青い鳥を捜して/タカラヅカ・ドリーム



青い鳥を捜して 作・演出 石田昌也

ジェイク…轟悠
フィンセント…朝海ひかる
ケイト…舞風りら

デニス…貴城けい
アンソニー…立ともみ
フローレンス…邦なつき
シモーヌ…音月桂
ブレンダ…白羽ゆり

石田先生のお芝居って私にとって当たりはずれが大きいのですが(^^;
まあタイクツはしなかったけど石田先生らしいな、という感じでした。
ミニスカートのチアガールが出てくるのはオキマリ?ですね。
(石田先生のショーでは娘役は必ずミニスカですよね)
ジェイクとケイトが結ばれるシーンでの
ケイトの「自分でするわ」とか(何をするんじゃ?)
ジェイクの「君が我が社の下着を身に着けていたとは」というセリフなんぞ
スミレコードにひっかからないのか?と思いました。
表現するにももっと違うセリフでも良かったのでは?
主題歌の「恋の副作用」の歌詞もちょっと笑っちゃいました。

物語としてはいろんな人がジェイクに振り回されてましたね。
ジェイク自身も簡単に鳥占いを信じてしまい、
ケイトが「ジーナは私」と言ったらすぐにデートに誘い、
「実は違う」と言ったら簡単に捨てる…身勝手すぎないかな?
(結局最後はくっついたので良かったけど)
もうちょっと好きになる過程とかあれば良かったのに、と思いました。
あと臓器ブローカーだったハマコちゃん演じるジョルジュが簡単にドナーのことをしゃべってしまったり、
ドナーがマザーフローレンスでフィンセントの実の母親という偶然、
運命の人「ジーナ・コールター」は男で「運命を気づかせてくれる人」というオチとか
ちょっと無理があるなーと思いました。。
そのジーナ・コールターは組長さんが演じてたのですが、
鳥占いの老人と同一人物だったの?(?_?)

出演者ではトドさんはちょっと「再会」と被るけどそつなく演じてました。
コムちゃんはちょっと屈折した弟キャラがピッタリ。
キムちゃんとのカップルも微笑ましかったです。
そのキムちゃんは女役もキュートで可愛かったです。
ムラはショートヘアだったけど東京はセミロングになってました。
女役ではなんといってもとなみちゃん!
なんか吹っ切れたというかぶっ飛んでました。
ウエディングドレスを着てズッコケまくってたり、
自分で1人ボケツッコミをしたり。。
役自体もお金目当てでジェイクと婚約した女優なのですが、
嫌味ではなく、憎めない感じが良く出ていました。
この怪演ぶりを見ると星組次期トップ娘役と噂されるのもわかる気がします。
かしげちゃんは久々の雪組ですが
やっぱり雪組が一番しっくりきますね。
役柄はちょっとロマパリと被るような感じでしたが。。
専科の立さん、邦さんはさすがです。舞台引き締めてます。
あとは赤い服の女の悠なお輝さん、サイコーです!
ちょっとファンになりました。(^^;(歌劇1月号120ページ参照)

下級生では子役が可愛かったです。
いじめっ子きたろう君、いじめられっ子コマちゃんは半ズボンで可愛い!!
きたろう君はいじめっ子だけど父親思いで憎めなかったし、
コマちゃんはホントあさこちゃんにソックリです。
娘役ではフェアリーズの早花まこちゃんが可愛かったです。




タカラヅカ・ドリーム・キングダム

Part1 ROSE~真紅に染まる夢  作・演出 藤井大介

薔薇収集家…轟悠
ROSSO…朝海ひかる
伯爵夫人…舞風りら
歌う貴婦人…美穂圭子
夜の女王…凰稀かなめ、緒月遠麻

まずは最初に出てくるダルマの夜の女王にビックリ!
特に凰稀かなめちゃん、足長ーっ!(ウットリ)
きたろう君も一生懸命頑張ってました。
その後いろんな人が主題歌を歌い継いでいくオープニングから、ROSEへ。
とにかくROSSOのコムちゃんが踊りまくってるし、妖しい魅力ふりまきすぎ!
トドさんの薔薇収集家という役名もスゴイですよね。
ヤンさん振付のダンスもプリメーラっぽくて萌えました。
コムちゃんが侍らせてた娘役の貴婦人の中で
名前はわからないけど足が良く上がってた子がいました。
あと美穂さんの歌は流石です! 


Part2 白昼夢-IMITATION DREAM・栄華/幻- 作・演出 斎藤吉正

白狼S…轟悠
恋人(男)…朝海ひかる
恋人(女)…舞風りら
白い砂漠の詩人…貴城けい

Part1では赤が印象的だったのですが、今度は白→黒です。
パンフを見たら役名がスゴイです。
白い街のホスト(壮)、白い街のプレイボーイ(音月)、
他にもロリータ、ナース、ルンペン、ニューハーフまで出てくるんですよ!
ちょっといいんかい?と思ってしまいました。
ニューハーフはオカマというより女にしか見えませんでした。
(まあ当たり前ですよね)
詩人のかしげちゃんは白い服にロングの黒髪がキレイでした。

場面の流れとしては
「銀の砂漠」恋人達が行き場を失くす
⇒「白い夜」恋人が引き裂かれ彷徨う→ホスト、プレイボーイなどによる「カーマカメレオン」
→白狼のトドさんと娘役さんとの殺陣
⇒その後、朝を迎え「漆黒の太陽」中詰の総踊り
⇒漆黒の太陽は沈み、舞台は元の砂漠に→恋人達の前に白狼が現れ、すべては白昼夢だった?

うーん、自分でも理解しようと思ってパンフ見ながら書き留めてみたけどイマイチわからないなあ。
次の観劇ではもう少ししっかり見てきます。


Part3 夢の城 ~夢は消えるのではない、ただ人が忘れるだけ~ 作・演出 三木章雄

夢の王…轟悠
若者…朝海ひかる
花嫁人形…舞風りら
幸せの王子…貴城けい
つばめ…音月桂

初めに出てくる幸せの王子、かしちゃんは美しいです!!
なんか盲目っぽい感じだなと思ってたのですが
歌劇によると「サファイアの瞳を王に捧げた」とあって、せつなくなってしまいました。
かしちゃんに寄り添うキムちゃんのつばめもホント「若いツバメ」という感じ。すごく合ってました。
(若いツバメは意味が違うよなあ。。(^^;)
人形に翻弄されるシーン、どこかで見たことあるなと思ったら
同じ三木先生の「ミリオン・ドリームス」に似てました。
テーマも似たような感じだし、「ミリオン・ドリームス2」でも良かった?(^^;
フィナーレで大階段の前でコムちゃんまーちゃんかしちゃんで踊るシーンがあるのですが、
「雪組だなあ~」と感慨深く見てしまいました。
水さん入るとどうなるのかな。。。
エトワールは愛耀子さんで晴華みどりちゃん湖城ゆきのちゃんも一緒に大階段降りてました。
パレードでコムちゃんが登場していったん銀橋を渡って、
その後最後にトドさんが登場してホントのフィナーレです。
ここでもWトリオでコマちゃんを発見!
オペラで追ってしまいました。(^^;


<全体的な感想>
演出家が違うだけあって場面ごとに音楽、振付と違ってそういう意味では楽しめました。
Part1はやっぱりヤンさんでしょう!
ROSSOのコムちゃんをめぐる物語も割と面白かったです。
Part2の振付KAZUMI-BOYさんって最近よく聞く名前だけど、どんな人なんだろう?男?女??
玉麻先生の音楽は宝塚以外の舞台でもよく聞くけど、けっこう好きです。
Part3は音楽が私の好きな斉藤恒芳先生なのでそれだけでも良かったです。
でも短い時間に物語を詰め込み過ぎという印象だったので、
三木先生ならあの話を1つのショーにすることも出来たはず。。
まあPart2よりは理解できたんですけどね。(^^;
私の中で良かった順番としては藤井・三木・斎藤という感じかな?
コムちゃんはやっぱりROSSO!コムちゃんにしか出来ない役といっても過言じゃないです。
かしげちゃんはどの場面も割と歌ってる印象が強かったです。
王子っぽい役が多かったせいかビジュアルも美しかったです。
まーちゃんをはじめ娘役はあまり印象に残らなかったなあ。。
とにかくトドさんとコムちゃんの印象が強すぎるショーでした!!

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: