2015.02.14
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カテゴリ: ワイン会
今までに何回か飲んで、ブショネだったりブレットだったり状態がイマイチで、どうも私とは相性が悪いとしか思えないワイン(造り手)が幾つかあります。
( でも、ブショネやブレット程でもないのに状態が悪いと思っているのは、実は単に好みが合わないのかもしれないです。)
そんな造り手を下記に挙げてみますが、その筆頭と言うか、最近の評価のうなぎ登りに反して不可解なのが、ロベール・シリュグです。

・ロベール・シリュグ ( シュルグと言う記載とシルグと言う記載もあり、その点でも揺れています。RWGで結論を出した模様! )
・ポンソ ( 当たり外れの差の大きさが有名で、私は今のところ外ればかりで、もう購入禁止。)
・ユベール・リニエ ( 期待外ればかりでした。でも、比較的最近、平野弥で飲んだモレサンが良かったので、もう脱出したかも?)
     ・ダヴィッド・デュヴァン ( 未だそれ程飲んでないですが、もしかすると ... )



まぁ、これだけ一気に飲めば判るでしょう!!!


【飲んだワインのボトル (右から順番)=シャンパン以外は全て赤=
かがり火 005.JPG
かがり火 004.JPG
こう並べてみると、2004だけエチケットが縦長なのが良く分ります。
ルソーやジャン・フルニエ等、フラッグシップのワインはボトル(重量化)や
エチケットを変えるのですが、ここは同じですね。


【マグロと帆立貝のタルタル】
黒い皿は写真撮りが難しいですね。上手く撮らないと
料理の色が映えなくなります。
かがり火 001.JPG
(この後のエスカルゴのヴォローヴァンは撮り忘れ)

【長崎産天然猪ロース肉のシンプルなロースト】

ウリ坊らしいですが、確かに脂の載りはイマイチの気がしました。( 熟成肉は本当に美味しいです!)
かがり火 002.JPG


No. 銘柄・ヴィンテージ 簡単コメント
【ワインリストと簡単なコメント】
1
シャンパン ラミアブル 2007 キュベレ・メレーヌ・グランクリュ ブラン・ド・ノワール 色はピノにしては薄目。(2007とは思えない薄さ)
でも、ピノらしいコクはあります。また、 プレミアムらしい蜜感 をもあります。
2
ブルゴーニュ ピノ・ノワール 2012 2012らしいチャーミングな赤系の香り。今まで飲んだシリュグのACブルよりは明らかに良いです。でも、チョット獣香も感じ黒系が入っているか?
味は今までと同じ感じで、酸味が強く味は薄め。やはり、旨味、厚味が足りないように思えます。 何故でしょうか?
酸味にティボー・リジェールやフルニエのようなピュアさもないかと。 時間が経つと ローソクぽい香り も出てきます。
3
ラドワ 2012 あまり見かけなく飲んだ記憶もないですが、2.よりは 赤系が強くピュアな感じでより良い香りです。フローラルな華やかさ もあります。結構良いです。時間が経つと 黒系のドライフルーツの香りも。
味は流石に2.より厚味がありますが、酸味の強さは同じ系統。エスカルゴには、この後の>シャンボール・ミュジニーよりも合う感じ!
4
シャンボール・ミュジニー レ・モンビエ 2012 これから注目の垂直CMシリーズ。 ラドワよりも ピュアな感じながら複雑性 のある香り!前に飲んだ 2006 よりは明らかに良いです。最初から少し黒系が入り、CMと言うよりVR(ヴォーヌロマネ)的感じもします。これも蝋ぽい感じの香りを感じます。
時間が経つと、 味が薄くなり香りも落ちる 感じがします。
5
シャンボール・ミュジニー レ・モンビエ 2011 2012よりピュアさが落ち、 ロウソクぽい香りがより強い です。そして、2012よりも酸味が強く旨味も少ない感じです。この ロウソクぽい香り は何から来るのでしょうか?
2012よりは少し落ちるものの同系統の香りで、状態の悪そうな後の2ヴィンテージよりは良いです。
6
シャンボール・ミュジニー レ・モンビエ 2010 2012、2011 に比べるとチャーミングぽさがなく、明らかに系統の違う香り。 梨の皮ぽい香りがあり、 軽いブショネ ではないかと。隣のGVLワイン仲間の人もそう言っていました。
味はまともですが、やはり時間が経つと、酸味が強くなります。
7
シャンボール・ミュジニー レ・モンビエ 2009 期待した2009ですが、 獣香が結構あります。 色も少しオレンジが入っています。熟成が予想以上に進んでいるのか、状態が少し悪いのかと思っていたら、 獣臭が段々強くなり 明らかにブレットかと。 味は酸味が弱く濃さはあり、果実味を感じます。 味に関しては2009らしさ があるかと。
8
シャンボール・ミュジニー レ・モンビエ 2008 これはまた赤系が復活しCMらしい香りかと。確か 2008から評価がかなり上がったような記憶 があります。色は2009より少し薄く、オレンジがより強く入っています。
時間が経つと、 レタスぽい香り が出てきて、 酸味が結構強い です。これがシリュグの特長ではないかと個人的に思っていますが、これは旨味が少ないために酸味を強く感じるのではないかと思います。
9
シャンボール・ミュジニー レ・モンビエ 2004 2009、2008 と見てきて(2009は状態が悪そうなので例外ですが)、普通より熟成の進みが早そうだと思ったのですが、2004に関しては2008とそれ程変わりません。こちらは 熟成したからかドライフルーツの香りが主体 です。また、直にシガーぽい香りも出てきます。色が予想以上に濃い割には味は薄いです。
10
ヴォーヌ・ロマネ 2008 ここから本命のVRシリーズ。 本来VRの造り手であるからか CMより複雑性が上の感じの香り です。でも、味は大して変わらないのか、メモも取り忘れています。(普通なら、サプライズや感動があれば、何か残している筈なのですが ... )
総じてシリュグはミネラルは結構あるのかもしれないですが、私の嫌いな マグネシウム等の硬水系 で、 それで 旨味が少ない と感じるのかもしれません。
11
ヴォーヌ・ロマネ 一級 プティ・モン 2008 村名よりは 確かに一段上の香り です。赤系と黒系の混ざった複雑な香りです。
でも、プティ・モンもやはり酸味の強い味わいです。そして、醤油系の味です。かなり前に2003を飲んで、「これが一級か?」とガッカリした時よりは明らかに良いですが、感心するまでにはいきません。
ある人は、 葡萄に農薬を使い過ぎでは? と言ってました。旨味が少ない(硬水系?)は葡萄の質に由来しているかと。
12
グランエシェゾー 2008 本日のお目当てのGE。  皆、これは違うと絶賛しているのですが、そう言われると、天邪鬼の私としては、余程の驚きや感動がない限り賛同しないので、 「え~、どこが?」 と思ってしまいました。 乳酸発酵の香り が強いです。
他のワインと違い、時間が経ってもグラスの中で落ちないのは流石ですが、感心・感動するまでの香りの開きは得られませんでした。
味に関しては、他と旨味・コクが違いますが ... そして、一番の違いはアフターの余韻かと。




垂直テイスティングは面白いのですが、真面目にメモを取ろうと思うと後半は飽きてきてマンネリ化してしまいますね。やはり、 メモに捉われず、感動したらそのまま記録に残すと言うのが良いですね。
結局、最近レベルが上がっていると言うのは感じましたが、やはり状態が悪くなくても 好みから少し外れた造り手と言えそうです。
しょんぼり





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最終更新日  2015.02.15 07:47:54
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