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2006年08月20日
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カテゴリ: こんな山もあり?
今日は夜勤明けだったので、明けで晴れていたら奥多摩の倉沢谷あたりで泳いでこようと毎度、沢歩きセットとシュノーケルを車に積んで仕事に向かったのである
しかし夜勤明けの体調と天候が芳しくなかったので、本日は山はお休みにして、すごすごと家に帰って高校野球の決勝戦でも観ていることにした

私は東京生まれの東京育ちなのであるが、体の半分には道産子の血が流れているのである。
北海道出身の母親からは「自分の道は自分で切り開くのよ」という開拓者魂(フロンティアスピリッツ)を学んだものである

そういうわけで、今日は夜勤明けの眠い目をこすりこすり苫駒を応援していたのである。すぐ終わるだろうと思いきやなかなか終わらず延長15回ドローである。
結果が出ないのはつまらないが素晴らしい試合であった。
この際これで大会終わりにして両校優勝ということででいいやんか。何が何でも白黒つけなくてもいいものを。

そんなこんなで今日は1日野球を観て終わってしまった。

そういうわけで山の日記はかけないのであるが、奥多摩の話が出たところで、ちょっと思い出した恐怖話を書いてみたい

数年前のこと。奥多摩の倉沢谷という沢に山中間4人で行った時のことである。
その日も夜勤明けで全然寝てないのに、夕方まで仕事してそのまま山に向かって、麓の林道脇にて午前4時まで飲んでいた。
飲み過ぎた頭を抱えて、酔い覚ましに倉沢谷の深いゴルジュを泳ぎまくり、テンション高めになった僕たち4人は、沢の側壁にある倉沢鍾乳洞という洞窟を探検してみることにしたのである。
この鍾乳洞は昔は観光用だったのであるが、今は立入禁止となり朽ち果てる一方なのである。言い伝えによるとこの鍾乳洞の奥には幻の湖があるという。
そこまでたどりつけるものなのか。

沢の側壁を100mほど登ると突然洞穴の入り口が現れ、そこから「ひょ~」といううなり声に似た風の音とともに冷気が流れていた。
入り口から、ヘッドランプをつけて、入り口から崖になった洞穴を降りて行く。

沈黙の中に皆の息づかいがこだまし、そのあいまに「ぴちょん・・・」という水のしたたる音が響いてくる。
気分はすっかりトムソーヤだ。
この暗闇の先に待ち受けるのは宝の山かインジャン・ジョーか?

我々はなおも進み続ける。
地底には光は届かずヘッドライトの明かりだけが頼り。明かりを消したら、全く何も見えない完璧な闇が覆い被さってくるのである。

すると誰かが突然「何か聞こえる!」と小声をたてた。
聞き耳を立てると確かに闇の奥の方から人の話し声が聞こえてくるのである。

我々しかいないと思っていた闇の中で人の声が聞こえてくるというのは実に恐怖である。
しかも耳を澄ますと、どうやらひとりや二人ではない。相当の人数のざわめき声のようにも聞き取れた。
幽霊などではない。確かに人間の声である。
しかし幽霊ならまだいい。出る目的がはっきりしているのだから。
それよりも、こんな人里離れた洞穴の闇の中から、聞こえもれてくる多くの人間の声の方がどれほどの恐怖だろう

我々の間に戦慄が走る!
新興宗教の何かの儀式か?
それとも極政治集団の総括の儀式か?
あるいは、殺人事件の後のばらばら死体を洞窟に捨てに来たグループなのか?

気持ちの悪い想像が頭をよぎる。
どれを考えてもこれならいっそ幽霊であった方が幾分気持ちよい。

真実を確かめようと我々は明かりを消して壁に身を寄せてなお洞窟を進んでゆく。
人の声が大きく近づいてくる。
緊張感が一気に高まる。


そのときだった。

闇の中の声は軽いせき込みのあと「1・2・3ハイ!」とリズムをとったあとで歌い出したのである。

「いま~わたしの~ねが~いごとが~♪」~翼をください~

緊張感が高まっていた我々はその歌声に、逆上し、勇気は一瞬にして恐怖に変わった。
怖い!。何がなんだかわからないけど怖い!

「逃げろ!」と仲間の誰かが小声で言うと、それが合図であるかのように我々は暗い洞窟の中を息せきって逃げたのである

背後には暗闇がある、そしてその暗闇の中に正体不明の人間がいる。
いまだかつて感じたことのない恐怖にかられ僕らは暗闇を走った。
そしてまもなく光が目の前を照らし、僕らは無事に光の世界に生還することができたのである。

今となってはあの暗闇の中から聞こえてきた歌声の招待は定かではない。
しかしその体験が今も僕らの足をあの鍾乳洞から足を遠ざけてしまっている。
いずれ時がきたらまたそのときのメンバーであの洞窟に潜ってみたいものである。この次は余裕かまして「翼をください」でも歌いつつ。





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最終更新日  2006年08月21日 00時16分49秒
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いや~~  
すっごい、行ってみたいですね~。
でも怖そう~!
「翼をください」曲の種類からしたら、あんまり怖い集団でもないのかも・・・(そういう問題じゃないか・・・)合唱団の秘密のコンサート会場か??
(2006年08月21日 00時45分34秒)

Re:ほんとは怖かった倉沢谷(08/20)  
弘君ママ  さん
すごーーーーい怖い~~(><);;;
すごい怖いのになおも明かりを消して先に進むなんて・・・すっごい勇気・・・ブルブル (((=_=)))

暗闇でみんなで歌っているその集団は確実に生きている人達なのかしら…

入り口もそこだけなのかしら・・・

入り口が沢の側壁を100mも登るのに・・・

集団の人の声・・・怖い~~~~(><)mmmm


すっごい~~~すごい~~怖いけどすごい。。。

見なくて良かったのかな・・・見たらダメだったのかな・・・(TT)うう~~日本も広い・・・



(2006年08月21日 12時50分22秒)

怖いが・・・  
mt.shari  さん
確かに怖くて自分なら入っていかないが、
翼を下さいなら怖い集団ではないように自分も思います(笑) (2006年08月21日 18時21分12秒)

実は  
きたもーらっきょさん

逃げまどう僕らの背後では新たな歌が・・
それは
「♪シャランラシャランラ ヘイヘヘイヘヘイシャランラ♪」でした(キューティーハニー)
一層怖くなって足早に立ち去りました。
害はなさそうですがまだブラックミサの曲でも歌ってくれた方が対応しやすかったです。 (2006年08月22日 00時26分56秒)

Re[1]:ほんとは怖かった倉沢谷(08/20)  
弘君ママさん

そうか歌声そのすべてが霊という考えもありなんですよね。
私は幽霊もよりも猛獣よりも何より怖いのは人間!と思っているので優麗であってくれた方が精神的には楽です。
「翼をください」歌うようなおちゃっぴいな霊なら大歓迎です
しかし人間は怖い。
流れてきた歌が悪魔の曲だったらどうしただろう? (2006年08月22日 00時30分18秒)

Re:怖いが・・・(08/20)  
mt.shariさん

翼をくださいはこわくないですがでも緊張感マックスな時に闇の中から「翼をください」が流れてくるとものすごい恐怖であります。 (2006年08月22日 00時32分13秒)

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