< 承前 >
鬼ノ城をぐるり一周します。前ページでも記載しましたが、再度同じ参考ページを下記に記載して置きます。鬼ノ城についての説明省略の魂胆です(笑)。 角楼・西門から、皆さん左に坂を上って 時計回りに行かれる。それで、小生は時計と反対回りに回ってみることとしました。
従って、以下の写真は左巻き、つまり時計と逆回りに撮影したものを撮影順に並べています。
鬼ノ城のあるこの山(鬼城山)の標高は396.2mに過ぎないが、南に向かって高い山はなく、眺望はまことに素晴らしい。
山上であるにも拘わらず、湿地もあり水が各所でちょろちょろと流れている。食糧さえ運び込めば長らく此処に籠城できそうであるから、古代にあっては難攻不落の堅固な山城であったのだろうと推察される。
山頂の下は出発点の西門である。これで一回りしたことになる。
皆さんが時計回りに回られる意味がここに来て分かりました。最初に山頂まで来てしまえば、後は概ね下り坂、後半ずっと上り坂となる逆回りよりは楽だということであるのでしょう。
最後に鬼ノ城を一周する間に見掛けた草木を三つばかり掲載して置きます。
(羊歯の群生)
これはウラジロでしょうか。シダが多く、そこここに群生していました。
そして、コウヤボウキの花。
コウヤボウキは万葉の花でもあります。
初春の
初子
の
今日
の
玉箒
手に執るからに ゆらぐ玉の緒
(大伴家持 万葉集巻20-4493)
(注)天平宝字2年(758年)正月3日に内裏で宴が催され、天皇から
玉箒(枝ごとに玉を付けた手箒)が下され、参会者が歌を詠んだ。
初子は月の最初の子の日のこと。なを、「たまばはき」については
メドハギ、ホウキギ、ヤハズソウ、クサネムとする説もある。
コウヤボウキの名は、高野山ではこの枝で箒を作ったことに由来するという。先日は来年の年賀はがきの発売が開始されましたが、この歌などは年賀状向きの目出度い歌でもあります。
これは赤く色付く前のサルトリイバラの実かと思います。
さて、ビジターセンター前の
駐輪してある場所に戻り、いざ帰還であります。坂道を一気に下る。苦労した上りが嘘のよう。数分で山を下ってしまいました。
本日はここまで。明日は岡山城に行くこととします。( つづく
)
飛鳥川銀輪散歩(下) 2024.11.11 コメント(4)
飛鳥川銀輪散歩(上) 2024.11.10 コメント(2)
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