大学エクステンション
大学 エクステンションに行く
2003年6月半ばから5ヶ月半大学エクステンションの学生でした。
そう、エクステンションといえば学歴詐称事件で有名になった古賀議員が通っていた場所です。
彼のおかげでエクステンションの存在が日本でも知られるようになったというのは喜ぶべきことなのかそうでないのか。。。
ちなみに私は The University of California, Irvine
（カルフォルニア大学アーバイン校）のエクステンション
に通いました。
エクステンションって何？
日本でも早稲田大学等の規模の大きな大学が開催している一般市民を対象とした講座です。ちなみに私の行ってたエクステンションでは外国人のためのESL（英語プログラム）、 外国人のためのビジネスプログラム
＆そして私が取った 英語教師志望の外国人のためのプログラム
、そしてアメリカ人の社会人を対象にしたCertificate Program(メジャーはコンピューター関係、ビジネス関係、教育関係と幅広い。夜間の授業が多い。もちろん、私達のような外国人も受講可能。）が提供されています。
エクステンションで授業を取るメリットとしては、 アメリカの有名大学のなんちゃって学生気分が味わえること、コミュニティカレッジの授業よりは学問的なレベルが高いことでしょうか。。。
入学
条件
ESLで勉強したいだけなら18歳以上であれば誰でも入学することが出来ます。ただし、私の行ってたエクステンションではESL以外のクラスを取るのであれば、TOEFL530点以上の提示が求められました。ちなみに他のカルフォルニアの有名大学のエクステンション(UCLAやUCB)であれば、TOEFL550点が要求されるようです。
私の体験談
2003年に約半年間の 英語教師志望の外国人のためのプログラム
を受講し、TEFL(英語教授法）のCertificateを取得しました。
どんなことを勉強したの？
言語がどのように習得されるか、どのような教授法があるか、また言語学の基礎等どちらかというと理論中心の授業だったと思います。後、英語教育に関して自分の興味のあることをSurveyし、ポスター発表＆15枚程度のレポート提出(ちなみに私は日本人の英語母音発音習得に関する調査をしました。）しないといけないなんちゃって卒業研究もしました。その一方で英語教師が使えそうなゲームの仕方やSpeakingのActivitiesも習いました。後はTeaching Practiceと称してクラスメイトと2人グループを作ってアメリカの小学校のクラスルームで50分間アジア文化について話させてもらったのは今でもいい思い出です。
履修科目(前半10週間）
1．Introductuin to Accelerated Certificate Programs(1.2Unit)
2．Methods of TESOL(4 Unit)
3．Students Placement & Feedback(3Unit)
4．Teaching ESL Through Games(1unit)
5．Language Structure and Use (2Unit)
6．Teaching ESL Speaking Skills(2Unit)
7．Professional Communication Skills(2Unit)
履修科目(後半10週間）
1．Introductuin to Language Learning(4Unit)
2．Teaching Academic Writing Skills(2 Unit)
3．Reserch and Discussion Seminar(2Unit)
4．Teaching Practice(1unit)
5．Teaching Pronunciation Skills(1.2Unit)
6．Professional Communication Skills(2Unit)
ちなみに私が在籍していた時期に文部省を介して日本の中高英語教師の方々が8人来られていて、同様の特別プログラムを受講されていたようです。
クラスメイト
16人のクラスメイトで半年間勉強しました。外国人向けの授業だったので、内訳は韓国人9人、日本人5人、台湾人1人、フランス人1人。。。韓国人が多いせいで多少の韓国語も覚えてしまう羽目に。。でも、クラスメイトの中にはアメリカの大学や短大をすでに卒業してしまって、英語力もかなりある人もいたので、基本的には比較的他の国籍の人とも沢山交流できてよかったです。
感想
コミカレの授業と比較すると学問的な中身はよりアカデミックだったと思いますが、やはり外国人向けの授業だったので、先生も英語力のない私のような人間にも十分配慮してくださり、授業についていくのはコミカレほどは厳しくないと感じました。そのような点に関しては、エクステンションでもアメリカ人の社会人を対象にしたCertificate Programを受講するか、コミカレで勉強したほうがより英語力も向上するのではないかなと思いました。
私の受けた授業が英語教師にとって役立つかということについては、(私見ですが)、やはり教師というのもは実践を積んでなんぼだと思うので、殆ど理論中心の私がとったプログラムは興味深くはあったけど、教師としてすぐさまやっていけるようになるようなプログラムではありませんでした。とはいえ、エクステンションで過ごした時代の間、あらゆる課題をこなすことによって一応英語力も向上したし、授業内容もそれなりに興味深かったし、無駄ではなかったと私は思っています。
