「007 スペクター」21世紀のボンドにスペクター
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Hallo!
パスタパスタパスタ!
ITALY
パスタの国の、人だから
2000.September
イタリアに行こうって言い出したのはステ男君でした。
セントアイヴスから一旦ドイツに帰って準備をしなおして、イタリア周遊にでかけました。
私のはじめてのバックパッカー旅行です。
何の知識もなかったので、ステ男がもう使わないイモ虫バックパックを借りて、
テント持って、寝袋持って、3カ国回れる電車のチケットを買って行きました。
ステ男は夏冬のホリデーをイタリアで過ごしているけど、
それはいつも決まった場所だったので、もっと他の街も見てみたい、ということでした。
私は行った事無かったのでもちろん大賛成。
まずはステ男の実家、フルダ駅からフランクフルト駅、そしてフィレンツェ駅へ。
~電車~
フランクフルトからの夜行は自由席。向かい合う6席のシートで一室、という個室スタイル。
でも寝る為にシートを倒すと、3人しか入れません。
なので皆必死に席を取り合い、3人埋まったらカーテンを閉じて、
ここは満室です、をアピールします。
それでも慣れてる、又は物怖じしない人はカーテンを開けて中を確認し、
シートが倒れていても空きがあれば強引に入っていきます。
通路に留まるよりはいいだろう、ということで。
私達の個室には3人以上いたのでシートも倒せず、座った状態で数時間いました。
でもどっちにしろ興奮して眠れなかったからいいんだけど。
~フィレンツェ~
さてまずフィレンツェについて駅に荷物を預けてから、サンタマリアノヴェッラ教会に行って、
有名なヴェッキオ橋、の隣の橋に行って、そこからりんごのカスを投げ捨てたステ男と喧嘩して、
ウフィッツィ-美術館に行って絵を見たかったんだけど、
ちょ~~長い待ちの列に辟易してギブアップ。
そのままどーもどーものドゥオーモに行きました。
この後、イッショニのぼっでぐでどぅ?の冷静と情熱の間を観て、
あそこが恋人達のなんとかだって知って(ほんとに?)
ちょっと上まで行っておけばよかったと後悔。
それよりも並んででも‘春’は見ておくべきだったとも思いました。
なんだか興奮さめやらぬ、といった感じでちょっと疲れてたし、
まだ今みたいに好き勝手に相手を引きずりまわすこともできなかったので、
趣味の素敵な店探しもできませんでした。
しかしこのドゥオーモは壮観!もう一度ゆっくり来てみたいです。
さ!泊まると高いので、再び夜行で次の町へ!さらばフィレンツェフローレンス!
サンタマリアノヴェッラ教会、とステ虫。
~ベニス~
次に着いたのは、地図上ちょっとさかのぼってベニスで~す。
いや~、天気も良くて、ほんとに美しい町でした。町の中に水があるって私の理想です。
観光客慣れしているせいか、たまたま私があった人達がそうだったのか、
つんけんしている人が多かったです。ちょっとショック。
とりあえず(この旅、とりあえず~…が異常に多い旅だった)
有名なサン・マルコ広場まで行こうってことになって、
迷路のような通りを道しるべとそれに続く人々を頼りに歩いて着きました。
細い路地を抜けるとばば~ん、とあの鳩広場です。
感動もさめないうちに、この時ステ男は
空き待ちしていた大学の席が取れなかったというお知らせを家族から電話で受けます。
ギムナジウムを終了してすぐZW(兵役か福祉活動か選ばなくてはいけない制度)をして、
その後大学の席待ちをしていたのですが、学部が学部なだけになかなか取れず、
その間にイギリスに語学留学とかしていたというわけです。
でもそろそろ勉強がしたい!と思っていただけにショックもひとしお。
この旅も始まったばっかりなのに、これからどうなるんだろう、と心配しました。
結局、チャンスがまだあと一回だけある、ということが判明し、
その後無事席が取れて大学生活は始まったわけです。
今では成績もトップクラス、なんであの時席取れなかったの?と聞いたら、
ギムナジウムの卒業試験、Aレベルを受ける時、ドラムに夢中になっていて
まじめに受けなかったから…(そのAレベルの成績で、大学入学も決まります。)
ということでした。あ、そ。
橋の上から。
さて、ベニスの夜は暖かかったので、適当なところで寝ることにしました。
ステ男がみつけてきた適当なところ、とは。
行ったことある方、思い出してください。ベニス駅を出ると大階段がありますね。
駅を背に右に行くと、ちょっと事務所というか、役所っぽい建物があったと思います。
そこは運河に沿って2階部分が屋根になっているような通りがありまして、
そこです。
こんなところにいきなりテントとか張っていいの?と思ったけど、ステ男いわく全然平気。
まあ、ヨーロッパ人がそう言うなら…とあっさり就寝。
翌朝、遠くから聞こえるハローの声。はっ!と目覚めてチャックを開けると
そこには男女混合ポリスチームが!
ぐっどもーにん、ノースリープヒアー、ノーテントー、と言ってきました。
厚かましいテントからでてきたのがアジア人でしかも女の子だったことで
ポリスの人達もちょっと驚いて笑っていたので、
私もつられてえへへへへ~と笑ってことは済みました。
でもステ男は、連行されるかと思った~と言ってびびってました。
オイ!平気って言ったのお前だろ!ま、いい経験させてもらったぜ。
ってことであばよベニス!カプチーノうまかったぜ。
広場に出てすぐあった寺院。
~ナポリ~
次はポンペイの遺跡もみたいね~と言っていたので、まずナポリへ向かいました。
ナポリを見て死ね、とはどこを見て言われたのか、町は下町で、生活感あふれる通り。
でもその分人々は親切というか、ひとなつっこい、
それまで持っていたいわゆるイタリア人のイメージそのままでした。
ステ男はこの町が大好きになったようです。ここで食べたズッキーニピザはおいしかった。
さすがピザ発祥の地だ。アメ横みたいな通りもあったよ。
夕方になってナポリで野宿は危険そうなのでやめて、
ナポリから電車で1時間のソレントに行くことにしました。
~ソレント~
思い出すなあ、どこのことかもわからずに小学生の私は歌っていました、帰れソレントへ。
まさか十何年後実際に行くことになろうとは…。感激です。
ナポリからの電車も眺めが相当よく、綺麗な夕景でした。ああ…期待が高まる…。
ソレントは歌以外どういうところか知らなかったんですが、断崖絶壁です。
地図もなければ情報もなんもないので、
とりあえず(出た)眠れるところを…平坦なビーチを…と思い、
町の若い女の子(若者は英語をしゃべるから)に聞くと、すっごい親切に、
あるあるビーチ!そこを下って行くとあるよ!砂砂、サンディビーチだから寝れるよ!
大丈夫!気をつけて、そこを右だよ!
ってな具合の親切ぶりにそれまでイタリア人の冷たい仕打ちにあってきた私らは感激。
言う通りに進んで行きました、が。
どこをどう間違えたのか、ビーチはビーチですが、岩だらけ。
砂、と言えば満潮で残り2mほど…。
しかももうまっくらでこれから他の場所を探す気力体力の限界…by千代の富士。
しょうがないので、またステ男がどっかからみつけてきた今にもそこ!その茂みの中から何かが!
っていう変な場所で一泊するハメになりました。
どうやらそこは、その上にあるホテルの私道だったらしいです。
なんかもう、どうでもいい気分でした。
ソレントの町はというと、くまなく歩きまわったわけではないのですが、
みやげ物やが立ち並び、どこのレストランも忙しそうで、
いわゆる夏のイタリアリゾート、といった雰囲気でした。
ソレントから出ている船でカプリへ向かいました。
~カプリ島~
カプリ島は行ってびっくり!スーパーセレブな島だった。
島の入り口の港からケーブルカーに乗って山の中腹へ。
それまでは普通だったのに、着いたそこは・・・
人・人・人。車・車・車。金持ち金持ち金持ち。
ビーサンタンクトップの私がお買い物するような店はありませんでした。スーパー以外。
その中心地からバスでちょっといったところにあるビーチに2泊しました。
ここは人気もそんなにない小さいビーチで、
岩場なんだけど人工的に平らにしてある所もあって、キャンプにはもってこいでした。
たまには外食しようということで、すぐ近くのパスタ屋に行ったんですけど、
そこのトマトソースのペンネは超!絶品で、未だにそれを超える味に出会っていません。
なんか変な名前のペンネで、まほまほ、とかはろはろとかそんな感じでした。
青の洞窟も行きたかったんだけど、船が出ていなくて行けませんでした。残念。
~ローマ~
さてカプリ島を跡に、ナポリに戻ってそのまま電車でローマへ。
ホテルに泊まっていない私達、さぞ臭いかと思いきや、
イタリア(他ヨーロッパもかな?)では大きい駅にはシャワー室があって、
300円くらいであびれます。ここローマでも街散策の後、
おもいっきり汗をかいたのでシャワーを浴びることにしました。
荷物をカートにのせて、交代でシャワー室へ。
まず私が着替えと財布を持って行きました。
残りの貴重品袋はカートのバックパックの上にぽん、とのせました。
それをステ男は気がつかなかったようです。
私がシャワーから帰ってくると、その貴重品袋がありません。
どこ?どこ!?シャワー室に持って行った記憶はないし、どこを探してもない。
…やられたー!盗まれてしまいました。
どうやら私がシャワーに行ってる間、ステ男は時刻表をチェックしていて、
その時隣からイタリア男がなにやら話しかけてきたようです。
イタリア語だったので、??となっていたその反対側から、
そいつの仲間がさっと袋を取って行ってしまったのです。
がーーーーん…。私とステ男のパスポート、ステ男の財布、
私のカメラ、電車のチケット、その日買ったばかりの限定スォッチ、
お気に入りのAIPのバッグ、そもそもその袋自体がお気に入りだったんじゃー!!
と言ってショックもショック大ショックで震えながら泣きじゃくる私に
まわりのイタリアの人達はやさしく、おろおろと慰めてくれました。
皆ありがとう…。でも、あんたらの国やで。
ステ男も半分泣きそうでしたがそこはぐぐっとこらえ、
警察、紛失物係り、と走り回ってくれました。スマン、ステ男…。
ぽん、と置いた私もバカでした。
が、それに気がつかないステ男くんも一体何を見ていたのでしょうか。
どっちが悪い、とかいう低次元の喧嘩はしていませんが、
今冗談で言い合ってます。おまえがおまえがあんたがあんたが…。
丁度(?)ここはローマ。日本領事館がある場所です。
夜中に電話して、状況を話し、パスポート再発行までに少なくとも3日はかかる、と言われました。
ここの電話番号をどうやって知ったのか覚えていません。
私の財布は私が持っていて手元にあったので不幸中の幸いでした。
さもなくば本当に私ら無一文でした。ついでに領事館の女の人に説教をもらって、
いくら男のこが一緒だからってここローマで野宿は許しません!
ってことで、もともとテント張る気もなかったので駅から程近いなんとか言うホテルへ。
次の日に領事館に行って、再発行の手続きをしました。
私のように盗まれてしまったのよ~って人が後ほかに3人もいました。
やー、日本人って本当に狙われやすいんだなーと思いました。
この日はステ男はドイツ領事館、私は日本の、と半日別行動でホテルでおちあったんですが、
その時にはもう私は疲れからかショックからかものすごい寒気に襲われてベッドへ直行。
私のことは気にしないで観光してきておくれ、とステ男を見送り
自分は寝ていたんですが一向によくならないので、
チェックするの怖かったんですが熱を測ったらなんと40度でした。
ぎょえ~~!どうしよう~~と言ってももう世界は黄色。
しばらくしてステ男が帰ってきたので実は熱が…と伝えると
冷静に慌てたステ男、自分が病院でZWしていた時の経験を活かし、
腕と足を冷やすんだ-!とシャワーカーテンをビリーーッ!
バスタオルをビシャーーッとしてあっという間につものタオル巻きのできあがり。
急いでロビーに行って、医者を呼んでくれ、と伝えると、
そこにたまたまいた近くのホテルオーナーの方が察知してお薬を買ってきて
これを飲むといい、と言ってくれました。
どうやら夏のローマにこの類の熱をだす人は多いらしいです。
後から来たお医者サンもやはり、その人が買ってきてくれた薬を飲むといい、と言ってました。
あとは水をたくさん飲むように。
そしてステ男ちゃん、炭酸入りの水を大量に買ってきてくれました。
ううう…たくさん飲めないよう…、げふっ。
翌々日は良くなった私、その薬買ってくれた人にお礼としてワインを贈りました。
なぜかお医者もただでした。助かった…。
ステ男はしっかりローマ観光したようですが、
私はコロシアムとバチカンしか行ってません。
でもバチカンすごかった…。
入場が厳しくて、ノースリーブは駄目です、何か羽織って下さい、と言われました。
ステ男くんがでかタオルを持っていたので、それをショール代わりにして(無理がある)入場。
いや~、圧倒されちゃった。
す、すごーー・・。ここまでするか、普通って位に豪華でした。
バチカン市国でひとつの国ですから、面白い体験でした。
~エルバ島~
お金のない私達、ミラノにもピサにも行きたかったんですが無理がある、ということで、
ここは外せない、とステ男がいうエルバ島へ行くこととなりました。
ここはステ男ファミリーの夏のホリデー地です。
写真で見たことがあってものすっごく綺麗だったので楽しみでした。
ピョンビーノという港から船で4,50分だったかな?
まず着く港はポートフェライオと言います。
そこからバスで島の反対側に行くと、マルチャナ・マリーナ、
ステ男家の常宿、今回の目的地です。
ハイシーズンを過ぎていたので人もまばらです。でもまだ泳げる水温でした。
ここは石ビーチなので水がどこまでも澄んでいて、まるで水族館のようです。
その岩場にぽかんと空いた平らな場所。丁度テント1個分の大きさ。
ということで、そこにテントを張り約1週間滞在しました。
海の家のシャワーはお金を払ってパラソルを借りたりしないと
使わせてもらえなかったんだけど、当たり前のような顔をして使っていました。
ドキドキしたけど、女のこには優しいようです。ステ男は注意されてました。
しょうがないから海水で洗ってたけど、
それって…あんまり洗った意味がないと思うんだけど・・。
キャンプをした岩場からの眺め。青いね~。
エルバ島はその昔、ナポレオンが流された島として有名で、
ナポレオンの水とか色々なものにナポレオンの名前がついてます。
このマルチャナ・マリーナは小さい村だけど雰囲気のいい店が多く、
楽しい場所です。パスタもおいしかった…。ボンゴレビアンコ最高~。
はじめて行った時はそんなテント生活でしたが、
その後2回行った時は両親が借りているホリデーアパートの居間に居候していたので
快適ライフでまさにホリデ~でした。
喧騒を逃れてイタリアの海でバカンスを…という方にはぜひお勧めです。
隠れ場的穴場レストランからパチリン。
今回の旅で私は色々聞く係りを仰せつかりました。
皆そんなに英語ぺらぺらじゃないから
ステ男のべらべら英語よりも私のたどたど英語のほうが親しみがわくし、
女の子には優しいから…、という理由。
いや、女の子に優しいったってよ、
こんな平平凡凡の顔のぼっちゃり日本人女子を女の子と認めてくれんのか、
イタリア男子はよ?と思ったので常に腰が引けてました。
もちろんイタリア女子に何か聞くときはステ男担当でした。
目を出来る限りくりくりさせて笑顔を忘れずに。それで乗りきった旅でした。
この旅が終わった後、ちゃんとしたバックパックを買いました。
きっとそういう旅がこれからもあるだろう、と思ったし、
バックパックは重いと背負うのも大変ですが、両手が空くので便利です。
ちなみに私はタトンカというブランドのものを買いました。
ステ男が持っていて親しみがあったっていうのもあるけど、
背負ってみてしっくり背中に合ったので。
今はもっと使いやすそうな、かっこいいデザインのものがでているんですが、
なんせ安いけど丈夫なタトンカ製品、新しいのを買う理由がみつかりません。
これからもよろしく頼むよ…。
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