Hallo!

Hallo!

ベルリン!

Berlin


29.Sep.2006~7.Oct.2006

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同行者:ステと亀


ベルリンに突然、縁ができた。

ステの従姉弟が二人して住んでいて、フルダの親友、ネナドもめでたく就職が決まりベルリンに引っ越した。
フラブル友達のパボーのママはベルリンで1人暮らし。
彼らがアメリカに帰る前にママを訪ねる週に合わせて、私たちもベルリンに行くことにした。

一応ベルリンは2回目。ハネムーンとして、母、友と一緒に真冬のベルリンを訪ねたことがある。2泊だったけど・・。

寒かったね・・・。

今回は、計画もばっちりの題して、見たいとこ全部見させて頂きます、ベルリンさん、の巻。

この旅で大変お世話になった雑誌がある。
この場を借りて、ほんとにお礼をいいたい。私の大好きな雑誌、penさんです。ぱちぱちぱち。

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ホントにお世話になりました!

もともと、っていうか今も立派に、男性雑誌だと思うんだけど、特集がいつも非常に興味深くて、日本にいる頃は毎号読んでた。
今も里帰るたびにチェックしたり、バックナンバーを漁ったりしている。

ドイツ人の彼が出来て、ドイツに行くことになって、しかしベルリンからは遠く離れている南ドイツだけど、
同じドイツだし、きっといつか行けるに違いない!と思って2001年に買って、読んで読んで地図でチェックしてマーカーで色つけて
更に読んで読んでボロッボロになってしまったその雑誌が、
2006年の今!やっと、やっと日の目を見ることになった。

まず、1日目。

車でフルダから移動。
景色もなんか違う。うきうき。

旧東地域に入った。建物がなんか東っぽい。
でもアウトバーンのトイレはすんごい綺麗。驚いた。

途中で渋滞のお知らせがラジオから流れてきた。地図を急いで見て、迂回することにした。

旧東の村々を抜けて行くローカル道。途中で迷って、村の人に道を聞いた。
なんだか知らないけど迷彩服を着ている・・。ちょっと怖い。
でも道を聞いたらすぐ車から出てきてくれて、丁寧に教えてくれた挙句、
わかりにくいから途中まで一緒にいってくれることになった。

横の建物から連れの人を待って、その人の車につづいて走ることに。
しかしこの連れの人々がまた、なぜか迷彩服を着ている・・。そして怖い。
ここは旧東。1人の人はすごく大きい。

その人の車はなんだか、ほんとにここ?っていうような細い道に入っていく。
え、もし全然違うところに連れて行かれたりなんてことは、ないっすよね?びくびく。
と、思っていた矢先(ってかホントにちょっとびびった。)、
車が止まって、大きい人が車から降りてきた。ちょっと小走りにうちの車に寄ってきて、
そこの角を右に曲がって!そんで丘を越えて!ずーっと走ったらいいから!
って、なんかすごい親切じゃ~~ん!!ごめん!外見で判断した!!
感動した小さなふれあいでした・・。

ベルリンに入ってネナドの住んでいるアパートに行く。
すごくいい立地条件のとこに住んでいる彼。ラッキー。部屋も改装したばかりでニュ~。
普段自分が寝ているちゃんとしたダブルベッドを私たちに貸してくれたネナド君でした。
だんけしぇ~ん。

その夜は、ネナドの友達の誕生パーティーになぜか参加。
しかも場所が、ノイケルン・・。

ノイケルンとは、最近巷を賑わせている、デンジャラスな地域。
そこに夜行くの?わぉ。
でも、ベルリンに住んでいる彼らからすると、特にそれほどでもないみたい。
ニュースって大きく伝えるものなのかね。
でもここは、まだノイケルンに入ったところだったからそんなに危なくなかっただけかも。

明日はパボーのママの所でランチに招待されている。
彼女が住んでる所は、ノイケルンの中心地らしいので、今から楽しみだ・・。

2日目。

今日は日曜日。ガイドブック(これも古い2001年度版)によると、第一日曜日は美術館がタダらしい。
早起きして行くつもりが起きたら11時、ランチの招待は2時から。無理だ・・。

地図によると、パボーの家はネナドの家からUバーンで乗り換え無しで行けるみたい。
でも端から端って感じ。実際に乗ってみると・・1時間もかかったよ!
長い地下鉄だねぇ~。

ちょっと人目が怖くて写真撮れませんでした。ノイケルン。

ランチは最高。ご馳走さまでした。
その後、ジェスとパボーと一緒に中心地へ出ることにした。

ぶらぶら観光歩きでもしようってことでまずポツダマープラッツへ。

地下鉄から外に出ると、びょーんと高いビル達が建っている。
広場には壁の残りが展示されていた。

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そこから歩いて数分のところに新しくできたホロコーストのモニュメント。
すごく大規模で、鋭く、四角く形どられた灰色の石が整然と配置されている。
その中は自由に歩くことができて、子供にとっては格好のはしゃぎ場のよう。

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モニュメントから歩いてこれまた数分で、ブランデンブルグ門に到着。

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後ろから失礼します

10月3日のドイツ統一記念日に向けて色々催されている様子。
夕日が綺麗だった。
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パリザープラッツにあるスタバでお茶をして記念撮影大会。
っていうか私が積極的に撮っていただけなんだけど。
夜は皆でボーリングをした。今日のスコアは77だった。いいのか悪いのかもわかりません。

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ストライクの女王、ジェシカ。

3日目。

今日は私の希望で、ミッテ地区散策。

本当は、実は1人で来たかったんだけど、旦那さんもネナドも一緒に行くことになった。

いや、いいんだけどさ。

昼頃に出かけて、まずはネナドがしたかった議事堂見学を試みた。

でもここ、荷物チェックだのが厳しくて、いつも長蛇の列で今回も1時間半待ちとのこと。

そんなにしてまで見たくないので、さっさとミッテ地区に移動することにした。

途中シュプレー川沿いを歩いたり、
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森鴎外記念館を発見したり、
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楽しい散歩になった。

案内してくれたネナドがお得意の低音ボソボソ声で、この辺からミッテだよ、と教えてくれた。

ま、言われなくても5年の下調べを経て、知識だけ頭に入ってる私としては、うん、わかってる。って感じだったけど。

ってか勿論そんな高慢ちきな事は言わなかったけど。

途中で見つけただだっ広い空き地。

ベルリンでよく見かけたのが、このような空き地と、それに接して建っている隣の建物のでかくて高い壁。

グラフィティーだらけで、この時も何人か作成中だった。

その空き地の奥に行ってみると、なんとなく現代的なオブジェがたくさん置いてある公園に出た。

公園の奥には廃墟?が建っていて、カフェもある。
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あれ、なんかここ見覚えがある・・。確か雑誌の中にあったはず・・・。

と、中に入ってみるとやっぱり。

ここは戦前デパートで、戦時中に壊されて放置された廃墟を利用したアートスペース、タヘレスだった。

5年前の雑誌では、あけっさらしの所に今は綺麗に窓が入ってる。

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中はグラフィティーとチラシだらけ。何人か作成中の人がいた。展示販売もしてるみたい。

値段がついてなかったところをみるとその場で交渉なんだろう。

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かわいかったイラスト、っていうのかグラフィティーっていうのか・・。

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デパート現役の時は綺麗だったんだろうと偲ばせる階段

ここは立派な観光スポットみたいで、どっかの国の課外授業に出くわしたり、

観光です!って人がわんさかいた。

ベルリン在住のステのいとこによると、最近はただの観光名所になっていて、昔ほどの刺激は無いらしい。

一通り見ておなかがすいたので目の前のカフェでランチ。やすぃパスタをオーダー。

だがこのパスタの、いかにも冷めてたやつをあっためましたな固さに無言になる。

でもウェイトレスの人がナイスだったので、おいしかったですよ、と答えておいた・・。

具は確かにおいしかったので、あながち嘘でもないんだけど。

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このカフェの前の通り、オラニエンブルガー通りをまっすぐ行くと、いよいよミッテ中心。

まずはハッケーシャーホフに行く。団体旅行者でごった返し。

今ランチしたばっかりなのに、ネナドがもうお茶しよう、とか言い出してる。

早く歩きたいのになぁ・・うずうずしながらまたコーヒーを飲む。

ここのホフにはたくさんお店が入っていて、ホフ以外にも楽しそうな店がこの界隈には多くあった。

それにしても目立つのが、SUSHIの文字。

ベルリンのあっちこっちでスシを売っているみたい。はやってんの?

幸か不幸か、気に入った物がみつからなかったのでお財布の紐はしまったままだった。

夕方散歩がてら、新しくできた中央駅まで歩いてみた。

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議事堂。まだ並んでるぅ・・。

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シュプレー川沿いのカフェ。

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新中央駅

4日目。

今日は、新ナショナルギャラリーで催されていた、ベルリントーキョー展に行ってきた。

日本では、六本木ヒルズの森美術館でやっていた展覧会が今度はベルリンにやってきている。

今日は最終日だった。見れてホントにラッキーだった。

この美術館の建物自体、ミースファンデルローエの設計だそうで、ガラス張りでかっこよかった。

戦前から始まった東京とベルリンとのアートの相互発展を、年代順にみせていく。

こんなに面白い展覧会は久しぶりだった。お金もないのに30ユーロも出してカタログを買っちゃった。

美術館ショップに行きたかったので、先に出ようとすると、出口の一歩手前にひとだかり。

漫画コーナーであった・・・。

そこにはもくもくと漫画、マンガ、MANGAを立ち読むドイツ人と日本人達が・・。

もれなく私も参加。

そうこうしているうちに閉館の時間になってしまって、結局ショップには行けなかった。

館の出口で展覧会のショップがあったので素敵だった長谷川潔という人の版画のポスカとかカタログを買い、追い出されるように外へ。

明日から仕事のネナド君が、今夜は遅くまで遊べないので、簡単にご飯食べて帰ろう、と提案。

ネナドの気に入ってるカフェに連れてってくれるそうだ。

場所はサヴィニープラッツ。駅で降りてみると・・

あれ!ここもなんだか見覚えが!確か雑誌に・・。

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雰囲気がなんか洗練されてる感じ。何よりカフェ・レストランで埋め尽くされている駅周辺にびっくり。

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高架下の本屋さん

ここだよ、と入ったカフェ。入り口は狭いけど中は広い。特に2階。

トイレに行ってびっくりした。まっピンクで目がおかしくなりそうな照明に、

なにやら至る所に好奇心をくすぐる仕掛けとインテリア。

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かわいい荷物かけ。

ステとネナドに、男子トイレはどうだった?と鼻息荒く質問。

ステの的を得ない説明に、自分で見たほうが早い、と男子トイレへ・・。

失礼しま~す。あ、誰もいない。良かった。

わ。真っ青な照明だわ~。おや?この小の方のこの仕掛け・・・。

なにやら見覚えが!家に帰ってチェックしてみるとやっぱり雑誌に紹介されていたこのカフェ。

シュバルツェスカフェ、と言います。

雑誌にもこの男子トイレの仕掛けのことが書かれていた・・・。視点は一緒らしい。

ここのパスタはまじ、超おいしかった。そして値段も手ごろだった。

は~、面白くおいしいカフェって心を満たしてくれるわ。

ベルリン!!へ



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