店にはいると薄暗く、丸いテーブルと、演壇のようなものがあり、そこに立って歌うも良し、又席で酒を飲み歌うも良し、女性はつかない。曲もタガログ語と英語しかない。日本語の曲はないのである。 之は面白いと思った。彼は、知っている英語の曲をなんとか拾い出し、注文する。流れる曲に合わせて久し振りに「アラモの砦」の主題歌を歌った。懐かしのジョンウェインを思い出しながら。 すると店の女性が席に来て、ビールを奢ってくれと言う。サンミゲールである。 快く応じた。その娘と話ながら一寸遠くに可愛い娘を見つけた。傍の女性にあの娘を呼んでくれと言うと、すこし気を悪くしたのか、でもやがて可愛い娘が話し相手にやってきてくれた。 可愛い娘は未だ20歳になっていない感じだった。マカティの教訓から「How many children do you have?」から始めると「No I’m single」と怒られた。矢張り都会と田舎は違うのだなぁと妙に感心した。その娘と一緒に2-3曲歌い、私のレパートリーは底をついた。