うまのしっぽ ねこのみみ

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July 13, 2009
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昨日、受けた山崎恵子先生のセミナーで「動物虐待と児童虐待との関係(動物虐待と児童虐待はリンクする)」についてお話しがありました。

イギリスでは児童虐待が起こっている家庭でに動物がいれば、高い確率で動物虐待も起こっているという研究がされてきた。
児童虐待を防止するためにも動物虐待のサインを見つけ、児童福祉団体や学校の先生、医師、獣医師、動物福祉団体が協力して(情報を共有して)弱い立場の子どもたちや動物を救おうという動きだそう。
でも、それはまた、 動物虐待をした若者が 他者への暴力を含め、反社会的な行動、つまり 犯罪を犯す危険性 を調べる研究でもあるんですよね。

「児童期の虐待経験と動物虐待の関連を示す研究」
<調査結果>
 動物を虐待する児童が暴力的傾向を持つ成人になるかどうかに関して、執筆者は児童の動物虐待と他の問題行動との間に相関関係があることを示すいくつかの研究を見つけた。アメリカのある研究では、動物虐待で有罪宣告を受けたことのある153人の若者の70%は、他者への暴力を含め、動物虐待以外に、少なくともひとつの犯罪歴があることを示しており、これらの若者は、財産関連や麻薬関連の犯罪に関わる率が高かった。

 文献調査では、若者が動物を虐待する動機についての研究を調べた。中には、好奇心や仲間からの圧力の結果というものもあったが、それ以外では、虐待が、過去のトラウマの表現であったのは明らかだった。執筆者は、のちに他者に対してより深刻な暴力行為に及んだ人間にとっては、動物虐待は重要な段階であり、加害者の感性の鈍化を示すものだと主張しているが、同時に、動物虐待が他者への暴力へと発展する人間の特定予測はむずかしく、単純に決め付けないよう気をつけなくてはいけない、と警告する。



 事例証拠は多く存在するものの、家庭内暴力の研究とは対照的に、児童虐待と動物虐待の関連性を示す研究はほとんど存在しなかった。しかし、執筆者は、これを関連がないと推測する材料にしないよう警告している。研究がほとんど存在しないのは、児童福祉団体と動物福祉団体が、これまで協力してそのようなデータを構築するようなことがなかったからだという。

 ある研究によると、ほとんどの児童福祉機関は、児童虐待評価の一部として動物虐待を含んでいないという。ひとつの児童虐待リスク・チェックリスト、例えば、一般的に使われているミルナー児童虐待リスク表には、160項目中、動物の扱いに関するものはひとつしか含まれていなかった。

 探索的調査では、執筆者は、児童福祉機関とより緊密な関係を持っていた家族は、より多くのペットを飼っていたという自分たちの仮説が誤りであることを発見した。しかし、動物の飼い方については、犬、特に複数の犬を所有する場合、児童福祉サービスを利用していた家族群の中でもいろいろだった。また、ペットはこれらの家庭の多くで家族の中心に位置していた。というのも、ストレスの多い状態の人間、特に子供たちにとって、動物は、重要な安らぎの源だったからだ。

 この研究によると、児童福祉専門家と関わりがあった児童は、そうではない児童と比べ、動物虐待を目撃した可能性は低いということだが、動物虐待を示唆するような言動を目撃した機会ははるかに多かった。執筆者は、この事実は、児童福祉サービスを利用する家庭のほうが、家庭内暴力が存在する率が高いという事実と一致するという。

 筆者は、動物虐待と児童虐待は、軽度のものである場合、その相関関係の可能性について誇張されるべきではないが、成人や若者の行動がより極端な場合、関連性もより明らかなのではないかと結論付けている。
「ALIVE海外ニュースより」
●リンクス・グループとはー主要な児童保護団体と動物福祉団体の代表からなる複数機関グループ。

実際にイギリスで、動物虐待をしていた女性(離婚で1人)を見つけた動物福祉団体が、児童福祉団体(ソーシャルワーカー?)に「要監視」の報告をしてたら、その後やはり幼児虐待して、子供を取り上げた事例があるそうです。
協力ってすごいカ!

児童虐待と動物虐待

また、関係ないですが、イギリスのデズモンド・モリスが「31人の赤ん坊の泣き声を録音し、眠っている母親たちに順に聞かせて、飛び起きるか、そのまま眠りつづけるか」という実験をしたそうです。
結果は…出産後わずか3日で、23人ちゅう22人の母親が、就喪中にわが子の泣き声を聞き分けたのだ。ほかの子の泣き声は、それがどんなに悲しげな声であっても、反応はまったくなく、すやすや眠ったままである。ところが、わが子の泣き声がテープから流れると、たちまちぱっちり目を覚ます…だったらしい。

「産声」の記憶





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Last updated  July 13, 2009 10:40:06 AM
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Re:動物虐待と児童虐待との関係(07/13)  
日本にアニマルポリスは絶対あるべきです。

犯罪心理の根底にはたしかに共通する心理がある。

動物という小さな命でも、それに尊厳を抱けない人間はやはり危険だということに国も気が付いて欲しいですね。 (July 13, 2009 03:05:12 PM)

日本にアニマルポリスを誕生させよう!  
鷹稜ママ  さん
秘密の洗体レディーさんへ

私もそう思います。
以前こんなサイトを見つけました。
「日本にアニマルポリスを誕生させよう」
http://www.animalpolice.net/
もちろん逮捕権がなければ意味ないですよね。
また、フランスの児童虐待ノンフィクション本があります。『この地獄から、ぼくを助けて』
この本の中でも、父親は児童虐待と動物虐待、DV全部一緒にやってますね。
実の父親に虐待された男の子は、飢えて、一緒に虐待されていた犬猫のうんちを食べたりガラスの上を歩かせられたり…。(もちろん父親は発覚後逮捕された)

日本はまだまだ「この子(子どもでも動物でも老人でも)のために」というよりは「自分が失敗しないために」「自分にどれだけメリットがあるか」を考える人が多いので、役所は横の連携がとれないんでしょうね。
>動物という小さな命でも、それに尊厳を抱けない人間はやはり危険だということに国も気が付いて欲しいですね。
子どもも動物も「物」だと思ってる人間には何を言ってもダメでしょう。
政治家も国民のために…ではなくて、政権をとるためにはどうすればいいかばっかりだし。。。。
だから、軍事費なんかにお金を使わずに、教育費に回して欲しいんですけどね。大人を変えるのはもう無理なので…。 (July 13, 2009 08:57:03 PM)

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