やすらぎのもり

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November 7, 2004

「紅いコーリャン」---チャン・イーモウ

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中国のチャン・イーモウ監督のデビュー作「紅いコーリャン」（ビデオ）をみまし
た。
予備知識もなく観たこともあり、セリフも少なくストーリーの分かりにくい作品でし
た。
その代わり、画像は、終始見ている人を動かすような、紅い色に代表される強烈な色
彩と、逆に落ち着いたくすんだ色彩の両極端のコントラストが鮮やかな印象を与える
作品でした。
中国語で日本語字幕ですので、どうしても字幕を追いかけてしまい、画面を十分に見
ることができていない部分がかなりありそうなので、もう一度が画像中心に注意を集

とにかく、十分に消化できていないような気分が残っていますので、時間ができれ
ば、今度は画像中心に見直してみたいと思っています。

先だって見た、「初恋の来た道」もチャン・イーモウの作品ですが、田舎家の炊事場
で作業している女性を映しているシーンでは、何となくフェルメールの絵画を思いだ
させるような、屋内に差し込む光とくすんだ室内のたたずまいが、落ち着いた雰囲気
をかもしだしていたのを思い出します。
また、山の斜面の草むらの中を、ヒロインが落とした髪飾りを探して歩くシーンでは
殆ど音もセリフもないシーンが何分間か続けられていました。
こんなところから判断すると、この監督は映像に対する感性に鋭いものがあるように
思えます。
そして、物語というよりも一種の映像による詩というような作品の傾向があるのでは

（終）

-----Original Message-----
From:
[mailto:]
Sent: Sunday， November 07， 2004 9:37 AM

Subject: 7日の日記

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