2008年01月08日
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カテゴリ: 読書
最近哲学漬けになっているが
とうとう自分の大学時代の
哲学研究の方向付けをした
哲学者ショーペンハウエルの全集を買ってしまった。
14000円くらいだった。
全10巻で新書版。
難は原書である事だ。
最近時間がないと思いつつ
ついつい買った。

読んでいると原書では
何と言う表現をしているのだろうと
よく疑問に思うのだ。
というのも、日本語の意味がわからないと
まずは自分の頭を疑うのではなく
翻訳者の訳を疑う唯我独尊的な
性格のせいだろう。

だからといって
日本語で読むのと
ドイツ語で読むのとでは
どちらが早いと言えば

日本語だ。
ただ、ショーペンハウエル全集は
日本語訳だと69300円(全15巻)と高価だ。

だから、原書で買うしかないという
経済的な理由もある。

それはそれなりに
語学も一緒にできるから
いいかなって言う気がする。

ショーペンハウエルには
思い出がある。

大学2年生になったときに第二外国語は
ドイツ語の講義を受けていた。
しかし、1年生では準必須科目だったのだが
2年生では別に選択しなくてもよかった。
そういう環境の中人はあえて語学を
やろうなんて
思わないようだ。
最初の授業では40人くらいのクラスだった。
しかし、2ヶ月過ぎたところで
クラスは私一人だった。

ドイツ語の先生は
教科書がありきたりでつまらないと思ったんだろう。
私に提案してきた。
君は哲学は誰に興味があるんだい?
それで、カントとショーペンハウエルって
答えた。
すると先生は
じゃあ、ショーペンハウエルの
原書を読もうって提案してきた。

次の週に先生はショーペンハウエルの
『読書について』の原書を
私にプレゼントしてくれた。

それから残りの講義は
このショーペンハウエルの本の
マンツーマン授業だった。
こんなラッキーな事は
たぶんなかなかないだろう。

一度だけ私は
悪友の誘いに乗って
この授業をサボってしまった。
すると、先生は
『お願いだから休まないでね』と
懇願してきた。

それからはまじめに最後まで
たぶんちゃんと私は出席したと思う。
あまりに昔の事で少しだけ自信はないが…

どれだけ、ドイツ語の力がついたかは
かなり疑わしいが
それでも、ドイツ語をずっと続けてやろうって
いう気持ちになったのは
たぶんこの時の一件があったからだと思う。

その後私は3年になったときには
ショーペンハウエルから離れて
ニーチェの哲学に
強く惹かれていく事になって
卒論もニーチェだったが
今でもショーペンハウエルが好きである。
ニーチェが大好きなのだが、
ショーペンハウエルを悪く言う文章に
出会うと何でそこまで言うのかって
やはり思ってしまう。
とはいえ、ニーチェが言うのも
理解できない事もないのだが。

さて、あれから、26年後の今。
ショーペンハウエルを
ゆっくり読もうと思っている。

今の時代、キレる人間が多いが
少なくとも
ショーペンハウエルの哲学には
それに対する処方箋が
あると思う。
一方で、ニーチェは
キレる人間を作りかねないなとも
思う。

私はどちらが好きといわれれば
ニーチェなのだが、だが、
ショーペンハウエルの
カサカサに乾いたミイラのような哲学が
恋しくなる時がある。
自分が乾いてきたのかな~?


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Last updated  2008年01月08日 23時06分39秒
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