ユグドラシル

ユグドラシル

自民党のマニフェストをみて気になった事


10億かけた建物を1000円で売ったり、民業圧迫になるから年金で作った施設では収益をあげようとするなという指示を出したり無茶苦茶である。
まともに運用する気がないのなら、最初から積み立てるだけにすればいい。
そして各マスコミから叩かれて、ヤバイと思ったのか、次の年は単年度黒字。
そんなに簡単に赤字から黒字に変わるなら、どれだけ無駄遣いをしていたのか追及したいが、ここにはメスが入らずじまいである。
社会保険庁は一応解体するとの事だが、名前を変えて存続しそうである。
また、 年金積立金の運用は、プロが行ないます。 との事だが今まで運用してきたのは素人だったのか?だとしたらそうした損失の責任は誰にあるのか?
あいかわらず、あいまいなままであるが、このままでは「年金一元化」しても他の年金も無駄に使われるだけである。
また小泉総理自身も未払いであるほど、わかりにくい年金システムであるが、徴収の知らせはきても支払いは自分で確認して手続きをしないと払ってもらえない。
まず、こうした欠陥を改め、支払い額(年数)と受給額、受給時期をわかりやすくする必要がある。
だが相変わらず国民の利便性という視点は欠けているようだ。少しは現場の声が反映するようなシステムになる事を願う。

さて年金だけで長くなってしまったが、もう一点「07年度をめどに消費税を含む税体系の抜本的改革実現」というのが気になった。
具体案がでていないが小泉総理の任期がきれた後だけに、どうも消費税の大幅な引き上げの可能性が強いようである。
赤字国債対策だろうが、自民党は、大戦時の戦時国債が紙切れになった教訓から禁止されていた赤字国債の発行(1970年代)以後、政府は一時しのぎの 赤字国債の発行を繰り返し、それでも足りずに消費税を導入。

その結果税収は低下、そして利払いを含んだ国債償還額がさらに膨らむ
 → さらに国債増発または消費税増税
 → さらに景気悪化(または国民の税金不払い傾向の加速)
 → さらに財政悪化

という悪循環を繰り返し、もはや破綻寸前(実質的には破綻?)である。消費税の見直しを本気でやるつもりならまだ打開策はあるだろうが、どうも望み薄のようである。

最後に小泉さんの改革手法についてだが、その本質はごまかしの改革主義者にしかうつらない。

具体的な事例を挙げると、日本道路公団の民営化問題は、

1,無駄な道路を作らない。
2,借金を増やさない。
3,公団の効率的経営

ということであったはず。ここで大切なことは、道路建設計画は誰が作っているのか、何処が権限を持って建設を推進しているのかということです。この観点でこの問題を見ると、建設費や車線数までの計画のことごとくは「国幹会議」が全権を握って決定しています。当然のことながら「無駄な道路、借金云々」はこの建設計画と直結する課題です。国幹会議は、省庁再編後は国交省大臣が座長を務める事になっていますが、それまでは総理大臣が座長をしていた機関で、今でも実質的には小泉総理が実権を握っているといってよい機関です。心底から高速道路の建設計画を見直そう、無駄な道路建設は止めようという気持があるならば、この国幹会議を早速開催し、小渕総理のときに決定された建設計画を見直せば済むことです。建設計画に問題ありというならそれは国幹会議に問題があるのであって、建設計画を作っている国幹会議の改革こそが改革の本質だという事になります。それを何だかんだと言って本質に手を付ける気配のない小泉さんは、本当の改革などやる気のない、口先だけのエセ改革者であるといえます。

民営化は国民受けがするし、財界受けもよいので、その分総理にとっては格好付のパフォーマンスを楽しんでいるだけのことにすぎない。国の基盤整備はどうあるべきか、などの構想などは小泉氏の頭の中にはどこにもない。そう考える以外には私は小泉総理の言動を理解することは出来ない。

2005.8.20

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