで様子をみて進行がなければ、別の方法を考えましょう」
と私と主人に伝えました。
その晩はかなり陣痛も強くなってきて、
定期的に助産士さんが内診に来てくれましたが、
子宮口の開きはまだ4センチでした。

痛みのストレスと・・・
子宮口が開いてこない心配感の矛先は・・・
全て主人に向けられ、腰を揉んでもらったりお茶を飲ませてもらったり、
時にはあっちへ行って!と言ってみたり、
あの晩はかなりわがままな私でした。
それでも文句ひとつ言わず、いろいろやってくれた主人に感謝です。

☆人工破水→緊急帝王切開→女児出産(40w3d)☆

すでに陣痛10分間隔から30時間が経過していました・・・
朝になっても子宮口は4センチのまま。
でも子宮口はかなり柔らかく、
赤ちゃんの頭さえ下りてくれればすぐに子宮口は開く
と先生から言われました。
だけど赤ちゃんが下りてこなければどうする事も出来ないね―
赤ちゃんを下り易くする為と陣痛を促進する為に
午前中に進展がなければ、人工破水させる事になりました。

やはり進行はなく、人工破水・・・
その後は壮絶な陣痛が3分間隔で起こり、そのまま午後を迎えました。
先生はお昼に手術の予約が入っていた為、終わり次第私の様子を診に来ました。
子宮口は6センチ開いていたものの、赤ちゃんは全く下りていませんでした。

先生曰く
「これだけ強い痛みが来ていて、子宮口も柔らかいのに赤ちゃんが下りてこないのはおかしい。」
「これ以上お母さんを苦しめるのはやめ、安全に赤ちゃんをだしてあげましょう。すぐに帝王切開の準備に移りましょう。」
と言われました。

それからは緊急帝王切開の為の血液検査や皮内テスト、点滴やX線撮影etc
陣痛3分間隔の中で行わなければ私が動いてしまうので、看護士さんはさぞかし大変だった事でしょう。
かなり慌しい準備でした。

手術の説明を受け、陣痛が起こりながらも同意書にサインをして・・・。
私は痛みに耐えながらも、先生の手術の説明だけは陣痛以外の時はしっかりと聞き、
こちらの意向もきちんと伝えました。
先生も私たちの希望を出来る限り聞いてくださり、
安心して手術に望めました。

この時の私の心境は・・・
帝王切開の怖さよりも、陣痛から早く開放して欲しい・・・
という願いの方が強かった為、とにかく早く麻酔をして!と思っていました。

正確な時間はわかりませんが、たぶん15:00頃手術室に搬送。
その間うめき声をあげながらエレベーターに乗ったような・・・。

消毒をした後、脊椎麻酔を受けると・・・
陣痛はぴたりと止まり、まだ赤ちゃんは産まれていませんが、
既に幸せな気持ちになっていました。

下半身麻酔なので、意識ははっきりとしていて
声だけですが手術の様子もしっかりとわかりました。

あとはお腹が引っ張られたりする感覚があり、
お腹の中ですごい動きを感じた後・・・
16:20 元気な産声が聞こえました。
身長51.4センチ、体重3760gの大きな女の子でした。

すぐに枕もとに赤ちゃんを連れてきてくれて、
元気な様子を確認したらほっとしました。

あとはお母さんになったのだな・・・と考えながら
手術が終わるのを待っていました。

1時間位で無事帝王切開が終了。
先生は
「子宮を開けた瞬間、赤ちゃんは上向きで大きなあくびをされちゃったよ。まいった。まいった。」
赤ちゃんが下りてこなかった理由は、赤ちゃんの向きが上向きだったからだそうです。
本来ならば下向きで骨盤の中に入ってくるのですが、
今回の場合は、回旋異常でこれ以上下りてこられない状態でした。
先生からは、
「回旋異常で体重3760gだったら、100%正常分娩は無理だったね。」
と言われました。

手術室から病室に運ばれ、その晩は完全看護のもと絶対安静状態でした。
1時間おきの検温、抗生剤や子宮収縮剤の点滴。
痛み止めの筋肉注射、座薬ect

下半身麻酔が効いてるため、まだ全く動けず・・・
この時良くしてくれた看護士さんにはとても感謝しています。
この晩は2日間の疲れがどっと出て(陣痛開始からまる2日完全徹夜でしたから・・・)
ぐっすりと眠りました。





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