「007 スペクター」21世紀のボンドにスペクター
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The delusion world
第3話「ハンターとして」
決して諦めないことだったか、強くなって名を上げることだったか。
いろいろあったけどどれも守れそうにない。
ハンターになった理由はなんだったろう。
村がハンターの村だったから?
違う。
俺がハンターになった理由は、もっと別の、あの人達に会いたいという願い。
けど結局は無理だった――――。
1頭のブルファンゴが地面を蹴って走り出す。
少年の瞳は確かにそれを捉えていたが、今の少年には迎撃するどころかブルファンゴの突進を避けることすらできなかった。
「が、あっ」
なんとかハンマーで防ぎはしたが勢いを殺せるはずもなく少年は再び湖の浅瀬を転がる。
だが、少年は今の自分の行動に驚いていた。
(何で、防いでるんだろう)
諦めたはずなのに、まだこの体は生きようというのか。
冷たい水に顔を濡らしながらそんなことを考えた。
ああそうだ。
体はまだ必死に生きようともがいている。
心は諦めようとも、今まで必死に生きてきた体は諦めていない。
――トクン――
手に力が入る。
次に脚に力が入る。
体は心を置き去りにして目前のブルファンゴを叩き潰す。
そうだ、体はまだ、諦めてなんか――!
「死んで、たまるかぁ!」
空に向かって叫ぶ。
「そうだ。諦めるもんか! 最後まで戦ってやる!!」
そう言ってカズは敵を見据える。
死にかけていた心に火は灯った。
後はどんな結果が待っていようと最後まで戦い抜くだけだ。
敵の数、約15匹。
自分にとって絶望的な数字であることは理解している。
それでも諦めない、そう心に決めた時
「そうだな。諦めないやつは強いよ」
どこにいたのか、赤い鎧を纏ったハンターが飛び出してきてカズの横に降り立った。
右手に赤い小剣を持ち、凛とした雰囲気で立つハンターはシュウだった。
「シュウ!? え、どうして……?」
突然のことにまったく頭が働いてくれない。
目の前にいる男があのシュウなのは間違いない。
だがシュウは御者だったはず。
それなのになぜハンターの格好をしているのか。
「詳しいことは後だ。来るぞ」
シュウがそう言った頃には既にブルファンゴが2頭走り出していた。
何の工夫もないただの突進である。
カズは慌てて身構えるとプリズンハンマーを振り上げた。
そして走ってきたブルファンゴにタイミングよく振り下ろす。
それだけでブルファンゴは鈍い音を立て動かなくなった。
と同時に横ではシュウがもう1頭のブルファンゴを絶命させていた。
突進をギリギリで避けすれ違い様に切ったのだ。
「あとはドスファンゴ1頭にランポスが10匹ちょい、か」
シュウがランポスを指差しながら数える。
余裕のある仕草はシュウがまぎれもなくハンターであるということを示している。
いや、ハンター用の鎧を着ている時点でハンターであることは明白なのだがカズはまだ御者のイメージを振り切れないでいた。
しかし今は考えごとをしている時間はない。
「どうやら、ランポスどもの群れにリーダーはいないようだな」
ランポスの数を数えていたシュウの指が止まる。
するとシュウは
「よし。ランポスは俺が相手するからドスファンゴは任せたぞ、カズ」
と言ってランポスの方へと駆け出した。
「えっ? ドスファンゴを俺1人で!?」
シュウの言葉に驚いたカズは間髪入れず聞き返す。
だがシュウは止まらずカズに背を向けたまま答える。
「ドスファンゴ討伐はお前が受けた依頼だろう? だったらお前1人で狩って見せろ!」
直後シュウはランポスの群れの中へと単身入っていった。
そしてギャアギャアとランポスたちの叫び声が上がる。
が、カズの耳にはそれは届いていなかった。
既にカズとドスファンゴは睨みあっていたのだ。
元々味方ではないランポスの群れにシュウが行ったからなのか、ドスファンゴはカズだけを敵としてみていた。
(シュウの言うとおりだ。俺が狩らなきゃ意味がない!)
手に、脚に力を込める。
生き延びることじゃない。
今は、あいつを狩ることだけを考える。
あいつを狩らなければもう俺はハンターとして生きれないだろうから。
一番近くにいたランポスへと切りかかる。
右手に持つ赤い小剣、コロナは爆発を起こしながら1頭目の顔を切り抜いた。
「ギャヴッ」
そいつの顔はよくわからない叫び声を上げながら吹き飛んだ。
次にコロナを左手に持ち替え目も向けずに左側を薙ぎ払う。
すると何かを切った感触、の後に爆発音。
噛み付こうと近寄ってきていたランポスの首をコロナが刎ねたのだ。
そのまま体ごと小剣を回転させ、後ろに回り込んでいたランポスの体を切った。
「む、浅かったか」
ランポスの体で爆発が起こり、青い皮に黒い縞模様が入ったランポスの体が赤く染まる。
が、その一撃は浅くランポスを絶命させるには至らなかった。
「逃がすかっ!」
シュウは後退するランポスを見て腰に挿していたもう一本の小剣、インドラを投げつける。
「ギャアッ…………」
インドラはランポスの首に刺さると青白い光を発しランポスの体全体を包み込んだ。
その後ランポスは1度も動くことなく地面に横倒しになった。
これで3頭目。
残りは10頭弱ぐらいだろうか。
シュウは周りにいるランポスたちを睨みつける。
今の攻防で実力差がわかったのか、ランポスはなかなかシュウに攻めかかろうとしない。
だがまだ諦めてはいないようだ。
その証拠にランポスたちはじりじりとシュウを取り囲むように動いている。
「一斉に飛び掛かるつもりか。いいぜ、来いよ」
シュウは特に恐れもせずにそう言った。
それが合図になったのか、数頭のランポスが一斉に地を蹴る。
狙いは当然シュウ。
彼の体を自らの持つ鋭い爪で八つ裂きにしようと飛び上がった。
同時にシュウも地を蹴り走り出す。
シュウの狙いは正面のランポス。
「そこだ!」
シュウは走りながら飛び掛かるランポスに手に持っていたコロナを投げつける。
コロナはまるでナイフのようにランポスへと飛んでいき、その首へと突き刺さった。
「ギャアァッ!」
コロナがランポスの首へと突き刺さると小さな爆発を巻き起こし、空中にいたランポスの首から上を吹き飛ばした。
シュウはそれに目もくれず走る。
たとえランポスの体から噴き出す血が雨となり体を赤く染めようとも彼は走ることをやめない。
目指すは先ほどインドラを投げつけたランポスの死体。
シュウは後ろでランポスたちがお互いにぶつかり合うのを聞きながらインドラを手に取る。
と同時に先ほど投げたコロナの位置を確認する。
「ちっ。ど真ん中じゃねえか」
確認して、少し悪態をついた。
コロナはランポスの群れのちょうど真ん中に位置する場所に突き立っている。
それは主を待ちわびているかのようにも見える。
「しょーがない。取りに行くとするかな」
コロナがあそこにあるのは自分が投げたから。
シュウはため息混じりにそう言うとインドラを左手に持ち構える。
ランポスたちはシュウが突っ込んでくるのを今か今かと待っている。
当然ランポスたちは先には動かない。
突っ込んでくるのであれば迎撃するだけでいいのだから。
そんなことは百も承知。
シュウはコロナのある場所へと向かって今一度走り出した。
先頭のランポスが爪で切り裂こうと前足を動かす。
だが、ランポスの爪よりも遥かに速いシュウのインドラがランポスの首を飛ばしていた。
わずかに断末魔が上がる。
それを聞きながら2頭目のランポスの前足を、顔を切り飛ばし駆けていく。
その速さ、強さに恐れを覚えたのかランポスたちはそれ以上攻撃することができずコロナはあっさりと彼の手の中へと戻ってきた。
「これでよし、と……後は7、8頭か」
シュウは自らの愛剣を二度左右に振ってついていた泥を払った。
コロナは彼の右手の中に収まり刃を輝かせる。
右手にはコロナ、左手にはインドラ。
シュウは炎と雷の小剣を両手に構え、ランポスと対峙する。
「さあ来い。一瞬で片付けてやるよ――!」
「えっ!?」
入った。
そう思い勝利を確信した次の瞬間、目の前の光景が信じられない自分がいた。
突進を避けプリズンハンマーを確かにドスファンゴの側頭部に叩き込んだのだ。
この一撃なら確実にドスファンゴの意識を刈り取るだろう。
そう確信すらした一撃は硬い音、感触と共に弾かれていた。
敵を絶命させるはずの攻撃はその実、相手の脳を少し揺らしただけだった。
(まずい、このままじゃ)
カズの背中に悪寒が走る。
ハンターとしての直感が目前に迫る危機を感じ取ると、体は半自動的に後退しつつハンマーを盾にしていた。
その判断は正しかったと言えるだろう。
カズが後退したと同時にドスファンゴの鋭く大きい角が彼に襲いかかったのだから。
だが格子状のハンマーはドスファンゴの角を止め、再び自らの主を助けた。
しかしドスファンゴの攻撃はまだ終わらない。
「ま、まさか、うわっ!!」
気づいたときには既に遅く、カズはハンマーごと空中に持ち上げられていた。
そのまま投げ飛ばされる。
カズは受身を取りながら地面を転がりすぐさま立ち上がる。
突然のことで驚いたがいつまでも寝転がっているわけにはいかない。
立ち上がってドスファンゴとの距離を確認する。
カズとドスファンゴの距離は5メートル程度。
投げられたことにより距離ができたのは幸いだった。
あのままではどうなっていたかわからない。
そうして少し安堵したとき、カズは異変に気がついた。
「歪んでる…?」
鉄よりも硬いと言われるマカライト鉱石でできたハンマーが歪に変形していたのだ。
ドスファンゴの攻撃を止めたときに変形したのだろう。
そう冷静に考えながらカズは額に脂汗をかいていた。
至近距離から角で攻撃されただけで硬いハンマーが変形してしまうほどだ。
もし突進を喰らったら。
そんな恐怖が頭から離れてくれない。
「ブフォォォォ……」
半ば放心状態だったカズは、今度はドスファンゴの異変に気がついた。
ドスファンゴは荒々しく前足で地を蹴り、角を左右に振り動かしている。
息も同様に荒々しく一目で怒っていることが理解できた。
どうやら先ほどの一撃がドスファンゴを怒らせてしまったらしい。
(どうしよう。このままじゃ歯が立たない)
カズは内心焦りを覚えずにはいられなかった。
いや、どちらかと言えば恐怖の方か。
硬くハンマーの一撃すら防ぐ体毛、容易くハンマーを歪ませるほどの力。
この2つの壁を前にカズは成す術もなく立ち尽くす。
しかし先ほどブルファンゴとランポスの群れに囲まれたときとは違う。
諦めないと誓ったカズは必死に、あるかもわからない勝利への道を探していた
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