エッセイ集


「首相の仲間粛清、子供達にどう説明」
郵政民営化という一つのテーマが否決されただけで衆院解散、反対した仲間は公認せず刺客を送りこむ。あらためて首相の権力の大きさと身の保全に走る議員、チャンスを伺う人間模様、恐怖さえ感じる。一連の動きと社会問題化している青少年の異常犯罪と議員達のモラルに共通点はないだろうか? 
気にいらなければ「切る」反対すれば「敵」、いま教育現場では「他人を思いやる心、仲良く…」と説く。国民のリーダーたる人々の世界は別世界なのだろうか、首相の顔が怯える蛙を威嚇するヘビに見えるのは私だけでしょうか。
沢山の課題が山積しているテーマのたった一つで、これほど社会が混乱するとは予想していなかった。やさしい一般の人々が否応なく選挙に引き込まれてその判断をしなければならない。正直、私は郵政民営化是非の選挙なんてまっぴら御免だ。
こんな大人社会は選挙権を持たない若い人たちにはどう写っているのだろう。教育現場でこの現状への意見を求められたら教師達はどう答えるのだろうと心配するのは私だけですか。
そして一番懸念していることは、他人へのいたわりのない政権がアジアの隣人や世界の人々と手を取り合えるとは思えないことです。

© Rakuten Group, Inc.

Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: