こしゃくな読書

こしゃくな読書

うつの世界にさよならする100冊の本


本を読んでココロをちょっとラクにしよう
寺田 真理子
価格:¥ 1,500(定価:¥ 1,500)
http://www.amazon.co.jp/dp/479734413X/ref=nosim/?tag=donzoko-22


 「うつなんて関係ない」

と思っていました。この本を読むまでは。けれど、身の回りにある

ストレスや日常茶飯事の「へこみ」にとても通じる感覚があって

はっとしました。

 説明口調ではなく、友達の話を聞いているときのようなごく自然な

口調でうつになるまでの経緯や、辛い体験を語りかけてくれます。

その巻頭の語りかけで、「精神安定剤」という言葉が出てきます。

この言葉には馴染みがありました。

 私の母も母のすぐ下の妹にあたる叔母も処方されていた薬でした。

叔母はまだ私が子供だったときからこの薬なしではいられないのだと

聞いていました。入退院を繰り返す度に認知症が進んでいくその姿に

「この薬で治るんじゃなくて、どんどん悪くなるだけなんだ」

と、悲しいイメージが刻み込まれた薬です。

 母が60歳を過ぎて、この薬をもらっていると聞いたとき、なんとか

やめさせようと、あの手この手で説得しましたが

「夜眠れないのは、つらいからいやだよ」

と、母はとうとう最期まで、服用をやめてはくれませんでした。

母も叔母もいわゆる「平均寿命」よりずっと若く最後を迎えたのは

この薬のせいだと思えてなりませんでした。でも「精神安定剤」の

かわりに、何を薦めれば良かったというのでしょう・・・。

 身内に関するそんな経験を持つ私にとって、「精神安 定剤」をやめて

その後うつになって、でも、そこから、たくさんの本と繋がることで

そのうつからも脱出できたという体験談は、目からウロコと共に・・・

涙が、ポロポロポロポロポロポロポロポロ・・・・でした。

 親切な本ですね。症状や環境や状態に合わせて、絵本から小説、

自己啓発、人生の教訓本、そしてドキュメンタリーと、たくさんの

お勧めを用意してくれています。読みたい本のページに付箋をつけたら

大変なことになってしまいました。

 気持ちの停滞を感じたら、是非お手にとって見てください。

「うつなんて関係ない」

なんて言わずに。

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