こしゃくな読書

こしゃくな読書

お客の心が読めるメガネ


竹内 謙礼 (著)
http://www.amazon.co.jp/dp/4761268670/ref=nosim/?tag=donzoko-22






「人の心が読めなくて本当に良かった」

そう思ったことは数知れない。




 どちらかというと

空気を読むことには長けているほうだと自覚している。



転職するたびに

「あんた、天職だよこの仕事」なんて言われるし、

誰ともうまくいかない人と仲良くなったり、

周囲がだまされている嘘を見抜いて、

おおごとになる前に防いだこともある。




 この性質は生い立ちによる学習というよりも、

生来のモノだと感じてきた。

だからこそ、人の心だけは読めなくて本当に良かった。


うっすらと、人の心を読んだらどうなるか

ということが想像できるからだ。


 もしそんなことができたなら、恐ろしくて、

人間界で暮して行かれないだろうと思う。



こんな複雑怪奇で勝手なものはないからだ。


そんなこと、自分に照らして考えれば

分かりそうなもんじゃないか。




 この人は私に不満を抱いているなと想像し、

じゃあ、笑顔にさせるためにはどうしたらいい?…と考える。

これはいい。


しかし、もし、

「大っきらい!やっちゃんなんか!ブス!」

という心の声が聞こえちゃったら、

私はその人を幸せにしたいとは、

絶対、100%、断じて、考えない。



はい、けっこう、器、ちっちゃいんです。




 心の中なんて、ざっくりと想像すれば十分だ。

その程度で空気なんて読めますよ。

恐いことにもならないし、都合もいいし。



 私の想像力ってすごい働きものだから、

やたらな情報を仕入れてしまうととんでもないことになる。

だから、思うのだ。

人の心だけは読めなくて、本当に良かった。




 でも、もし人の心が読みたいなんてツワモノがいたら、

この本をおススメしようと思う。私なんかが説明するより、

どんなに空恐ろしいか、ずっとわかりやすいからね♪


 そしてついでに言えば、“今日起きた”ということ以外に

何一つ共通点がない別々の問題を、複合的に考えてしまう人、

そういう人にも勧めよう。


いるんだよね、全く関係のないことを絡み合わせて、

物事を複雑にして嘆いている人、って。


「落ち着こうよ、まずは」だよ。

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