今日はナナ万葉の会の皆さんと滋賀県大津市の崇福寺跡などを歩く予定でしたが、朝から雨との天気予報で急遽中止し、仕切り直しとしました。予想通りの朝からの雨も午後3時前には上がりましたので、少しばかり銀輪散歩。
そんなことで、記事の方は、見かけた花で綴る「銀輪花散歩」と致します。
その前に本日の花園中央公園の桜広場の桜の開花状況です。
春雨の しくしく降るに 花園の 広場の桜 いかにかあるらむ (山辺西人)
(本歌) 春雨の しくしく降るに 高円の 山の桜は いかにかあるらむ (河辺東人 万葉集巻8-1440)
三分咲き、五分咲きの木もありましたが多くはチラホラです。それでも早くもお花見の場所取りをしている人たちも居ました。
下の写真の中央手前の木が24日の記事で「枝が打ち払われた」と述べた桜の木です。
少し開花の進み具合が小生の予想より早いようで、この後の気温の状況にもよりますが、若草読書会のお花見の日・5日を待たずに満開になる気配でもあります。
桜はさて置き、サンシュユ(山茱萸)の花も咲き匂っています。
次は木瓜三態であります。赤・ピンク・白。
もっとも、白いのは、赤やピンクに比べて葉がいっぱい出ているので、木瓜なのかどうか少し自信がありませんが、花の形はボケですね。
レンギョウも今を盛りと咲いています。このレンギョウは普通に見かけるもののように花弁が細長くなく丸っぽい形なので、レンギョウではないのかとも思いましたが、多分こういうレンギョウもあるのでしょう。
そして、智麻呂絵画展にも何度か登場のスノーフレークです。この花は雨上がりに似合う花です。雨の名残の露が光って清楚さを一層際立たせています。
これはミスミソウ。通常は雪割草と呼ばれるが、この個体は、よく見るピンクやブルーではなく、黄色の花なので少し印象が違って見える。
<追記>ブロ友のビッグジョン氏からヒメリュウキンカという花だとご指摘があり
ました。表札の表示がミスミソウとあったので、それを信じてしまいまし
たが、間違いであったようです。謹んで訂正申し上げます。(3.30.)
(問題の表札)
(「ミスミソウ」ではなく「ヒメリュウキンカ」であるとのこと。)
そして、貝母(バイモ)、別名アミガサユリです。この花は、花の内側の模様が独特である。倹約令下の江戸時代の粋人が着物の裏地に粋を凝らしたように、この花も裏地に凝っている・・と考えたりもしましたが、これは花の向きが下向きでつぼんでいるという処からの誤解にて、上向きで花が開いたなら模様のある方が表面になるのでした(笑)。
この花は古くは母栗
(ははくり)
と呼ばれていたそうです。
ときどきの 花は咲けども なにすれぞ 母とふ花の 咲き出来ずけむ
(丈部真麻呂 万葉集巻20-4323)
雨上がりの銀輪花散歩でありました。
<参考>花関連の記事目次は下記からどうぞ。
花(1)2007~2011
花(2)2012~
墓参・壱師の花の咲く道を 2024.10.04 コメント(6)
墓参・チョウセンアサガオなど 2024.09.07 コメント(6)
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