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前島密のつぶやき
前島密のつぶやき
現在の郵政事業は1871年、明治新政府の駅逓頭(えきていのかみ)(郵政長官)、前島密(まえじまひそか)(1835~1919)が創設した。1円切手の肖像画で知られ、自民党がつくった民営化をPRする紙芝居の主人公でもある。しかし、前島が執念を燃やしたのは、民営化とは正反対の「官営化」による郵便網の整備だった。
前島は「郵便はこれまで通り、飛脚屋による民営を基本とすべきだ」と主張する初代駅逓頭、濱口梧陵(はまぐちごりょう)と対立し、駅逓頭に就任して強力に官営化を進めた。回想録「郵便創業談」によると、前島は「民業圧迫だ」と反発する東京の飛脚屋の総代を呼び、こう説き伏せたという。
「新式郵便は島だろうが山奥谷底だろうが、距離の遠近を問わずに少額、均一な料金で迅速、正確に音信を通じる大計画だ。君らにそれができるか」
計画を聞いた総代は「到底われわれの及ぶところではない」と恐れ入ったという。当時の飛脚便の実力は今の民間宅配業者とは比べものにならない。全国均一のユニバーサル・サービスのためには、官営化は不可欠だった。
さらに前島は、近代郵便網づくりを日本の近代化にもフルに活用する。
明治新政府は1873年に地租改正を断行した。ムラ単位で年貢を納めさせる方式を、土地単位で現金を直接納めさせ、ムラを郡市町村単位に向かわせる税制・地方自治の一大改革だ。しかしこの結果、これまで年貢を集め、管理してきたムラの名主(庄屋)らは、それまでの公的な職務を失うことになる。
前島は名主らに、郵便取扱所を開いて官営郵便に参加するよう呼びかけた。新たな地位に魅力を感じた名主らは次々に呼びかけに応じ、わずか2年で取扱所は3000を超えた。
取扱所はその後、特定郵便局になり、「世襲の公務員」という特殊な地位が残る原因となるのだが、ともあれ郵政官営化は構造改革を進めるテコとなった。
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/ippitsu/at_ip_05081501.htm
ここまでは事実により構成されており、私もその通りだと思うが後に続く
手法は正反対だが、郵政改革を構造改革のテコにする狙いは小泉首相も同じ。
という一文には疑問が残った。
前島のやった郵政官営化は、官にしかできないユニバーサルサービスであり、古くから私鉄と競合してきた国鉄などとは、本質の部分で大きく違う。
またそれは、日本に先駆けて郵政民営化した国がいずれも成功していないという点においても証明されているのではないだろうか?
またNTTも第一種電気事業に外資が参入できる事になったので、圧倒的なインフラを持つNTTといえど、いつまで民営でいられるかは保障の限りではない。
またNTTの例をみてもわかる事だが、各支店の閉鎖や問い合わせの116の時間制限、かっては資産として運用されてきた電話加入権の消滅など問題は多い。
更に郵便事業だけでなく、金融部門を持つ郵政は民営化された場合の影響は計り知れないほどであり、やり直しはきかない。
郵政が民営化されてどういうメリットがあるのか?デメリットなら数多く挙げる事ができるのだが、少なくとも日本国民にとってのメリットは全くない。
郵政民営化に賛成という意見の方は、どういうメリットがあるのか、説明して貰いたいと思う。
読売新聞の経済部には、民営化した時のメリットとデメリットについてわかる人はいないのだろうか?
それとも読売新聞はただの太鼓もち新聞ですか?
2005.8.19
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