隠れた銘醸品アンリ・ルブルソーシャンベルタン 1999

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2013.12.08

テーマ：今日のワイン(6026)

カテゴリ：ワイン･テイスティング

かなり前になってしまいましたが、私の誕生日に良さそうなワインを開けたく、1999の特級が飲み頃かも確かめたく、このシャンベルタンをチョイスしました。

かなり安く買えたので何か訳ありか心配でしたが、結果は如何に？　

Ｃhambertin １９９９

生産者： 　アンリ･ルブルソー
( 本拠地：ジュヴレシャンベルタン村 )
現当主はジャン・ド・シュレル氏で３代目。

クリマ： Chambertin Clos de Beze　0.33ha、
Chambertin　0.46ha　樹齢46年（クロドべーズと合わせてシャンベルタンとして生産）

他に、Clos de Vougeot　2.2 ha　樹齢58年をはじめ、CharmesやMazisの特級を2.3ha 持ち、全部で13.7ha程所有。(2008年現在)

アンリ・ルブルソーCkambertin1999.jpg

【造りの紹介】
摘み取った葡萄を手作業で選果、果皮と種のタンニンを生かすため100％除梗。
低温浸漬なし、ステンレスタンクで醗酵。マセラシオンと発酵は12日から17日間行い、そのミレジムの特色を出すため固体物質と果汁をコンタクト。
酵母は自生酵母とブルゴーニュで作った純粋培養酵母を使用(50%ずつ)。
新樽100%で6ヶ月、1年樽へ移して1年前後の熟成。

このエチケットのデザインはトルショーに似てますね。( こちらの方がチョット風格がある気が... )

そして、インポーターも同じカーヴかないや（マキコレ）ですね。

【テイスティング･コメント】

最初の香りは意外とフレッシュ！
規格テイスティンググラスで良い感じの果実香(未だ十分開いていないですが...)。赤果実か黒果実かハッキリしないと言うか、その中間的香り(融合したと言うのとはチョット違う感じ)、杏系の甘酸っぱい乳酸飲料を想わせる香り。
期待できそうだったので、大振りのソムリエグラスに注ぐと、あまり香りが立たないです。(普通のリーデルや小振りのグラスの方が良い香り！)
普通のリーデルでは、、杏系果実香にプルーン等の黒系ドライフルーツの香りもあり、少し熟成感を感じさせます。

味は丸くなった酸味が健在で、それに塩味ぽいミネラルにアミノ酸風の旨みがあり美味しいです。シャンベルタンに相応しい！！！
時間が経つと酸味が更に丸くなり、より旨みが増す感じがします。

料理との相性では、ローストビーフにも合いますが、やはり 鴨の方が合います。特に出汁と良く合う ようです。
椎茸とは熟成感と相まって鴨と同じぐらい合います。
鴨のロースとつみれでは、鉄分が違うからかロースの方が合います！

１時間近くたって、やっと ソムリエグラスでも香り が出てきました。こちらでは、更に出汁のような香りと ロースト香も出てきて複雑感 があります。
複雑な香りのワインの時にはソムリエグラスが良いようですが、その時はある程度の香りのボリュームがないと、広がって薄まりダメなような気もします。
この頃になると、 味わいにも少し甘味が出てきて(鴨鍋の出汁との相性かも？)より美味しく なります。
久々に美味しいシャンベルタンを飲みました。

購入元はノムリエです。 ( 今は売り切れ )

ノムリエは確か、1999ヴィンテージのみ 40%オフぐらいで売っていて安かったのですが、何か訳ありだったかも？
でも、この内容なら問題ないですね。

ブルゴーニュのドメーヌにしては立派な敷地と屋敷です。こんな綺麗な庭と洒落た建物なら、是非見学したいものです。

屋敷の周りには葡萄畑が広がっているようです。ワイナリーのホームページに写真があります。(ワイナリー訪問のメニューをクリックすると、パノラマ的に写真を動かして見れます。)

『神の雫』の作者：亜樹直さんもテイスティング・ブログを書いています。
⇒ アンリ・ルブルソーを利く

【買えるショップの紹介】 (日本にあまり入ってこないらしく、少ないです。)

　　　　バッコス　 ⇒ ドメーヌ・アンリ・ルブルソーシャンベルタン[1999] 残：1 [ ここは高過ぎますが... ]

　（以下はヴィンテージ違い）
　　　レ･ブルジョン　 ⇒ ドメーヌ・アンリ・ルブルソー　シャンベルタン　Grand cru　2002年、他ジュブシャン 2000/2002 残：1

　　　　トラジェ　　　⇒ 【取り寄せ品】シャンベルタン　[2000]　アンリ・ルブルソー

　　　　iWine Japan　 ⇒ 【ポイント10倍キャンペーン実施中！】【あす楽対応】1999 ドメーヌアンリ・ルブルソークロ・ド・ヴージョ

このシャンベルタン、個人的にはルソーより好きかも。
今のところ、今年飲んだ一番です。
2004 は比較的安いようなので(ワイナリー価格)、今後出てきたら狙い目かも。 (今のところ全然見かけないですが、半分は熟成させてからリリースするそうなので、これから出てくるかも。)

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