Washiroh その日その日

2012.05.18
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カテゴリ: まち・みち・とち
  • 20120518 street2 10.JPG




 今朝は4時40分に目を覚ました。
 カーテンを開け、ほんのり明るい朝を見る。
 4時台にこれほど明るいのだからもう間もなく夏だなとまず思い、すでに5月も半ばを過ぎたのだから当然だと思い直した。

 ラジオをつける。
 5時5分前あたりから誕生日の花とか、きょうの一句とかのコーナーが始まるのだ。
 30年ほど前、1980年代の早朝には歌謡曲番組を聞いていたのに2012年は花と俳句かいとひとりで苦笑い。

 きょうの誕生日花は、あやめ。
 花ことばは「神秘なひと・よき便り」だという。
あやめ の紫色が「神秘なひと」に通じるイメージは分かるが、あやめの花と「よき便り」とのつながりが分からない。
 もしかすると視覚的な連想とはちがうところからの花ことばかな?

 きょうの一句は「うごかざる一点がわれ青嵐  石田郷子」。
 季節の風が吹くなかで、ひとりじいっと佇んでいる感じが伝わってくるな。

 ニュースが始まった。
 海外からの衛星を乗せた H2A号の打ち上げが成功した 、とのこと。
 今回のH2Aロケットは21号。
 韓国航空宇宙研究院(KARI)の多目的観測衛星「アリラン3号」と宇宙機構の水循環変動観測衛星「しずく」などを搭載して打ち上げ、衛星は軌道に入ったそうだ。

 ぼくがニュース映画を作っていたころに「H2ロケット」の研究開発が行われていた。
 1968年だったか、あるいは69年だったかかもしれないが、ある夜、キャメラマンと一緒に「 航空宇宙技術研究所

があった。
 何かがうまく行かず、結局、打ち上げを順延したのではなかったかな。
 あれから40年余が経ったわけだが、国際的な商業利用に成功したニュースを聞くと「ほお!」と思う。

 つぎの項目は、国会事故調査委員会が福島第1原子力発電所の事故について「安全文化が欠如している」と総括したことだった。
 事業者には安全意識が必要だと、当たり前の指摘をきのう行ったらしい。


 ニュースサイトを見ていくと昨夜遅くの配信で、野田首相が近いうちに大飯原発の再稼働を決めると述べていることが報じられている。
 共同通信に「 首相、大飯再稼働近く判断 『責任持って決定』 」という見出しがあった。

 原子力発電所が建つ地盤自体が崩れる可能性をもつ場所での立地というのに、何という無謀な話だ。
 「責任をもって」とか「万全に」とか、野田首相のことばはいつも紋切り型で内容不足。
 こんな首相に原子力政策を判断させてはならない。 

 8時、病院の眼科へ。
 院内はがらんとしている。
 しかし、眼科受付デスクの前に並ぶベンチにはすでに20人を越える患者がベンチで待っている。
 ぼくはそこには座らず、中の待合室で待つようにといわれた。

 視野を見るハンフリー検査と視力検査を済ませ、診察。
 担当が礒辺医師から杉本絢子医師に変わっていた。

 担当医が変わっても診察の手順はこれまで通りで、点眼薬を入れて眼圧を計る。
 この薬がきょうはやけに目にしみる。
 すぐには目を開けられず、しばらく目をつぶっていた。

 まぶたに触れる指先があたたかくやさしい。
 そういえばフランスで眼科にかかったとき、フローランスという名の女医がレーザー光線による手術をやってくれたのだが、このひとの指先もあたたかかった。
 ふだんは忘れているそんな前のことを思い出すのは、杉本医師の手が目にやさしいと感じたからだ。
 眼科医の指には温もりが欠かせないと思った。

 眼圧は両眼ともに「13」だった。
 この数字は定期的に眼圧確認をするようになって、初めて。
 たいへん良好ということだ。
 うれしく、ありがたい。

 病院にいる間に腹ぺこになっていて、帰ってすぐ田舎パンをトーストにした。
 バターをたっぷり塗り、ジャムではなく蜂蜜を加えて、食べた。
 田舎パンのかりかり感と蜂蜜バターのアジトがとけ合い、なかなかうまい。

 11時半ごろ出て、バス停へ。
 歩いていると雨がぽつりぽつりと降り出した。
 息が上がりかけており、傘を取りに戻る気はない。
 停留所には屋根があるから、ともかくバスに乗ってしまい街を歩くときは濡れて行こうと決めていた。

 京王八王子に着くと雨脚は本降りに近くなっている。
 すべらないように気をつけながらバスを降り、エスカレーターで地下へ。
 輸入食品を扱う ジュピター でコーヒーを買うのが、じつは主目的なのだった。
 いつも買うイタリアン・スペシャルのケースを見つけ、列に並ぶ。

 前のひとの買い物に時間がかかるうちに、炭火焼きコーヒーという別なケースが目に入った。
 この値段がイタリアンスペシャルよりも高ければそんなことはしなかったのだが、100グラム当て30円ぐらい安い。
 で、これまで飲んだことのない炭火焼きを400グラム買ってみた。

 店から出ると、あろうことか地上階へ上がるエスカレーターが点検中で動かない。
 脇に階段があるけれど、息が上がることを思うととても利用する気にならない。
 ショッピングセンターのエレベーターを使おうと思い立ち、地下商店街の奥へ行った。

 高井戸にかよっていたころ、仕事の帰りによく乗って9階の本屋へ上がったエレベーターである。
 1階で下りるつもりで乗り込んだが、ふいに気が変わり、9階まで行きたくなった。
 10階とか11階はレストラン街のようになっているのでこの時間には利用客が少なくない。
 わさわさした騒がしさのうちに9階到着。
 ぶらりと入っていった本屋はすいていた。

 新刊書の棚で 辺見庸著『死と滅亡のパンセ』(毎日新聞社) を見つけ、すぐ手に取る。
 買おう。
 しかし、本屋に入ったのは 阿川佐和子著『聞く力』(文春新書) を買うのが目的だったのに、こちらはなかなか見つからない。
 女性作家のコーナーとかエッセイ集の棚とか、店内の棚はいかにも周到に考えられたかのような表示に満ちているが、それはどうもマヤカシらしい。
 それが証拠にさっきから同じあたりを行ったり来たりして探しているのにさっぱり見あたらないのだから。

 けっきょく、店員に聞いた。
 購入を決めた本を盛ってレジカウンターへ行き、もう1冊が見つからないと頼んだのだ。
 レジの女店員が親切なひとでたすかった。
 きびきびと動き、すぐに持ってきてくれた。

 エレベーターで1階に戻ると雨がやんでいる。
 いや、やんでいるどころか、燦々たる陽射しが降りそそいでいるではないか。
 エスカレーターの定期点検ストップが思わぬ結果に導いてくれることになった。

 JR駅のほうへゆっくり歩いて行き、銀行の用事を済ませて駅構内から南口に向かった。
 上の写真はその途中で撮った歩道橋上の花壇だ。
 アルプスでちょいとばかり買い物。

 築地直送コーナーへ行くと飛び魚が出ている。
 刺身を喰いたいと思い、店のひとに内臓処理と皮剥を頼んだ。
 肉とパン、チョコレートなどを買ってまっすぐ帰宅。

 陽くんも夕方戻り、すぐにパソコンに向かっている。
 あした朝霧高原で催されるファザーリング・ジャパンのキャンプに行くそうで、何かと忙しいようだ。

 ぼくは急ぎの用事がない。
 ともかくコメを研いで炊くばかりにし、小籠包(ショウロンポウ)を蒸し始めた。
 そのあとでご飯を炊き始め、飛び魚を切って盛りつける。

 やがて食卓に飛び魚刺身と小籠包とを盛りつけた皿と、かみさん手製の豆腐やらやはり手製の海苔佃煮やらも並んだ。
 並んだらすぐ食べ始める。

 飛び魚を買ってきて正解だ。
 じつにうまい。
 陽くんもよろこんでうまいうまいといっている。

 今夜、かみさんは上野までウィーン・フォルクスオパー公演『ウィンザーの陽気な女房たち』を観に行っている。

 食後しばらく経った夜、録画済みのスウェーデン・テレビ映画『 スウェーデン警察 クルト・ヴァランダー #8 』を見る。
 ヴァランダー警部長のつらい過去に直接かかわる事件が描かれ、激烈なエンディングを迎える。

 これが最終回だった。





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最終更新日  2012.05.20 12:19:13
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