こしゃくな読書

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“想い”と“頭脳”で稼ぐ 社会起業・実戦ガイド


「20円」で世界をつなぐ仕事 [単行本]
小暮 真久 (著)
http://www.amazon.co.jp/dp/4820717413/ref=nosim/?tag=donzoko-22





 『何をすればいいのですか?』

という人は社会事業には向いていないという。

発展途上の事業なので、

指示がないと動けないようでは、

数ある問題を発見し解決していくことが出来ないからだ。

「僕が一緒に働く仲間に欲しいと思う資質は

『豊かな感受性』です。」



 かつて国際貢献と言えば、

ODAを通じてお金を出すという発想しかなかった。

日本人が『援助』ではなく『お互い様』の仕組みを作りだして、

本当の意味で国際社会に貢献できるようになったのだな。

私は、そんな風に、この本をたのもしく思った。




 しかも、それだけではなかった。

国際社会に貢献しながら、

この日本で「食っていける」商売を成り立たせる。

その「営業」のやり方を見せてもらった。



 筆者はビジネス社会のあらゆる問題解決を手掛ける、

かのマッキンゼーで、7年間のスキルを積みながら

「実業」を手掛けたいと転職。

その後の悩み、出会い、タイミング、悶々とした日々、

読んでいて共感を覚える若者は少なくないだろう。



 いまや、一つの職業で一生食っていけるという人は

ほんの一握りという時代である。

経営者と言えど、一生のうちに何度も起業していかなければ

企業の存続自体が危うくなる。

だからこそ、「何かの役に立っている」という実感がより一層

必要不可欠になって来る。

 そういう意味の自分の居場所を彼は強く望んだ結果、

「貧困の終焉」を書いたジェフェリー・サックス教授と

実際に会って、35歳のときに社会事業に飛び込んだ。

そのいきさつはよくある話とも言えるし、

なかなか、こうはできない、とも言える。




 私は何より、たった20円で得られるという一食に、

たくさんの子どもがこと欠いているという事実に、

ショックを受けた。

何という貧困、なんという不公平。

今更、そこか、と言われようと、無知だったのだからしょうがない。


 しかしどうだろう?

援助ではなく生業として、仕組みを考え、

それを世界に広めようとしているこの誇らしい日本の同志を

あなたは、ご存知でしたか?

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