『魔力の刻印』 アイアン・メイデン 「The Number of the Beast」 Iron Maiden(82) 悪魔は、この世に怒りに満ちた野獣を放つ。時は、さし迫っている。
悪魔は、その野獣に魔力の刻印をきざむ。その刻印こそ人間の本性
「666」それは魔力の刻印…。 「魔力の刻印」より
A面 1. 侵略者 2. 吸血鬼伝説 - Children of the Damned 3. ザ・プリズナー - Prisoner 4. アカシア・アヴェニュー22 - 22 Acacia Avenue B面 1. 魔力の刻印 - The Number of the Beast 2. 誇り高き戦い - Run to the Hills 暗黒の街(ギャング・ランド) - Gangland 4. 審判の日 - Hallowed Be Thy Name (日本盤及びリマスター盤は “神の報復 - Total Eclipse” も収録されて全9曲)アイアン・メイデン(Iron Maiden)が82年にリリースした彼等の3rdアルバム「魔力の刻印(The Number of the Beast)」だったという。 ちなみに、2位がデペッシュ・モード(Depeche Mode)の「ヴァイオレーター(Violator)」、3位は何と!ビートルズ(The Beatles)のあの名盤「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band )」だったというから、メイデンも凄いが、このアルバムを選んだ英国民も実に素晴らしい!
70年代後半に英国で勃発したNWOBHM(New Wave Of British Heavy Metal)の波は世界中に押し寄せてHR/HMブームを巻き起こしたが、そのNWOBHMの中心的存在だったのがメイデンだ。 70年代半ばにバンドを結成し、80年4月には1stアルバム「鋼鉄の処女(Iron Maiden)」をリリース。本国ではいきなりチャート4位を記録する大ヒット! この当時のメンバーは、ヴォーカルのポール・ディアノ(Paul Di'Anno)、ギターのデニス・ストラットン(Dennis Stratton)&河童…じゃなくてデイヴ・マーレー(Dave Murray)、ベースのスティーヴ・ハリス(Steve Harris)、そしてドラムスのクライヴ・バー(Clive Burr)の5人であった。 81年にポール・ディアノが脱退し、その後任として加入したのがゴリラ…じゃなかったブルース・ディッキンソン(Bruce Dickinson)。彼が初めて参加したこの「魔力の刻印」は見事全英1位に輝き、カナダや米国でもプラチナムを獲得した。
メイデンは楽曲の邦題もなかなか格好よくて、「パワースレイヴ」発表後のツアー(World Slavery Tour)のライヴ音源が収録された85年リリースのライヴ・アルバム「死霊復活(Live After Death)」には、いかにもメイデンっぽい邦題がズラリ! 1. イントロ:チャーチルズ・スピーチ - Intro: Churchill's Speech 2. 撃墜王の孤独 - Aces High 3. 悪夢の最終兵器(絶滅2分前) - 2 Minutes to Midnight 4. 明日なき戦い - The Trooper 5. 悪魔の誘い - Revelations 6. イカルスの飛翔 - Flight of Icarus 7. 暗黒の航海 - Rime of the Ancient Mariner 8. パワースレイヴ〜死界の王、オシリスの謎〜 - Powerslave 9. 魔力の刻印 - The Number of the Beast 10. 審判の日 - Hallowed Be Thy Name 11. 鋼鉄の処女 - Iron Maiden 12. 誇り高き戦い - Run to the Hills 13. ランニング・フリー - Running Free 14. ラスチャイルド - Wrathchild 15. アカシア・アベニュー22 - 22 Acacia Avenue 16. 吸血鬼伝説 - Children of the Damned 17. 邪悪の予言者 - Die With Your Boots On 18. オペラの怪人 - Phantom of the Opera